最近、畑の作業のリーダーをすることが2回ぐらい続きました。そのときに思ったことなんですが、締まりのある終わり方にするのがすごく難しいなって思いました。
その2つの作業は両方とも、達成感はある作業で、結構ハードで終わりました。どっちも予定時間をちょっと過ぎてしまったので、最後はみんな片付けて道具を持ったらすぐ解散してよ、みたいなふうにしてしまったんです。
だから、せっかく面白くていい作業ができたのに、みんなでその達成感を味わえずに終わっちゃったなと、それがすごく自分でも残念でした。そんなんで終ってしまって、みんな楽しかったかなっていう罪悪感みたいなのが残ってしまいました。
もっとみんなで達成感を味わいつつ、終わりましたっていう、締まりのある終わり方に持っていくにはどうしたらよかったのでしょうか。
【お父さんの答え】
それは、何よりも自分自身が楽しんでいない、自分自身がノルマ感でやっている、自分自身が追われてやっている、ということだと思いますよ。
僕は子供と一緒に遊ぶときでも、みんなと一緒に作業をするときでも、どうやって楽しませようかって考えるよりも先に、自分が楽しくやりたいと思って考えます。
まずは自分が楽しみたいと思う。自分が楽しめるか、楽しめないかという視点はとても大事だと思っています。というのは、自分が楽しくなかったら、みんなも楽しめるはずがないからです。そして、楽しませよう、という考えよりも、まずは自分が楽しいかどうか、それを考えることが、本当に楽しいやり方を見つけるコツだと思っています。
自分を抜きにして、こうやったら楽しませることができるんじゃないか、というのはできないと思います。自分の感じ方、というのを鋭敏にして、自分が楽しいというのを基本にする。みんなの中には、違いがありますから、みんなといっても誰に焦点を当てるかでかなり違ってしまう。だから、自分を基準にするのが一番、わかりやすいのです。
それには、日頃から自分自身の生き方にメリハリをつけることが大事なんじゃないでしょうかね。自分自身のメリハリですよ。
普段から、きちんと喜怒哀楽にメリハリをつけて、楽しい、楽しくない、それを感じながら、そういう感性を鋭敏にしておく。そうすると、自然に出てくる言葉も違ってくると思います。
それと、プレゼンテーション力が足りない、表現力が足りない、ということもあるかもしれません。ふだんから、ダメといわれないように、あまり目立たないようにして生きてくると、いざというとき表現の仕方がわからない、となってしまう。そういうことも大きいと思います。だから喜怒哀楽を感じたら、その喜怒哀楽を身近な人に常に伝えながら、共感を伝え合いながら生活しよう、という姿勢を持つということも大事だと思います。
(2023年4月17日 掲載)
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