5月3日(水)「50本の洋ナシ & 「鎌坂峠つつじまつり」ステージ、最終リハーサル」

5月3日のなのはな

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「洋ナシを育てようと思うんだ」
 お父さんの言葉に、私はとてもわくわくした気持ちになりました。
 2022年11月、50本の洋ナシの苗木が、なのはなファミリーにやってきました。

 11月末、古畑の、桃とブドウの間に、苗床を拵えて、苗木を斜めに寝かせて、仮植えをしておきました。春の植え付けに備えて、冬を越すためです。

 予定では、春までに畑の準備をして、3月半ば頃に植え付けをするつもりでした。しかし、植え付け時期までに畑の準備が間に合わなかったため、先日、今年の秋に植え付けることになり、この日、古畑に仮植えしていた苗木を、新桃畑の空いているスペースに、植え替えました。

 

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 古畑に仮植えされている間、洋ナシの苗は、元気に健気に育っていることを感じていました。
 1月に大雪が降って、何日も雪に埋まったままになったり、-10度の寒さになりましたが、耐えて、3月下旬には、葉芽が芽吹き始めました。私はそれを見たとき、とてもホッとしたし、嬉しかったです。

 しかし、その後、植え付け場所が決まらない状態で、4月に入り、芽はさらに伸びて、葉が展葉しはじめました。洋ナシの葉は丸くて、こんな形をしてるんだ……と、可愛らしく新鮮でした。そして、4月は気温が高く、雨もよく降り、洋ナシの芽も、すくすく伸び始めて、10センチほどの長さになりました。

 困ったことに、仮植えのときにはは、すぐに植えかえるつもりだったため、苗木を斜めに寝かせていたことで、芽吹いた芽は、360度、どの面から出た芽も、すべて上方向に伸びていってしまいました。
 私はそれを見たとき、早く植えつけてやりたい……、と思いながらも、どうすることもできず、苗木を起こしてやったらそれはそれで余計なダメージを加えてしまいそうで、ただただ、早く畑が決まりますように、と思ってました。

 

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 作業としては、新桃畑に1メートル幅の畝を立てて、そこに1メートル間隔で、洋ナシを立てて植え替えました。
 本来の植え替え時期ではないため、できるだけ丁寧に、手早く、根を乾燥させないこと、新梢を傷つけないことなどを意識して行いました。
 掘り起こしてみると、まだ新根はそれほど伸びていなくて、0.5センチ~2センチほどの長さでした。

 新桃畑では、植え場所に印をつけたあと、2人1組になり、深さ20センチほどの植穴を掘り、そこにジョウロ1杯の水を入れて、苗木を立てて、土を寄せました。接ぎ木部分が埋まらないように、浅くも深くもならないようにしたいことを、メンバーに伝えました。
 伸びてしまっている芽の方向は、北に統一しました。理由は、偏って伸びてしまっている芽が、陽の当たる時間の長い南方向に向かって、バランスよく伸びていってくれることを期待してです。

 

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 最後に、1本に1杯ずつ、さらに水をやって、乾燥防止と草除けのために藁を敷きました。
 洋ナシがのびのび育っていける状態にできて、安心しました。
 本来の植え付け時期ではないせいか、植えつけ直後は、葉がくたっとしてしまった苗木もありました。少し心配ではありますが、これから、こまめに水やりをして、様子を見ていきたいです。

 

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 畑は、4月に、地域の方の厚意で、池のほとりの、素敵な場所に決まりました。
 お父さんはその畑を「デュランティ畑」と名づけてくれました。
 そこに洋ナシが育って、春には白い花を咲かせ、晩秋にはたわわになった実を収穫できる光景を想像すると、希望が湧いてきます。

 みんなでピクニック行きたいね、お花見をしたいね、と話に上がります。
 これから、みんなの素敵な場所になっていくのが楽しみです。
 デュランティ畑は水が集まりやすい畑であるため、水はけを良くして、畝を作るなどの整備や、肥料や資材を入れる必要があります。これから何年も洋ナシが植わる前提で、しっかりとした準備を進めているところです。

(あんな)

 

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〈洋ナシを植え付けたあとの、桃の摘果作業時には、太陽の周りに虹色の光がかかる「ハロ」がくっきりと見え、美しかったです〉

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 天候などの都合で、キャンプの会場が古吉野に変更になり、これまで準備してきたものを活かして、古吉野の会場で楽しく遊べるようにみんなで準備を進めています。

 私はウォークラリー改め謎解きゲームのチームで、ある被り物を作り足すことになりました。昨日から、「あと2つ作り足してほしいんだ」と頼まれていたのですが、ゲームの中にそれを被る役が登場すると聞いて、やるのも楽しそうだし、みんなも予想外の出来事にハラハラして、きっと楽しんでくれるだろうなと思って、楽しみな気持ちが一層高まりました。

 たけちゃんがその被り物を見て、近づけないでと最初は怖がっていましたが、一緒に作っていると「つけて」と言うので、被せてあげました。するとたけちゃんの目がキラキラして、「見てー」とお母さんやみんなに見せに走って行きました。作ったものを喜んでくれることがこんなに嬉しいんだな、早くみんなにも被ってもらいたい、と思いましたが、ゲームが始まるまでは内緒なので、当日の楽しみにしておきたいです。

 

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 みんなにやってもらうゲームを実行委員で実際に遊んでみて、どうしたらもっと楽しくできるか、セットする場所やレイアウト、制限時間などを考えました。
 このゲームは、謎解きゲームに挑戦するみんなが、ヒントを得たくなったときに遊ぶミニゲームです。

 あゆちゃんが、ゲームの内容だけでなく、1秒でも早く答えが知りたいとゲームに走ってくるみんなのスピード感を崩さないことが大切だと話してくれて、シンプルでわかりやすい説明になるようにつくり直しました。どうしたら楽しんでもらえるかと考えることも、利他心なんだなと思いました。私も、ゲームをしている人と同じスピード感や気持ちでいたいなと思いました。

 

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 ゲームは古吉野なのはな全体が会場になりますが、そのなかでも音楽室は別世界に行ったような会場ができあがっていました。内容を知っていても、その会場を見ただけで鼓動が速くなりました。
 今日やったものでも充分、雰囲気たっぷりだったのですが、もっと面白くするアイディアも出て、みんなにきっと楽しんでもらえるだろうなと思います。

 各チームで担当を決めて、飾り付けや掃除も進めました。
 キャンプへ来て下さるゲストの方々にも気持ちよく過ごしてもらえるように、おもてなしの気持ちを持って残りの準備もしていきたいです。

(なる)

 

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「鎌坂峠 つつじまつり」出演のためのリハーサルを、古吉野なのはなの体育館で行いました。
 お客様をイメージして、本番の景色をイメージして向かうこと。気持ちをしっかり作ることを、お父さんが前回のリハーサルのときに話してくださって、目の前にお客様がいることをイメージして、見せる意識をもってリハーサルに向かいました。

 衣装の着替えでは、前回のリハーサルで、着替えがスムーズにいかなかったところを、お母さんや衣装部のみんなで、ステージに出る前にしっかり気持ちが作れるように、着替えがスムーズにいくように考えて、今日のリハーサルに向かいました。
 お母さんがいつも教えてくださること、1人でも着替えで助かる人ができるように、一番いい形で着替えをスムーズにすることをモットーにして、これからも、衣装の流れを考えるときに心に置いておきたいと思います。

 

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 着替えはとてもスムーズにいきました。着替えがスムーズに行くと、あゆちゃんが読んでくれるMCの言葉も入ってきて、次の曲の気持ちが作られていくことを感じました。
 リハーサルをしていて、前回のリハーサルのときよりも、気持ちが作りやすかったのと、気持ちが前に出て、一緒にステージに立っていダンサーのみんなやバンドメンバーと一体になっている感じがしました。

 今回のつつじ祭りで、『ハウ・ファー・アイル・ゴー』という曲を初披露します。
 衣装もみんなで作った手作りの衣装で、瑞々しく、若々しい衣装になっています。
 ダンスも希望を感じるダンスの振りで、今回のつつじ祭りで初披露できることが嬉しいです。

 ツツジ祭りに向けてダンス練習をしてきた過程で、個人的に、『ザ・グレイテスト・ショー』のダンスで、うまくいかないところを、まえちゃんやあけみちゃんに教えてもらって、みんなに助けてもらってダンス練習をしてきた時間が有り難かったです。今回のステージで終わりではなくて、もっともっと高いレベルを求めて、日々のイベントなどで積み重ねていきたいです。

 

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 リハーサルが終わったあと、お父さんが、
「気持ちが前に出ていて良かった。でも、ダンスにも気持ちにも、もっとキレを作ったらいいね」
 と話してくださいました。
 ステージで表現する側として、もっともっと見せる意識を強く持っていたいと思いました。
 そして、いつどこを切り取っても、なのはなファミリーとして見せる意識を持ち、気持ちをしっかり持って、明日の現地でのリハーサルも、本番も向かっていきたいです。

(ふみ)

 

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