入居される方々について

この施設で受け入れている方々は10代~30代くらいの女性で、平均的には20代前半の方々になります。
もし中高生の場合には、地元の学校へ入学・編入をして、高校卒業の資格を取ることもできます。

入所される方の背景はそれぞれ様々です。
これまで自宅で過ごされてきた方、仕事を続けてきた方、摂食障害の症状としては拒食、過食、過食嘔吐、下剤乱用などいろいろですが、心の傷の手当てを必要としているという意味ではまったく同じです。

皆さんに共通しているのは、心が深く傷ついているということと、摂食障害から回復したいという希望を強く持っているということです。
年齢や出身地が違っても、一緒に過ごすうちに、それぞれがお互いを家族のように思えるようにしていきます。
受け入れる私たちも、施設に関わるすべての人が家族の一員として参加するような気持ちで関わっていきます。
誰とも争わず、お互いにいたわりあって、穏やかな気持ちで心を結びあい、お互いに尊敬しあえる関係を築いていくのです。

摂食障害の方々は、どうしても人間関係が苦手です。
入所後に人間関係をうまくとれるだろうか、と心配されるかもしれません。
でも、心が傷ついた人同士で、しかも同じ気持ちになって治ろうとする目標を持った人ばかりです。
早い段階で、ここで出会った人達はかけがえのない仲間だと気が付くはずです。
施設を出るころには、実際の姉や妹と同じような深い信頼関係が生まれていることと思います。

もしご家族に入所させたい方がいらっしゃるときには、ご家族は「自分で判断して決めなさい。入っても、入らなくてもいいよ」と言わずに、「入りなさい」と言ってあげてください。
摂食障害の方は、どうしても自我が未熟なのと、自分のことよりも家族のことを考えて、多くの場合、本人から「入りたい」とは言いにくいものなのです。
これまでの症状がどんなに重い方でも、永く症状が続いている方でも、あるいはこれまで投薬を受け続けてきた方でも、どうぞ希望を持っていらしてください。

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