4月27日のなのはな
【2024年 山小屋キャンプ 1日目】
「キャンプ、楽しむぞ!」「オー!!!」
掛け声を上げて始まった、山小屋キャンプ。みんなで準備してきたイベントが1つに集まり迎えた当日です。
日々、気候が変動し、世界の情勢も動いていくなか、普段の生活とは違う環境で、1から自分たちで作る秘密基地建設をしたり、食事を作る。動物の鳴く夜には、すぐ下に地面を感じながらテントで眠る。キャンプでしかできない体験をしながら、どんな局面でも工夫して生きられる力や知恵を身に付ける機会とするのも、このキャンプの目標です。
また、今回の山小屋キャンプには「昆虫」というテーマもあります。
地球で現在発見されている約200万種の生物(哺乳類をはじめとする脊髄動物、被脊髄動物、植物、昆虫、菌類、原生生物などをすべて含めた種類)の内、およそ半数を占める種が存在する、と言われている、虫。
恐竜よりもはるか遠い昔から生きてきた虫たちの小さな身体には、生きるうえでの多種多様な知恵、目を見張る美しさ、未知の世界が詰まっています。そして、アリやハチをはじめとした昆虫たちの生態からは、私たちが学ぶべき利他心を感じることが、たくさんあります。
今年は、そんな「虫」をテーマとして、このキャンプ、そして夏に行う「なのはな縁日」、冬のウィンターコンサートへと、みんなで駆け抜けていきたいと思っています。その、さきがけとなるキャンプ。みんなで昆虫について勉強したり、虫にちなんだ飾りつけやゲームを作ったりして、準備してきました。
いったい、どんなゴールデンウィークになるのでしょうか。みんなで目一杯楽しもうと気合を入れて、1日目が始まります。
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◆◆◆
待ちに待った、3日間にわたる山小屋キャンプのアトラクション、トップバッターは……「作ろう!『虫たちによるスタードームハウス』秘密基地!」そう、秘密基地作りです。
私は今回、実行委員として、この日に向けて、チームのみんなと準備をしてきました。お母さんと山へ入って、ドームの場所を決めたり、整地をしたりは勿論、秘密基地作りに必要な材料である竹を雨の中、取りに行ったりすることもありました。
最後まで準備がバタバタで、間に合うか、間に合わないか、という感じでしたが、皆で協力して、お母さんや須原さんもたくさん助けて下さって、無事にこの日を迎えることができました。ドタバタだったけど、それも、皆とだから物凄く楽しくて、そして、思い入れの強い竹を使って、おじいちゃんの山の中にスタードームを建てられること。そのことを想像すると、夢が広がりました。
今回、4チームに分かれて、計4つのドームと、番外編の秘密基地1つを作ります。それぞれのチームが、「テントウムシ」「タマムシ」「チョウチョ」「ミツバチ」をテーマに、特色を出した装飾をしてもらいます。
基地を作って、飾り付け、までが秘密基地作りではありません。今回、各チームにはそれぞれモデルさんが決まっていて、既に昆虫をモチーフにした素敵な衣装を皆が考えてくれています。
「制作後には、みんなで秘密基地をめぐりながら、モデルさんにも立ってもらって、基地のタイトルを発表し、その基地と虫さんに関する物語やアピールポイントをプレゼンしてもらいます。
さてさて、どんなスタードーム作りになるのでしょうか。さっそく、すぐに作り始めよう! と言いたいところですが、作り方が分からない……でも、大丈夫です。
須原さんが、スタードーム作りの講習会をして下さります。山小屋の前にホワイトボードが登場し、それを前に須原さんが、円周率や度数など細かな数字と共に、とても詳しく細かな説明です。難しい部分もありましたが、そんな私たちに向けて須原さんが、スタードームの模型を見せて説明してくれました。
目の前には、途中経過を現した模型と、完成した模型があります。その模型を見ることで、細かな数字がどこにどう出てくるのか、どう組み立てていくとこのような形になるのか、理解できました。完全に分かった訳ではないけれど、大まかな流れと言いますか、構成は把握することが出来ました。
最後には、今回竹を結ぶ基本となる抱っこちゃん結びの変形のやり方も教わりました。これでバッチリ、丈夫なドームが出来るはずです。
須原さんが「分かりましたか?」と聞くと、皆が元気よく「はいっ!!」いよいよ制作スタートです。
私は今回「タマムシ」がテーマの、須原さんリーダーで、デザイナーである相川さんも加わったチームで、作成させていただきました。そして、このチームは番外編として、以前のキャンプから残っている秘密基地のリニューアルもすることになっています。しかし、普段から建築作業をしている、さくらちゃんもいて、怖いものはありません。
材料は4分の1に割いた長さ5メートルの竹が12本、杭10本、それを結んだり打ったりするスズランテープやかけやなどです。
須原さん指揮の元、早速、制作が始まりました。まずは、土台となる円を、2本の竹を組み合わせてつくり、端と端の重なり部分を結んで補強。そして、この円周を計り10等分した位置に印をつけていきます。メジャーを使って、マーカーで線をつけ、「1」から「10」の数字を振っていくのですが、この数字が後に大活躍するのです。
物凄くスムーズに、もう流れるように、どんどん制作が進んでいきます。
あっという間に土台がスタードームのスペースに移動し、杭が打たれていきます。竹は広がる性質があるようで、時間が経つにつれて外側に広がって円形でなくならないように、竹の外側に最初に10の印を付け、10本の杭を打ち、できるだけ外側から固定していきます。その後、皆で1本ずつ取り付き、スズランテープで固定していきます。
これで、スタードームの土台が完成。次に、ドーム部分に取り掛かります。5本の竹を、星形になるように地面に組み置き、内角もしっかりと計れたら、それを全員で持って、グーっとドーム状に湾曲させながら持ち上げます。そして、土台の円にはめたら……何と、何と、ドームになったのです!
皆で歓声を上げて、驚きました。まだドームの天井部分が星になっただけですが、もうそれだけで、本当にドームハウスらしく見えます。どんどん完成に近づいていき、それと共に胸の高鳴りもどんどん強くなりました。
そして、あっという間に最後の工程です。ドーム側面に、星模様が出るように竹を組んでいきます。ここで最初に付けた10の数字が大活躍します。1と6を繋いで、2と7を繋いで……と竹を組み合わせていくと、ドームのさまざまな場所に美しい星模様ができあがっていきました。
時には、「あれっ?」星にならないところもありましたが、そのような時も、相川さんやさくらちゃん、皆と、パズルのように、どこをどう通れば星になるかを考えて進めました。それがとても楽しかったです。
1本の竹を加えるたびに、何もなかった場所に星模様が現れ、見渡せばドーム一面に星が広がっていました。ただし、1本でも間違えると、星にならない箇所が現れ、皆で考え、正しい場所に移動し……それが悩みや考え、喜びに満ちていました。その過程での苦労や喜びが、完成した時の喜びや感動を増幅させました。
最後に、竹と竹をしっかりと固定したら、スタードームが完成です。飾り付けはこれからだけれど、何度も「すごーい」と連呼してしまうくらい、本当に本当に綺麗な形をした、ドームができました。
よし、ここから、私たちのテーマである「タマムシ」のドームにするために装飾に取りかかります。ここからは、装飾をするチームと、番外編ハウスを作るチームに分かれて進めました。
私は、さくらちゃんたちと、番外編の秘密基地を作りました。番外編と何度も言っていますが、それがどのようなハウスかと言いますと、20本の竹を組みわせた「合掌式ミニハウス」です。前回の秘密基地作りで作られた、この秘密基地をなくしてしまうのは惜しいということで、従来の竹を外し、長さ3メートルの新しい竹に付け替えます。
しかし、ただ適当に並べるわけにはいきません。立ち木同士を繋いでいる横竹の長さを10等分して、等間隔に竹を並べて、開き具合も揃えて固定していきます。茶色くなってしまっていた竹が、青く新しい竹に変わるだけでも印象ががらりと変わりますが、正確に規則正しく竹が並ぶと、さらに美しく、整然として見えました。
また、ドームハウス作りで使わなかった割竹を補強に使うと、何があっても絶対に壊れないほど丈夫なハウスになりました。
このハウスの中には、あゆちゃんとりゅうさんの、黄色のかわいいテントが設置され、ドームハウスとはまた一味違う、可愛らしい空間が出来上がりました。
私たちが番外編を作っている間に、相川さんたちによって、着々とタマムシのスタードームが美しくなっていました。竹には葉がつるのようにくるりと巻きつき、そしてドーム内には星型に花びらの絨毯が広がっていて、まさに美しい世界が広がっているようでした。もう、やり残したことはありません。スタードームも番外編も、私たちのベストで作り切りました。
他のチームは、何やらずっとのこぎりで竹を切っているようで……どんなスタードームになっているのでしょうか。
2時間20分の制作時間が飛ぶように過ぎ、待ちに待った発表の時間です。
まずは、まこちゃんがモデルの、テントウムシチームが紹介されます。そこには、真っ赤でぷっくりと膨らんだ羽、触覚眼鏡に、アクセントの金色が入った、どこか高貴で、だけどとっても可愛らしい、まこちゃんテントウムシさんがいます。
そしてそのドームは、ドームの形がテントウムシに似ているということで、輪切りにした竹で、テントウムシの模様が表現されています。ドームにはたくさんの輪がついていて、入り口には触覚がついていて、どこを見てもテントウムシ! とっても可愛らしいドームになっていました。
山を登って来て、一番に目に入る位置にこのドームがあると、まるで私たちをテントウムシさんがお出迎えしてくれているようで、とっても嬉しい気持ちになりそうです。
続いては、ゆうなちゃんがモデルの、ミツバチチームです。一目見ると、か・わ・い・い、ミツバチアイドルがそこにいます。黒と白のしましまワンピースに、首元にはもこもこのファーがまかれ、お尻には黄色のはりがついています。
そして、ドーム内には、六角形の形に竹の輪が並べられたハチの巣が下げられていて、ハチさんだけでなく、私たちもその巣の中に吸い込まれて、住みたくなるようなドームになっていました。
このチームからはドームが出来上がってから、ひたすらにのこぎりで竹を切る音が聞こえていました。その努力の結果がこうして美しく整ったミツバチの巣として姿を現しました。次にこの秘密基地を訪れるときには、かわいいミツバチさんたちが、ここをお家にしてくれていそうです。
続きまして、あやちゃんがモデルの、タマムシチームです。タマムシならではの神秘的な美しさが、あやちゃん自身からも、衣装からも、そしてドームからも溢れ出ていました。ドームを越えて、スター絨毯に座るタマムシさんに向かって、光がさし込んで見えるほど、思わず見とれてしまう美しさでした。
装飾に関しては、ドームや天井に意識が向きがちですが、このチームは床までおしゃれで美しく、ピンクの花びらのスターの絨毯がタマムシらしさを際立たせて、素敵なポイントです。
最後は、ほのかちゃんがモデルのチョウチョチームです。そこには羽を広げた、青く輝くチョウチョさん。これまでとはまた一味違った和風な雰囲気を、モデルさんからもドームからも感じました。そこは『アサギマダラの羽休めの宿』というテーマで、他のドームよりもフレームの密度が高く、外周には篠竹の柵が立てられています。見ているだけで、その宿に入って羽を休めたくなるような、落ち着く空間が広がっていました。
そんな4つの中で、最優秀賞に選ばれたのは……『タマムシの館』、あやちゃんがモデルを務めたタマムシチームです。決め手は、何と言っても美しい「絨毯」。絨毯までがスターで飾られ、シダの葉とピンクの花びらが敷き詰められ、思わず入って座りたくなるような美しさがあります。須原さん、さくらちゃんを中心に、細かく計算された、形の整ったドームが作り上げられました。それがポイントでした。芸術は美しさですね。
「テントウムシ」「ミツバチ」「タマムシ」「チョウチョ」の4つのドームが完成すると、山が華やかで美しく、とても可愛らしく、ずっと眺めていたいくらい素敵な空間になりました。
誰も怪我なく、安全に、素敵なドームができあがり、『虫たちによるスタードームハウス』作りは大成功と言えます!
みんなが「このドームが好き!」と思える、それぞれのお気に入りポイントがあり、作っていく過程が、本当に楽しい時間でした。
夏には、このドームを活かして、金魚すくいやヨーヨー釣りなどの屋台を開く予定です。そのことを思うと、今からワクワクしてきます。
(ももか)
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キャンプ初日の夜のイベントは、有志の出演者によるライブです!
今回のテーマは「ディスカバー・ニュータレント」。新しいなのはなのアーティスト、これまで知らなかった、みんなの一面を発見したい、というライブになっていました。
今回初めてステージに立つ子もいて、短い準備期間の中でも古吉野で練習している姿を見て楽しみにしていました。
私は実行委員で、山小屋にステージを設置したり、飾り付けや音響を担当し、自分たちで開くライブのように緊張していました。
夕ご飯のバーベキューを食べながら、みんなのライブが始まります!
ライブの開幕を飾ったのは、チーム「POPO」で『Tu’e Popo』。のんちゃん、よしみちゃんの、明るくて賑やかなフラダンスです。ボーカルとして私もPOPOに参加させてもらいました。
今年の夏、この曲を、イベントのステージで踊りたい! みんな、そんな気持ちで演奏しました。
まるでビーチサイドに居る気分になれる、この曲がお気に入りです。
フラスカートやパレオをつけて、2人がくるくる回ったりはねたりしながら踊る姿が、森の中できらきらと輝きます。
前で2人が踊っているのを見ながら歌うのはとても贅沢で、2人の笑顔を近くで感じながら歌うと幸せな気持ちになりました。
1組目に相応しい、華やかなライブの始まりになりました!
2組目は、なのはなの可愛い妹たち、ももかちゃんとすにたちゃんのユニットでした。
いつも元気いっぱいな2人がライトを全身に受けながら歌う姿は、それだけで、なんだか涙が出そうでした。
大きく手を広げる振りをつけながら歌うのも、ももかちゃん、すにたちゃんにぴったりでした。
マラソン練習のときにチーム結成された、というエピソードも微笑ましくて、ファンを増やしていました。
3組目は「はちみつバナナ」の3人組で『花』。
みつきちゃん、ふうちゃん、ななほちゃんのトリオでした。
ギター教室で習ったアルペジオの曲『花』に歌詞をつけて、弾き語りをしてくれました。
なのはなで気付いた気持ちを、温かい歌詞に乗せて歌います。
しみじみとしたギターのメロディに3人の歌声が合っていて、会場をしっとりと包み込みました。
4組目は、ゆきなちゃん、ほのかちゃんによる「ゆきぼの姉妹」で『花は咲く』です。
2人ともピンクの衣装に身を包み、眼鏡をかけて……? あれ、どこかで見た2人組のような……。
ある姉妹をオマージュした寸劇は、何故か貫禄があって普段の2人とはちょっと違う一面が新鮮で、とても面白かったです。
その後の歌は本格的なハモりがあって、2人の美しい歌声が響き渡りました。
ほのかちゃんは初めてのステージで、この日をとても楽しみにしていたことを知っていたので、私も一緒にどきどきして嬉しい気持ちを分けてもらいました。
5組目はあやちゃん、りなちゃんのコンビ「ANT」。
あやちゃんも今日が初ステージ。2人がなのはなで一緒に過ごす中で仲間に出会えた気持ちを乗せて歌います。
MCでは、お互いに思っている気持ちを読ませてもらいました。
「こうして出会えたのは、心の中でずっと仲間を探してきたからだと思う」
「そんなふうに思っている、たくさんの、まだ見ぬ誰かとも未来できっと出会えるはず」
2人の思いはみんなの気持ちです。
仲間に囲まれて歌っている2人は心強くて、幸せそうに見えました。
6組目は「シークレットゲスト」……?
スペシャルゲストの大竹さんが、アコースティックギターの演奏を披露して下さりました!
『Angelina』という曲をソロギターで弾いて下さいます。
先日の東京遠征へ行った子たちの話によると、実は、銀座のライブハウスでも、大竹さんが演奏してくれていたようで、今夜はみんなで聞かせてもらえて、とても嬉しかったです。
繊細で美しい音色が、暮れてきた夕闇に響きます。
大竹さんの演奏や人柄に触れることができ、その優しさや繊細さが音楽に表れているように感じました。会場の皆も、真剣に耳を傾けると同時に、ライブに参加した喜びを共有しているようでした。
7組目は…‥、またしてもスペシャルゲストの相川さんが登場です!
デザイナーをされている相川さんが、今日のために、みんなの似顔絵クイズを作ってきて下さっていました!
『なのはなだ~れだ!』で始まったクイズ! 似顔絵を見て、「○○ちゃん!」と会場のみんなで当てていきます。
どの似顔絵もみんな本当にそっくりで、すぐに「分かった!」という声と笑い声で一杯になりました。
一人ひとりの特徴が表現された絵がすごく可愛くて、みんなのために作って下さった相川さんのお気持ちが、本当に本当に嬉しくて心がぎゅっとなりました。
私が特に面白かったのは、前髪と眉毛と目だけが点と線で書かれた似顔絵。
なんと大竹さんの似顔絵で、一回そう見えると、もう大竹さんにしか見えない!
本当にそっくりで面白かったです。
8組目は、ななほちゃん、りんねちゃん、つばめちゃんの演奏でした。
1曲目は『ムーンリバー』を、ななほちゃんがピアノで伴奏しながら2人が歌いました。
ななほちゃんは保育の勉強の中で、ピアノも練習していることを私も知っていたので、ピアノを弾いている姿を見ると、嬉しくなりました。
2曲目は、おなじみの歌手オーロラの『Running with the wolves』です。
今度は、りんねちゃんがギターで伴奏をしながら、3人で歌いました。
9組目は、ゆいちゃんの弾き語りです。
お仕事組のゆいちゃんが、『てのひら』というオリジナル曲に乗せて、なのはなで生活する原点といえるような気持ちを歌い上げてくれました。
なのはなでの情景や大切にしている気持ち、言葉がたくさんちりばめられていました。
ゆいちゃんの温かな歌声から、一言ずつ大切に歌っていることを感じて、感動しました。
10組目はえつこちゃん、ほしちゃんの『ジュピター』です。
このチームがリビングで結成された瞬間、まるでプロポーズが成功したような喜びを、多くの人が見ていたため、みんな、2人の演奏を楽しみにしていました。
えつこちゃんとほしちゃんと言ったら、トロンボーン!
今夜のジュピターは、途中で4拍子が入る構成になっていて、聞いてて変化があってとても面白く、さすが2人だな、という演奏でした。
11組目は3人組「TATSUMI」の漫才です。
前回のライブでの漫才は、なのはなで伝説的人気になっていて、みんな今日の漫才を心待ちにしていました。
ひろこちゃん、まちちゃん、みつきちゃんが「どうも~」出てくるだけで会場から歓声が響きます。
今回の漫才も本当に面白くて、いつもの脱力感のあるやりとりに、みんなの笑い声が響きました。
この3人がMCを勤める、なのはなのライブができたら面白いだろうな……なんて思いながら3人を見ていると夢が膨らむような気がしました。
漫才で充分に温まった会場で次に歌うのは「サンシャインRyu」!!!
りゅうさんが、今回も力一杯歌ってライブを盛り上げてくださいました。
りゅうさんが歌うと会場のテンションは一気に最高潮! 途中で、ひでゆきさんも飛び入り参加してくださいました。
あゆちゃん、あゆみちゃんに向かって熱い気持ちを歌っている姿は格好良くて、みんなの歓声が飛び交いました。
13組目は、「まつりのせなか」で『オーシャンゼリゼ』。
私が、どうしても金管を入れたバンドがやりたくて、なつみちゃんにトランペットを吹いてもらって、『オーシャンゼリゼ』を山小屋キャンプバージョンで替え歌しました。
ピアノはせいこちゃん。私はギターで伴奏をしながら、みんなで歌います。
繰り返し歌うフレーズはみんなも歌ってくれて、会場が盛り上げてくれるのも嬉しかったです。
りのちゃん、つきちゃんも一緒に歌ってくれたことが、とってもとっても嬉しくて、一緒にキャンプの一場面を作れたことが有り難かったです。
最後の大トリ、14組目は『キボウ』。
9人のチームで、なのはなのオリジナル曲の1つ『キボウ』を歌ってくれました。
この曲は、お父さん作詞、さとみちゃん作曲の歌です。
最初に、あゆちゃんが、この曲を演奏したウィンターコンサートのあらすじと、この曲を歌いたいという気持ちが記されたMCを読んでくれました。
夜空の下で思い浮かべながら聞いていると、どんどんと物語のなかに入っていくようでした。
お仕事組さんたちが歌ってくれる、この曲を聞いていると、感動して涙が出そうになります。
私は初めて聴いた曲だったのですが、歌詞の中に出てくる「僕」は私たちの気持ちそのものでした。
「僕は君のために生きる。君に繋がる人のために」その歌詞を聴いていると心が動かされて、私も一緒に歌いたくなります。
この気持ちを広げていく1人でありたいと思いました。
歌い終わった後に、どれみちゃんが、「まだ聞いたことのないみんなとも、この歌を共有したかった。一緒に歌ってくれる人を募集したらたくさん集まってくれて嬉しかったです」と話してくれて、みんなで、この曲を最後に聴けたことが、本当に幸せだなと思いました。
最後まで盛りだくさんだった、みんなのライブは、大成功で幕を閉じました。
キャンプ初日の夜をみんなでたっぷり共有することができて、とても嬉しかったです。
(まなか)