「何ができてもできなくても」 えつこ

4月16日

 東京に行っていたみんなに会えるのが楽しみすぎて、朝からそわそわしていました。リビングで今、日記を書きながら、廊下をチラチラと見ていたら、帰ってきたあけみちゃんに会えて、とても嬉しい気持ちになりました。あけみちゃんの笑顔が嬉しかったです。
 その後も、なるちゃん、ふみちゃん、さやねちゃんに会えて、キラキラとした笑顔に、嬉しい気持ちでいっぱいになりました。東京でのお話を聞かせてもらえるのがとても楽しみです。

 この3日間、前向きで明るい空気を率先してつくるという自分の役割を、より強く意識しました。みんなのために笑顔でいたけれど、笑顔でいることによって、自分の気持ちも救われるということがたくさんありました。少人数で生活をまわす中で、いつも以上に明るい空気を絶やさないことを意識したけれど、みんなが帰ってきてからの日常でも、いつでもみんなのために明るくいるべきだと思いました。何ができてもできなくても、明るく前向きでいるということだけは絶対に崩したくないと思いました。

 3日間の中で印象に残ったのは、みんなで牛肥まきをしたことです。私は、仕事から帰ってからの合流だったので1時間だけだったのですが、その1時間がとても濃かったです。よしえちゃんと、まことちゃんがリーダーをしてくれて、ひでゆきさんもいてくださって、イベントのようにスペシャルな牛肥まきでした。ひでゆきさんの、なのはなを大切に思ってくださる気持ちを感じて、とても嬉しかったです。
 お客様になる人はひとりもいなくて、みんなで頭も身体もいっぱい使って、効率良く楽しく作業をしようと協力することが、楽しかったです。とてつもなく広く感じた田んぼも、みんなで中に入って並ぶと小さく感じて、ひとりひとりの存在の大きさを感じました。誰ひとりとしてもれることなく、大好きだと思いました。

 私は途中からの参加だったけれど、みんなは朝からずっと牛肥まきをしていて、でも、そのことを感じさせないくらいのパワフルさでした。私は途中参加で体力が有り余っているのだから、みんなが少しでも楽になるように、精一杯走りました。ももかちゃんが、すごい笑顔で、途切れることなく力強く走っていて、そんなももかちゃんにパワーをもらいました。私も、てみを受け取る人に元気を与えるような笑顔でいようと思い、口角をあげて作業をしていると、みんなのために笑顔でいるけれど、そのことによって自分自身も元気になりました。みんなのために笑顔でいることは、自分自身も救うことになるのだと思いました。

 時間は過ぎてしまうけれども、山裾田んぼ2枚をみんなで終わらせようと、みんなで協力して、終わらせました。目標を達成したとき、誇らしい気持ちになりました。たくさん走って、体力はたくさん使ったけれど、逆にエネルギーがチャージされました。

 

 月曜日は、さつまいもを植える畑2枚に、牛肥まきをしました。人数は、7人と少人数だったけれど、やよいちゃんが、キラキラとした目で、「みんなで楽しくできる方法を考えたんだ」と話してくれて、やよいちゃんの優しさを感じました。
 最初は、河原小とカチカチ小の2枚が目標で、ナスを植えるカチカチ大は、もしできたらやろうという感じでしたが、午前の時間で、3枚とも牛肥まきができました。
 カチカチ大は、広い畑だったけれど、どれみちゃんがエルフを少しずつ動かしてくれて、短いバケツリレーで繋ぐことができました。

 ももかちゃんが、3日連続で牛肥まきをしていたとは思えないくらいのパワフルさで、作業後半でも、今作業を始めたばかりというようなパワフルさで、そんなももかちゃんからてみを受け取ると、魔法のてみを渡されたみたいに元気がでました。私もみんなを明るい気持ちにするような笑顔でいたいと、口角をあげました。
 まこちゃんも、来て日が浅く、ハードな作業だったけれど、最後まで自分の精一杯を尽くしていて、まこちゃんの誠実さを感じました。

 日曜日の大人数の牛肥まきでも、月曜日の少人数の牛肥まきでも、ひとりひとりが、かけがえのない存在に感じました。みんなのために笑顔でいることで自分自身も救われることを感じました。これからも、みんなのために笑顔で頑張ります。