「未来を信じる」 るりこ

5月14日

○未来を信じる

 久しぶりに草刈りをしました。
 今日のメイン作業は、田んぼの草刈りとサツマイモの植え付けということで、午前はあゆちゃん、まえちゃんを含めた7人で田んぼの草刈りに回りました。
 今年、昨年から新たに田んぼの枚数が6枚増えて、計23枚の田んぼで稲作をすることになりました。田んぼの枚数が増えた分だけ、収穫できるお米も増えるけれど、同時に草刈りしなければならない田んぼの数も増えます。
 今日は3チームに分かれて、まえちゃんとまりのちゃんで石生方面へ、かにちゃんとまちちゃんとなつみちゃんが諏訪方面へ、そしてあゆちゃんとわたしは点在している田んぼを担当して、草刈りに分かれました。場所は別々だけど、田んぼ草刈りメンバーとして、みんなが気持ちを1つにして向かっていく団結を感じました。

 わたしはあゆちゃんと光田んぼ上下に行きました。
 あゆちゃんがカルマックスで、わたしが刈り払い機です。あゆちゃんが平面の畦を中心にカルマックスで刈ってくれて、わたしはカルマックスでいけない斜面を刈り払い機で刈っていきました。
 田んぼの草刈りは畑の草刈りと比べて、畦の幅が狭くて、枚数が増えたといっても、刈る範囲はそこまで多くないように感じます。
 でも光田んぼは別で、大斜面があったり、溝付近の内畦が多くて、見た目以上に刈る範囲が多いなと思いました。
 それでもその分だけ刈り甲斐があって、自分の後ろがどんどんきれいになっていく景色に、やっぱり草刈りは楽しいなと何度も思いました。

 最後はあゆちゃんと行き合って、ぬかるんだ部分を除いて、一通りの草刈りを終えることができました。
 時刻は12時を回ったところ。次の田んぼへ移るには微妙な時間だったため、一番近場の池下田んぼの入り道を軽く刈ってから、今年新たにお借りしたという田んぼへ、あゆちゃんが連れて行ってくれました。
 そこは石生田んぼのなかにあって、3反あるものもありました。
 同じ形で同じ面積の田んぼが延々と続いていると、一体どれがなのはなの田んぼのなのかわからなくなりそうだと思いました。道が入り組んでいて、一体どこから入るのだろうという場所にもあって、この夏、23枚すべてを覚えていくのが大変そうだけれど、楽しそうでもあるなと思いました。
 この日は午前だけでしたが、また他の田んぼも回ってみたいです。
 そしてわたしは1番好きな作業が、やっぱり草刈りだと思いました。

***
 夕方にはサラマンダーのハウスミーティングがありました。
 そのなかで印象的だったことは、他の子がしていた質問で、「人と比べてしまう」という内容に対する、お父さんの答えでした。
 人と比べて、何でも自分が1番であらなきゃと感じてしまうのは、自分自身に対して自信がないからだと、お父さんは話してくださいました。

 人は誰しも自尊心があります。自尊心というのは、自分はすばらしい人間だ、すごい人間だと、自分を偉く思う気持ちではなくて、自分はいつか人の役に立ったり、誰かの力になれると、未来の自分を信じる心だと、お父さんが話してくださいました。
 だから今の自分に自信がなくても、未来の自分は必ず、今よりもっと良くあること、そして社会やまだ見ぬ誰かに貢献できるような生き方をしていることを信じることだと教えてくださいました。
 だから今はどうであっても、未来の自分を信じる。その気持ちでいたらいいと。
 そして、今は誰しも成長途中だけど、お父さんは一人ひとりの未来を信じているし、そのために今必要なことがあれば、アドバイスをしていくし、なのはなにいる限りは必ず支えていくから大丈夫だよ、僕があなたの未来を信じているから大丈夫だよ、とその子に話してくださっていました。
 その言葉がその場にいたみんなにも言ってくださっているように感じて、自分も安心する気持ちになりました。

 最近、何があったわけでもないけれど、自分に対する自信を失っていたところでした。だからか、お父さんの言葉が余計に心に刺さりました。
 今は失敗してしまったり、未熟な部分があったとしても、そこに目をつけて自己否定に陥ったり、後ろ向きになるのではなくて、必ず成長していくことを信じて、そのために今できることを、今の等身大で精一杯でやっていくしかないのだと思いました。
 例えそこで躓いても、決して自分の内に逃げてはいけないのだと思いました。

 わかっていることだけれど、日々の生活に飲まれていくと、大事なことを忘れてしまうと感じます。そういうときほど、お父さんお母さんが教えてくださることを思い出して、前向きな答えを見つけていきたいです。