握力とは
いつも身体測定で握力を測ります。なぜ手の力だけを測るのですか? また、握力はどのようなときに役立つのでしょうか。
教えていただけたら嬉しいです。
【お父さんの答え】
どんなときに役に立つかっていうと、握手、だね。握力がなかったら、握手できない。
冗談はともかく、なのはなファミリーでは、毎月、身体測定のときに体力的なものでいうと、握力を測っています。他に握力以外で力を測るものはあるかな。背筋を測る機械はあるけど、それはうちは測ってないね。
ある意味、摂食障害の症状が強くなって気持ちが弱くなってくると、握力が極端に衰えてきますね。
気持ちに力が入らないと、手の力が入らない。気持ちが元気になってくると、手の力も強くなってくる。こういう相関関係があるのが不思議なんですよね。
それで、みんなの中で、あゆがりんごを握り潰すくらい握力があるというのは知ってる? え、りんごは潰してない? でも多分、握力だけで言ったら相撲部屋に入門できると思いますよ。強さはそれくらいある。よく、お相撲さんも強いって言うじゃないですか、握力が。
でも、スポーツ選手と言ってもね、ボクサーは意外に握力がないんですよ。ボクサーで世界チャンピオンになった人で握力30キロという人がいますから。あゆはその倍はあります。レスリングの人も握力は強いかもしれないね、そういう感じ。
みんなの中で、ちょっと、うまく気持ちが軌道に乗っていません、みたいな人でも、握力が強い人がいるんです。見かけとは違って、ものすごい強い人がいる。
そういう人は、あ、気持ちが強いんだなと僕は思いますね。そういう握力の強い人は僕からすると、信頼できる人です。信頼感がある人ですね。力が強いというのは信頼ができる人というふうに僕は思います。
なんだっけ質問は。握力は、どのようなときに役立つか。
役立つというより、気持ちの強さとか信頼感として僕は捉えていますよ。
そして、気持ちの出来具合いの一つの目安というふうに捉えているから、いま、なのはなファミリーで毎月、測っています。完成度と相関関係があるので、どのくらい回復しているかという変化がよく見える。
一つの、気持ちの回復の指標として、物差しとして使っていますよ。
握力を強くして、何かに役立てようということではないです、ということで理解してください。
(2019年10月9日掲載)
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