【質問】
心臓や血管など、血を連想させる単語を聞くだけで身体の力が抜けたり、力が入らなくなってしまうのはなぜですか?
昨夜、お父さんが、心筋梗塞のお話をしてくださったときに、
「血管にコレステロールの塊が詰まって、心臓に必要な血液や栄養が行かなくなってしまう」
という言葉を聞いただけで、身体の内部をイメージしてしまって、組んでいた手の力が抜けました。
(実際に血を見たりしても具合が悪くなったりすることはないのですが)
自分の考えた答え
1、怖がりだから
2、心臓などは実際に見たことがなくて、自分の知らない世界(?)だから。
ちゃんと身体の仕組みを理解したら、怖さもなくなる。
3、その他
【答え】
心臓や血管の話しを聞いたら、力が入らなくなる。
イメージする力が強いんでしょうね。気持ちが弱ってると、嫌なことを思い出しますよね。自分の兄弟がやけどをしたとか、怪我したときのことを思い出したり、そうなったらどうしようという心配が沸き上がったり。
気持ちが落ちますよね。そんな風にマイナスなことを思ったら気持ちは落ちます。
気持ちが弱いときには、マイナスなイメージを凄くしやすくなっちゃいますね。
子供のときに、世界が壊れちゃうんじゃないかという心配をする。
家庭が壊れることと、世界が壊れることがイコールで繋がってる。
心臓と血管。なんかマイナスのイメージが広がって力が抜けやすい。それはあるんでしょうね。
生きることに希望が出たり、自信ができてくるとそうでもないんでしょうね。
でも、そうはいっても、そういう話しの得手不得手はあるでしょうね。ちょっと苦手な人と苦手じゃない人。
いま医者になろうとしている人でさえ、それはあるでしょう。
研修で、解剖したり、実際に手術をしたりして、それはどうも自分に合っていないかもしれないと感じる人もいるでしょう。逆に、合っている人もいるでしょう。
だけど、イメージする力が強いというのは、いろんな意味でいいことなんです。
まず自己暗示をかけやすい。
たとえば、夜に寝付けないなというとき、寝付きやすくする方法があります。
周りの音を3つ、同時に聞いて、自分の頭の中ではイメージをふくらまさずにいると、無心になって眠れるという方法がありますが、その反対にイメージを強く持って眠りやすくするという方法もあるんです。
それが自己催眠の方法で、布団の中で横になってから、次のようにイメージしていきます。
まず手が重くなる、次に手が温かい、と自分に言い聞かせる。
次に身体が重くなる、身体が温かくなる、心臓が静かに打っている、太陽神経叢(たいようしんけいそう)というお腹の中心が暖かくなる、と自分に言い聞かせていって、最後はおでこが涼しくなる、そういうイメージを順番に感じるようにしていきます。(太陽神経叢というのはヨガの考え方にあるものですが)
ひとまず最初は手が重くなる、暖かくなる、とイメージするわけですが、手が暖かいというイメージをするときに、手の中の血管にあったかい血が流れてるというイメージをすると、手があったかく感じられるんです。心臓をイメージするとその鼓動がはっきり感じられる。
そして最後はおでこが涼しいというイメージ。
おでこの下の大脳の前頭葉のあたりに冷たい風があたって冷えてきているとイメージすると、ほんとに涼しく感じます。
やがて、いい眠りにおちる。
そういうイメージをしやすい人なんじゃないかなと思いました。
いきなり、不用意に血液のことを言われたら、それは力が抜けるような感覚に陥っても仕方ないところはあるような気がします。
ただ、イメージを強く持てるということは、いいことだと思いますよ。マイナスに捉える必要はないと思います。
(2018年9月28日掲載)
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