私は多人数作業が苦手だなと感じることがあります。
人数がたくさんいると、自分がどう動いたらいいか、わからなくなるときがあります。だからなのはなファミリーの全員で作業をするってなったときに、始める前にちょっと不安を感じてしまったりします。普段の作業でも、多人数の作業より少人数の作業のほうが自分は動きやすいと感じてしまうことが多いのですが、お父さんはどう思われますか。
【お父さんの答え】
なるほど。じゃあ、海水浴に行くとして、3人で海に行くのと、50人で海に行くのと、どちらが楽しいだろうか。
たぶん、たくさんで海水浴に行って、スイカ割りをしたり、砂の像を造る競争をしたり、海と砂浜を使ったリレーの競争をしたり、宝探しをしたりするほうが、面白いよね。それは3人で行ったらなかなかできないし、多人数のほうが楽しめる。
多人数で作業をするのと、多人数で海遊びに行くのと、同じことじゃないかなと僕は思っています。仕事も、遊びも、みんなでやるのと少人数でやるのとどちらがいいかというのとあまり違わない。
それが、多人数が嫌だと思ってしまうのは、人の目を意識するからではないかな。あるいは自然に競争の意識をもってしまい、自分が劣って見えたり、批判されたりするのを怖がっていたとすると、少人数だったら対応しやすいけど、多人数だとたくさんの人の目を気にするから動けなくなってしまう、ということだと思います。
それは「作業を見て、いい結果を出そう」というところに関心があるのではなくて、「この人にどう思われるか」というところに関心が行ってしまうから、といえるでしょう。
そもそも外の作業だったら3人でやるより、8人とか10人いたほうが効率はいいし、早く終ることができます。3人だったら大変になるかもしれない。
だから、自分がどう評価されるかというふうに、人の目を気にするほうに気持ちが行ってしまうと、評価ばかり気にするわけで、作業には関心が向かないということになります。つまり、質の高い作業にはならないということになりそうです。
3人で作業に行くとすると、あとの2人のご機嫌をとればいいだけなので、関係はとりやすいかもしれないけど、そういう生き方というのはつまらないと思います。
やっぱり、「人の目を気にする」生き方をやめて、どんなときも目標に対して誠実に向かうというふうにスタンスを変えたほうがいいでしょうね。
(2024年3月4日 掲載)
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