作業のときに、自分がリーダーをするとなったときに、時々、自分がすごく急かされてるような感じがしてしまい、自1人で焦ってしまうことがあります。
それをどうしたらいいかなと思います。他のリーダーさんを見ていると、落ち着きがあったり、客観的に見ていたりします。洗い物のリーダーの人を見ていたら、全然、焦ることなく、落ち着きを持ってできていて、自分もそんなふうにするには、どうすればいいのかなと思いました。
【お父さんの答え】
急かされてるような感じがする、というのは、その時のメンバーが出す空気感もあるので一概には言えませんよね。急かす空気のある人もいれば、気が立っている人もいれば、落ち着いている人もいる。その組み合わせによっても違ってきます。だから、その時のメンバーで気が立っている人はいないかな、というのは確認してください。
それで、まあメンバーが普通の人の組み合わせだった場合ですが、自分が急かされたような感じにならないためには、基本的にその作業の全体像をしっかり把握する、ということに尽きると思います。
この仕事は自分はよく知っていて、この量で、このメンバーの陣容だと、これは時間内に作業を終ることができるな、と確信が持てるときには焦りは出てこないはずなんです。
そういう心算(心積もり)ができれば、何も焦りが出ません。
ところが、その作業の全体像を把握するというけれども、メンバーのそれぞれの働きの質の高さ、仕事の早さ、つまり丁寧な人なのか、雑な人なのかとか、スピード感がどうなのか、ということをよく飲み込めていないと、仕事量がわかっても、終えられる時間が読めなくなったりするので、人を正確に評価できる力も必要ですね。
だから、仕事の全体量が掴めなかったら焦るでしょうし、そのメンバーの力量が測れなかったらいつ終るか見通しが立たないので焦る、ということになるのだと思います。
では、自分にはそれを読む力がありませんというときに焦らないようにするにはどうしたらいいか。そういう時は、もし予定時間までに終わらなかったら、あと30分余分に時間かけてもいいや、そういう覚悟をしてしまえばいいんです。
それでも、みんなが私は時間まででこの場を離れますと言うんだったら、自分1人だけ残ってでも洗いものを済ませるからいいや、と最悪の事態を想定して、覚悟をする。そうすると、焦りは消えます。
そうだよね。予定通りに、みんなで終らせようと思うのに、それができる確信が持てないから焦る、ということなのだから、予定通りにならなくてもいいと覚悟をすれば焦りはなくなるということなんです。
でもまあ、メンバーの中には、1人くらい親切な人がいて、終らなかったら手伝ってくれるでしょうから、最悪の時は、そういう親切な人とやればいいや、そんなふうに思いましょう。
(2023年9月25日 掲載)
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