私は言葉を伝えるのがすごく下手くそで、まどろっこしくなってしまうか、逆に単刀直入に言い過ぎて、人によっては、出過ぎたふうに受け止められてしまうことがあります。
中でもまったく怒っていないのに選ぶ言葉が悪すぎて、相手を嫌な気持ちにさせてしまったり、相手に誤解されてしまい、悲しいなと思うことがあります。それを直していくにはどうしたらいいと思いますか。
【お父さんの答え】
質問者の場合には、心のストライクゾーンがとても狭いと思います。
相手を嫌な気持ちにさせたり、誤解されるというけれども、質問者は自分でも気付かないうちに、ストライクゾーンから外れたことを言われると小さく怒っていることが多くて、知らず知らずにその怒りを相手にぶつけているのが現実なのです。それで相手が嫌な気持ちになるわけで、決して誤解されてはいないと感じます。
それとあなたは、結構、イライラしている時間が永いです。そのことでも人を怒らせているので、誤解されてはいないです。だれでも、イライラをぶつけられたら怒ります。そこを、勘違いしないことが大事です。
心の幅が狭いから、相手に嫌な気持ちにさせるのであって、自分が選ぶ言葉を間違っているわけではないのです。それを修正するには、もっともっと自分の感情の幅を広くして、ストライクゾーンを広げようという意識を持つべきだと思います。
ストライクゾーンが狭いというのは、こうでなければならない、という思い込みの幅が狭いということです。また狭い範囲でこれが正解だ、これ以外に正解はないと強く思い込みすぎていて、本当はもっと広く構えなければならないのに、自分の思い込みが強過ぎるために、その範囲から外れたことを言われたりすると、発作的に強く反発したり、反感を持ったりして、受け入れられないのです。
そして、ストライクゾーンから外れたことを言われたりすると、攻撃に出ることもあります。それが強い反感を含んだ言葉となって現れるわけで、自分で知らないうちに《扱いが難しい人》に位置づけられているかもしれません。
相手に気を遣わせないような人になるほうがいいです。それには、まず自分の心を穏やかにして、もっと自分と違う考え方も取り入れられるところは取り入れていこう、というスタンスを持つようにしてはどうでしょうか。
(2023年9月13日 掲載)
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