仕事のことになるんですけど、毎月1回、自分の担当していることをスタッフの前でプレゼンテーションするミーティングがあります。自分は毎回、原稿を用意してそれを読むようにはしていますが、いつもすごく緊張してしまいます。
何回もその経験を踏めば、緊張は取れていくものなのか、それともどういう心持ちでいたら緊張しないのか、お父さんに教えていただけたら嬉しいです。
【お父さんの答え】
そういうプレゼンテーションは、緊張して当たり前だと思います。
ただ緊張するとき、何に一番緊張するのだろうかという中身を考えてみると、自分がどう評価されるか心配だから緊張するという要素が大きいと思います。
発表するとき、原稿を用意しておくというのはとてもいい方法だと思いますが、もしもその原稿に自信があるときは、同じように緊張するとしても、発表が楽しみになるはずです。
原稿がうまくまとまっていないなと思っていたり、自信がなかったりするときは不安になるので、余計に緊張が強くなるのではないでしょうか。
だから、まとめた原稿をなのはなのスタッフの人に見てもらうとか、僕に見せにきて、これなら内容もあるし、伝わりやすくまとまっている、と自信を持てるようになったら、もっと面白く発表できるようになるんじゃないかな。
発表の内容に自信を持てば、同じ緊張でも楽しみな緊張になります。だから、緊張しないようにするにはどうしたらいいか、と考えるのではなく、深い内容に原稿をまとめて面白い発表をしよう、というふうに考えたらいいわけです。
これまで経験しているコンサートの演奏やダンスでも同じことで、満員の観客の前でステージに立つのは緊張するに決まっているけど、充分に練習ができていれば楽しみな緊張になるし、練習が不十分できっと間違うなと思っていたら、楽しみではない逃げ出したい緊張になってしまう、という違いが出てきます。そんなふうに、いい緊張にしたいと思ったら、深い、中身の濃い、聞いているスタッフが大納得するようなプレゼンテーションにまとめる、ということに注力してはどうでしょうか。
(2023年6月14日 掲載)
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