自分の「人生のテーマ」が怒られないための人生とか、失敗しないための人生になってしまっているとすごく感じています。
それでられてもいいとか、失敗してもいいと覚悟を決めても、やっぱりみんなとの作業になると、周りの目を気にしてしまって、すぐに変えることができないことにモヤモヤしています。
怒られないための人生をそうでないものに変えていくには、まず何をしていったらいいのでしょうか。
【お父さんの答え】
ひとことで言うと、目の前の作業なり、仕事なり、目の前のことに喜びを見つけることです。例えば畑で畝を立てているとき、綺麗にできたら気持ちいいでしょう。
草取りをしていても、綺麗に草が取れたら、誰よりも先に自分が気持ちいいはずです。達成感もある。
人に褒められるか、怒られるかの前に、熱心にやっていてうまくできたら、まず自分が嬉しいという気持ちになります。そういう自分の嬉しさ、楽しさを気持ちの中心に据えればいいのです。
られたくない人というのは、何をやっても面白くないはずです。これならられないはず、ということが基準になっていると、目の前のことに楽しみを見つけられません。仕事の目標も、「怒られない程度にできればいい」といつのまにか、低い目標にしてしまっているはずです。
質問者はソフトバレーが大好きですよね。ソフトバレーをやっているときを思い出してください。自分が思い切りやって楽しんでいたら、られるかどうか、ということは忘れていますよね。うまくいっても、失敗しても、楽しいと思える。
そして、人を喜ばせることをしていたら、自分の楽しさも2倍になります。そんなふうに楽しんでやっていたら、怒られないための人生からはどんどん離れていけます。
いい結果を出したい、自分でも楽しめて、達成感があって、なお人に喜ばれるように動いていきたい、と思って動いて行く。そういうことの連続でやっていけば、いつか怒られることを恐れる人生ではなくなっているでしょうね。
(2023年7月10日 掲載)
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