親が子供に対して出せる本当の優しさって何ですか。
【お父さんの答え】
親が子供に対して向けられる本当の優しさは、優しい嘘がつけることだと思います。
子供は、密かに親のことを心配しています。子供を心配させないで、安心して過ごせるようにするのが親の優しさだと思います。
あるとき小学校3年か4年生になった息子が僕にこう聞きました。
「お父さん。うちには貯金がいくらくらいあるの?」
「そうだね、34億5700万円くらいかな」
「それって、すごくない?」
「いや、ちょっとはあるほうかもしれないけど、そのぐらいみんな持ってるよ」
子供は一気に安心します。そういう優しい嘘をついて、子供には心配させないことかなと思います。
もっとも子供が中学生くらいになると、「友達のうちに行ってきたけど、大きな家でガレージにベンツが2台停まっていて、ああいうのが金持ちっていうんだと思うよ」とか生意気なことを言うようになりますが、憎まれ口はきいても心配しなければそれでいいです。
何につけ、親が困っているとか、親が悲しんでいるとか、そういう場面を見せない、子供にはあらゆる心配をさせないというのが親の優しさだと思います。
(2023年6月10日 掲載)
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