
なのはなファミリー料理教室
〈なのはな卒業生に向けた、初めて自炊をする人のための料理教室〉
第3回「鶏肉とセロリの炒め物」

用意するもの
【食材】
- 鶏胸肉 150g
- セロリ 3本
【調味料】
- 鶏ガラスープの素 使う量は、以下すべて少々
- 塩
- 砂糖
- 料理酒
- 片栗粉
- 黒胡椒
- サラダ油
- ゴマ油
- 米酢
- ショウガの粉
【調理器具】
- フライパン 28cm
- 竹べら
- ステンレスの器(鶏肉を入れて味付けする)
- 皿――調理前のセロリを載せる。ステンレスのパットがあればそれでも。
- 皿――調理途中のセロリ、鶏肉、それぞれに皿が必要
- 皿――完成品の料理を入れる。
作り方
■手順
鶏肉の処理
- 鳥の胸肉を、やや薄め(7mm厚・イカをイメージ)に切る。
その肉に小さな切れ目をいれてから、4cm×2cmの大きさに切る。 - 器に鶏肉を入れ、次の調味料を順に入れる。
酒、塩、鶏ガラスープの素―――よく絡めてまぶす - 次に片栗粉を入れて、鶏肉全体に調味液をまとわりつかせる。
セロリの処理
- セロリを洗い、太いところと細い所に切る。
太いところは、薄く削ぎ切りにする。細い所は、斜めに切る。
調理
- フライパンを熱して油を引く。
- セロリを入れて、炒める。
- ちょっとだけ塩を入れる。(菜箸を塩に突っ込んで、ついてきた塩の量だけ入れる)
- 炒めたら、皿に取り上げておく。
- フライパンに油を引き、鶏肉を炒める。
- 炒めた鶏肉の中に、取り上げておいたセロリを投入する。
- 鶏スープをコップに50ccほどお湯で溶いておく。
- フライパンにそのスープを入れて、炒める。
- スープが少なくなってきたら、調味料を砂糖少々、酒少々、スープの素少々、胡椒、の順で入れていく。
- 火をとめ、鍋肌から、ゴマ油、酢を少量入れて、全体にからめる。
- 器に取り出す。
今回の料理の重要ポイント
1つは、セロリの切り方。硬い繊維が走っている食材は、繊維を断ち切るように切るということを、今回の料理で覚えましょう。
また、鶏肉(イカ)とセロリの大きさが同じになるように切る、ということも覚えてください。そして、肉にこまかく包丁の切れ目を入れることで味を染み込みやすくさせている、ということも他の料理と違うポイントでしょうね。
そして、中華料理の特徴である油っぽさを切るために、最後に酢を必ず入れる、ということも、今回の大きなポイントと言えるでしょう。これを機会に炒め物の基本として、最後にゴマ油と酢を入れる、ということを覚えてもらいたいです。
もし、セロリが出回っているシーズンに、安くイカが手に入ったら、鶏肉ではなくて、ぜひイカを使ってセロリと炒め合わせてみてください。