人のことをどう評価するかという質問なんですが、人が成長するという前提で見ると、嫌なことがあっても流すことができます。
でも外で働いているとき、人のことを悪く言う人とか、陰口を言う人がいて、自分はちょっと苦手だなと思ったとしても、その人がこれから大きく変わっていくわけではありません。
そういうとき、混乱してしまって、その人とどんなふうに付き合っていったらいいのか、よくわからなくなってしまいます。そういう時は、人をどう評価したらいいのでしょうか。
【お父さんの答え】
人のことを悪く言う、というのには2種類あると思ってください。一つ目は、例えばなのはなファミリーのスタッフミーティングでは、割とストレートにこの人はこれができていないとか、これを失敗していると話すことが多いです。それと同時に、この人がこんなふうに良いほうへ変化した、というプラスの話しもします。それは、いいことも悪いことも、スタッフみんなで認識しておかなければならないからです。
つまり、マイナス面も話すけれども、同時にプラス面も話す、というような場もあるということです。
2種類のうち、もう1つは、一般的に悪口を言う人は「いつも悪口しか言わない人」である、ということです。その人の口からは、プラス評価の言葉は出てきません。何か話せば、全部、人のマイナス面の話になってしまう。それは悪いところ見つけをしている人であって、また妬みなどもあったりして、なにしろ悪口しか出てこない。
少し思い出してみてください。そういうふうに人のことを悪く言う人は、毎回、非難する先は違っても、人の話になればいつも悪いことしか出てこないと思います。
そういう人は、決して褒めることがないです。だから、どう評価するかというよりも、悪口を言う人は必ず悪口だけ言う人だと思って、本気で話しをする相手ではない、と自分のなかでその人の話しはすべて受け流すことに決めてしまうことです。
別に付き合いを断つとか、そういうことでもなくて、悪口しか言わない人なので、心を打ち明けて向き合うことは避けたほうがいいでしょう。自分のこともあまり話さないようにするし、自分が知っている他の人のこともネタにされないようにあまり話さない。おそらく、自分がその人の前からいなくなったあとは、自分の悪口を言われているはずです。
それをわかっていて、軽く付き合う、ということです。
悪口をいう人とは全部、関係を絶つ、というところまでいくと、それが間違った判断にもなりかねないので、そこまでは考えなくてもいいかなとは思います。
それで考えると、人と話すときには「ニュースがある」「有益なことを話す」「話しが具体的で、数字が入っているなどわかりやすい内容であること」「過去、現在、未来と時間軸を3つに分けると、現在か未来に話の比重があって、過去の話はしない」といった人が、話し相手としては好かれると思います。
そういう話が多い人を友人にして、人の評価ばかりしている人とはあまり仲良くしなくてもいいのかなと思いますがどうでしょうか。
(2023年8月25日 掲載)
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