目上の人に確認を求めるとき、どこまで確認をしたらいいかわからなくなってしまうことがあります。スタッフさんに確認するとき、どうしても確認しなくちゃいけないことは相談できるけれど、小さいことだったらお父さんとかお母さんの時間をとってしまうのが申し訳ない気持ちになってしまいます。
直近では、イチジクの挿し木をして、余った穂木を10本くらいメネデール(発根剤)とか、トレハロースにつけて発根するかどうか実験してみたいと思ったのですが、確認する勇気がなくて、勝手に始めてしまいました。これは自分の身勝手になってしまうのではないかと感じて、申し訳ない気持ちになってしまいました。この気持ちについてどう思われますか。
【お父さんの答え】
それは、お父さんに聞いても聞かなくても、どっちでもいいです。
そして確認するなら、端的に要約して聞くということを覚えるといいでしょうね。
「余ったイチジクの穂木を、トレハロースに漬けて発根するかどうか試したいのですが、やっていいですか」
ちょっと後にしてくれるかな、といわれたら後にすればいいし、その場で即答で「いいよ」とか「好きにやってみて」と言われたら、堂々とそれができる。そのやりとりに10秒もかからない。
もしも確認しないで勝手にやって失敗したとして、どう反省しようか、それとも反省しないでいいかというのは、金額に換算するとわかりやすいです。
金額に換算して、いくらの失敗なのかということを考えましょう。金額に換算すると、その重要さがわかりやすいです。
それで、イチジクの余った穂木の価値っていくらぐらいだと思う?
余った穂木だから、発根するかしないかわからないので、金額にして10本で50円にもならないかもしれない。トレハロースにしても数グラムくらい。
それを考えると、失敗しても数十円の損失なので、全く痛みのない失敗だよね。
値段に換算すると、大事なことか、大事じゃないことか、わかりやすいと思います。だから申し訳ないとか思う必要はないし、もし失敗したとしても反省しなくていいでしょうね。
(2024年2月28日 掲載)
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