5月2日(火)「私たちの家族、すわなか ほうさく」

5月2日のなのはな

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 諏訪神社田んぼの溝切りの時に巡り合ったイモリ。りんねちゃんが命名してくれて、「すわなか ほうさく」として、私たちの家族の一員になってくれました。
 私は、今までも、カナヘビやトカゲ、カニなどと言った生き物を飼っては、自然に返して。ということを繰り返していました。

 けれど、本当にちゃんと面倒を見てあげて、最後まで愛情を注ぎ続けるということを、できたことがありませんでした。初めは、喜びのあまり飼うものの、途中で餌や飼育環境を作ってあげることの難しさ、不慣れな部分から、自分のせいで命を落としてしまわないか不安に駆られては、最後まで飼うことを諦めてしまっていました。

 なのはなに来て、田んぼを見ても、なかなか見ることがなかったイモリに巡り合って、私は最後まで放置することなく、愛情を注ぎ続ける! 飼いたい! と強く思いました。

 ほうさくに出会ってから、一番に環境つくりをしました。少しでも、窮屈な気持ちになってしまわないように、なるべく広いお家にしてあげたい。横幅50センチ以上の大きな水槽にカルキ抜きしたお水を入れて、陸となる大きな石と小さな石を入れて、自分が分かる範囲でしたがお家をつくりました。

 

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 次には、イモリの食べ物。肉食だということは、分かっていましたが、詳しくは全く分かりませんでした。しかし、調べてみるとミミズやエビ、おたまじゃくし、金魚の餌まで、食べるということを知り、正直とても驚きました。

 私は、初日は一番見つけやすそうなミミズを探しに行き、みんなにも呼びかけました。普段あんなに見るミミズが、いざ探すとなると、欲しい! と思うと、全然いない。なんでー……と叫びたくなるほど見つからない。

 けれど諦めずに土の中を探して行くと、2匹でしたがイモリが食べるのには最適な小さなミミズを見つけることができました。それを水槽に入れてあげてもなかなか食べません。次の日になっても食べない。

 私は、心配で、心配で、たまらなくなってしまいました。餌が良くないのか、環境が良くないのか、体調が悪いのか、悪いほうばかりに考えてしまいました。

 原因は、来てまだ間もないため慣れていない。安心し切れていない、イモリは毎日餌を与える必要がなくて、逆に与えすぎては消化不良を起こしやすい、ということを知り、少し安心した気持ちになりました。

 私がなのはなに来たばかりの時は、今までとは違う環境で初めは緊張しました。けれども、みんなが支えてくれて、たくさん優しい言葉をかけてもらって、安心する空気や環境を作ってくれて、私は今、安心して楽しんで生活することができている。ということを思い、私と同じようにイモリも安心できるように、精一杯を尽くしていきたいと思いました。
 昼食後に水槽を見てみると、ミミズの姿はなくなっていて、食べてくれたのかな、と思い、希望や喜びを感じました。少し安心してくれたかな? イモリの声を聞きたいよー!

 

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 お父さんが、夜の集合のときに毎日のようにイモリのことを気にかけて下さっては、よりよい方法などを教えて下さります。イモリ&カナヘビ&トカゲ&ヤモリ&サンショウウオの違いといったことから、餌、環境つくりと、私の分からなくて困ってしまっているものを質問させてもらうと、たくさん教えてもらえます。

 一番驚いたのは、お父さんがトラクターがけのときに、カエルの卵を持ってかえって来て下さったこと。バケツ一杯に入ったカエルの卵は、想像以上……相当に驚く子もいます。けれど、イモリは卵やオタマジャクシが大好きで、孵化する寸前を狙っては出てきた瞬間にパクパクと食べる。ということを教えて下さり、もうびっくり仰天。お父さんが少し水槽の中に入れてくださいました。食べてくれるのかな?

 あけみちゃんとタンク補充にいったときには、豊年エビを4匹。水を川から組むときに、一緒に吸い込まれて、タンクのそこに泳いでいました。それを今朝、掃除のピンクチームのみんなで取り出し、しかしなかなか小さくて、しかも透明で見にくい。

 タンクの大きな穴に頭を入れて必死にみんなで探しました。あけみちゃんは、「どこどこ??」と言っていたのに、えみちゃんが見たら、「あっ、ここにいる! ここにも!」と4匹ほど見つけてくれました。えみちゃんの見つける力の凄さ、驚きで口がポカーン…
 水槽のお掃除をしてくれる海老さん。餌というよりは、イモリのお友達? 段々、水槽の中が賑やかになって行きました。

 

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〈作業の休憩時間も、小さな生き物に出会うチャンス〉

 

 水替えは、3日に1回ほど、あけみちゃんに水汲みポンプの使い方から水換え方法を教えてもらって、水槽をきれいにしていきました。餌やふんで汚れてしまっていたので、きれいになるととても気持ちよくて嬉しかったです。

 イモリのお家も、石と水と餌。と本当にシンプルになってしまっているし。餌も何が一番イモリにとって良いのか、環境も居心地良いものはどういうものか、分からない事だらけ…けれど、お父さんやみんなに教えてもらって、手伝ってもらって、毎日毎日コツコツとよくしていけることが、とても楽しくてたまりません。今やりたい! と思うのは、水草と小石を敷いてあげること。隠れ場所を増やしてあげること。休める場所を作ってあげたいです。

 毎日、ほうさくの赤いお腹やくりくりとしたお目目、ひらひらとしたしっぽ、動きにとても癒されています。元気に大きくなってね! ほうさく! もっと安心して、居心地よく暮らせる環境やご飯をあげられるように、頑張ります!

(ももか)

 

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 昨日吊るしたテルテル坊主が呼んでくれたかのような晴れ空に、初夏らしい風の吹く1日でした。

 畑では、ナス、ピーマン、ゴーヤといった夏野菜の畑全面に牛肥の元肥を入れたり、セイヨウハシバミの木に追肥を行いました。セイヨウハシバミは、植えた当初、根の周りに防根シートを埋め込み、根域制限栽培で早く実をつけることができないかと試みていましたが、今は防根シートを撤去して、大きく育てなおしています。たくさんのナッツを収穫できたらと願っています。

 

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〈普段から桃の手入れをしているチームは、なのはなファミリーで新しく作り始める、洋梨のラ・フランスの苗木を仮植えするための畝を、新桃畑の一角に作りました!〉

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〈春ジャガイモの土寄せのため、畝間を管理機で耕しました〉

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〈河原上畑のレタスが、結球を始めています〉

 

 残念ながら、山小屋キャンプを予定していた日は全国的に雨の予報が続いてしまい、雨雲の動きや、準備のこと、この先のイベントの流れなども併せて考えた結果、今回は、山でのキャンプは見合わせることになりました。
 そのかわり、古吉野なのはなで思い切り楽しもうと、みんなで気持ちを新たに、今回ならではの企画やセッティングを練っています。午後からは、バーベキューの道具のセットなども行いました。

 

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〈ウォークラリーの実行委員チームさんも、室内でできるゲームを用意してくれています〉

 

 みんなで作っている恐竜の制作物を大切にして、夏に開く縁日でも、目一杯活かそうね。お母さんが、そう話してくれました。目の前のイベントだけではなく、1年を通して大きな物語のように、みんなで作るものや経験が繋がっていくことを思うと、嬉しい気持ち、わくわくとした気持ちになります。

 

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〈看板職人は、今日もジュラシック・パーク風のタイトル看板を生み出しました〉
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〈新聞紙ファッションショーのチームで集まり、どんな衣裳を作るか、打ち合わせ〉

 

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〈今日、5月2日は、なのはなファミリーのスタッフであり、コンサートではボーカルをつとめている、あゆちゃんのお誕生日でした。いつも変わらない笑顔で、大きな大きな優しさや勇気でみんなを守り、道を切り拓いていってくれる、大好きなあゆちゃんをお祝いし、みんなで気持ちを伝えることができました。昼食は、あゆちゃんの旦那さんである、りゅうさんの特製ジャガイモコロッケ!〉

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