ケアレスミスについて
私は問題を解いていて、ケアレスミスをすることが多いと思いました。桁を間違える、足す引くを逆にしている、空欄を見落としている、など、答え合わせをすると「どうして」と言いたくなるような間違いがあります。6,7問に1回くらいやってしまいます。
こういうミスは小学5年生のときに突然するようになって、それからミスをするのが普通になってしまっていたのですが、これはおかしい、治すべきことなのではないかと思いました。
なぜこんなミスをしてしまうのか、どうしたら治るのか、教えていただけると嬉しいです。
自分の答え
間違ってはいけないというプレッシャーが無意識にあって、それに頭が囚われている部分があるから。そのプレッシャーがなくなれば治る。
補足
小学5年生は生理が来た年であり、祖母の体調が悪くなり、母が仕事をやめた年で、私が強迫性障害の症状を強く出していた年です。
【お父さんの答え】
小学5年生から、直らないんですね。
ケアレスミスをするようになってから、ケアレスミスをするパターンまで頭に定着してしまっている、そんなふうに思いますね。
なんていうかな、ケアレスミスというのはある種、頭が麻痺状態になっているんですよね。ちょっと考えてみると、人って、緊張状態にあったり、新しい物事に対しているときは結構、集中度が高いんですけど、慣れてくると集中度がガクンと落ちる。
だから人工的に、新しい環境をつくるというか、自分をだますというか、そんなふうにするといいでしょうね。
例えば問題を上から順にやっていく、すると6、7問目には慣れてきて必ずケアレスミスをやりますよ。そこで、あえて非常事態に自分を追い込む。1,2をやったら3,4を飛ばして最後の問題をやってみる、それから、飛行機がなんで飛ぶのか考えてみるとか、船はなぜ沈まないのか、プロペラにどういう曲がりをつけたら効率のいいプロペラかと考えてみる。考えてもわからないから……わからないな、となってから次の問題へと進む。すると目の前の問題が、簡単に見えてくる。
自分の頭を騙す、新鮮にしておく、そういうことを人工的にやってはどうでしょうかね。
これってイギリス人だったらユーモアだったりするんですね。普通の人でも、なぞなぞやってたら楽しいでしょ。下らないなぞなぞが、面白い。なぞなぞをみんなでやりながらする畑仕事は効率いいですよ。
人間の頭って一つのことだけやっていると眠くなっていく。だれて、嫌になっていく。
集中力の強い人ほど、1つのことをやっていくのが嫌になっていきますよ。集中力がだんだん落ちていき、嫌になるというのはわかりきっているんですから、2つか3つの仕事を同時にやるといいです。
方法によっては1問目の問題を途中まで読んだら2問目の問題を途中まで読んで、3問目を読んだら1問目に戻って。絶対混乱しますけど、混乱しないようにしてケアレスミスしないように緊張しながらやるとミスしない。つじつま合わせるのに大変になってきますけどね。
僕も、書かないといけない書き物が、なかなか終わっていないんですよ。書けない、書くの嫌だな億劫だなと思っちゃう。
それが花のキャプションを書く、お父さんにきいてみようを書くって3つ同時に書き始めたら割とスッスッといく。
そういうふうに、頭をわざととっ散らかすというか、そういうふうにイレギュラーな状態にもっていくのがケアレスミスをしないコツなんじゃないか、と思います。人と話しているときでも、全然、別の発想を時々織り交ぜながら話していくと、話しが常に新鮮で、人との関係もスムーズになりやすいです。ということで、自分に変化をつけていきましょう、というのが答えです。
(2019年12月20日掲載)
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