第３１７回「２人で作業リーダーをするのが苦手」

　作業のリーダーが１人でなく、２人でリーダーをするとなったとき、自分はそれがすごく苦手だと思いました。
　結局、自分ともう１人でリーダーをしても、自分が引いてしまい、もう１人の頭の回転の速い人に任せてしまう感じになります。
　いつもそうなってしまうので、２人でリーダーするときのいいやり方を教えてください。

【お父さんの答え】

　１つの方法として対戦型としてはどうでしょうか。
　畑を半分にして、向こう側対こちら側。どちらが早く綺麗にできるかの勝負。
　あるいは、仕事を分ける方法があります。例えば、苗の植え付けだとすると、一方のリーダーのもとで畝立てをする。もう一方のリーダーのもとで植え付けと水やりをしていく、というふうに作業内容を分けるとリーダー同士で競合しないです。
　１つの畑で作業をするといっても、作業内容はいつくもあります。苗の植え付けをとってみても、畝立て、穴堀り、苗を穴に置いて行く、苗を埋める、敷き草を刈り集める、苗の周りにネキリムシ対策の草を敷く、最後に水をやる、というふうにいくつもあるので、それを分ければいいと思います。
　それだけ作業はありますから、それを大きく２つに分けて、それぞれリーダーをすれば相手任せにすることなく、自分でリードして作業を進めることができると思います。
　また、その作業にしてもスピード重視の作業と、質重視の作業があると思うので、得意なほうのリーダーをしてみてはどうでしょうか。
　同じ作業を２人でリーダーをする、というのは難しいので、そんなふうに最初から分けて進めてみてください。

（2023年5月19日　掲載）