
5月1日のなのはな
1日、夏野菜の支柱用の竹カットを進めました。
午前は河原大の畑で、先日竹取りをしたものを、軽トラックで運べる長さに切りました。
竹の梢側、細いほうから横竹用の約4メートルを切り、その残りを1,5メートル、さらに余っていたら残りを1,5メートルや2メートルにしました。さきちゃんが、4メートルと1,5メートルの物差しを作ってくれていて、地面に米ぬかで印をつけ、その印に合わせて、ノコギリが地面に当たらないよう、りん木を置いて切っていきました。
2人1組で、1人が補助、1人が切ります。1人だと、片手は竹を押さえて、もう片方の手で切る、となりますが、1人が押さえてくれているので、両手で切ることができて、力が入れやすく速くできました。切る印のあたりにりん木を置いているので、丁度良くそこが1本の竹の頂上になり、切れ目が開いていく形で切りやすかったです。
その後からは、まえちゃんたちが運んでくれた竹をグラウンドに並べ、卓上ノコでカットをしました。4メートル、2メートル、1,5メートル、そして杭用1メートル竹の長さのカットと、地面に差し込む側の斜めカットをしました。
作業する私たちの後ろに降ろしてある竹を卓上ノコの手元に持ってきて、カットし、前(横)に置く、という流れで作業をしました。
カットした竹を前に転がすと、コロコロ転がっていってしまうので、留まってほしいところにコンテナを置いてストッパーにしたり、卓上ノコで切りやすいように、ブロックを竹の下に置いて支えたりしました。
少しの工夫でも、そのやりやすさがスピードを上げてくれて、楽しいなと思いました。
るりこちゃん、なつみちゃんと3人体制で切っていきました。1人が印に竹の端を合わせ、1人が切り、1人が次の竹の用意と、切る長さの判断や、まっすぐ切るか斜めに切るかの判断などをしました。
印に合うと、なつみちゃんが「オッケーです!」と言ってくれて、「はい!」ブイーン、るりこちゃんが「次2メートルです!」と言ってくれて、ブイーン、というのが、実際には流れに乗ると卓上ノコの刃の回る音が絶えずしていました。先日まで行っていた、ビニールハウスの修繕作業を共にした私たちですが、今日はそれを思い出す、気合建築モードの掛け声でした。
さきちゃんが、「今、切れる竹は今日ですべて切れました」と言ってくれて、とても嬉しかったです。
今日は4メートル、2メートル、1,5メートル、1メートル合わせて約750本の竹を切ることができました。今現在で、この夏使う支柱用の竹の6割ほどができています。
(さくら)
***
桃の摘果を進めています。今、桃の実は、直径1センチほどに大きくなっています。ついこの間まで、赤いガクに守られて見えなかったけれど、今はガクを脱いで、ふわふわした産毛に包まれた桃の実の赤ちゃんが顔を出しているように見えて、とても可愛いなあと思います。
摘花は全部で2巡行います。今は、1巡目の摘果を進めています。2巡摘果をして、最終着果数にし、袋掛けです。最終的に、桃の実を付けられるのは、枝30~40センチのあいだに1個の間隔です。1巡目の摘果では、最終着果数の2倍の数を、厳選していきます。
今は、桃の実が毎日1ミリずつ大きくなっているように感じます。毎日、毎日、桃畑に行って、それでも日に日に大きくなっていることが分かります。桃の木も、実を大きくさせることに毎日、たくさん養分を使っています。出来るだけ早く摘果をして、木につける実を厳選することが、木にとっても優しくなります。
あんなちゃんが、5月10日までに、1巡目の摘果を終わらせ、5月20日までに2巡目の摘果も終わらせたいと話してくれました。
桃には硬核期、という、種が固まる時期があります。このときは、人でいうと妊婦さんのような時期で、子孫を残すためのプログラムを作る大切なときなので、繊細になります。このときに、摘果をしてしまうと、急に実の数が減って、それだけ木にダメージになります。そのため、硬核期に入る前に、摘果を終わらせる必要があります。
硬核期に入るのが、5月20日頃なので、その頃が、摘果のタイムリミットです。刻々と桃の実が大きくなり、タイムリミットも迫ってきているので、みんなで集中的に、スピード感を持って摘果を進めました。
朝食前から作業を進めました。今日は、早生品種の加納岩白桃や、清水白桃を進めました。開墾17アールと石生の桃畑にある木に取り掛かります。背が高くて、大きな木でも、みんなで取り掛かると、1本を終わらせるのが、とてもあっという間に感じました。
とても天気が良くて、摘果をしていても、暑いぐらいでした。どんどん桃の木も葉を増やしてきていて、もさもさ茂ってきます。緑が濃くなってきて、太陽の光を浴びてキラキラ光っている光景が、もう夏の桃畑の景色に変わっていました。
桃の実は、大小差がはっきりと付いていました。極端に小さなものは、結実していないので、大きくて良い実だけを残しました。また、枝の中で、一番実を付けやすい位置に、実が残るようにします。枝先のほうで、ぶらぶら揺れて危なそうだという位置や、枝の根本に近く、枝に食い込んでしまいそうだと思う位置は、優先して落としました。今は1センチほどの実だけれど、大きくなったときのことをイメージしながらの作業が、頭を使うけれど、とても楽しかったです。
最初は、どの実を残すか、迷ったり考える時間がありました。けれど、慣れてくると、枝を見て、すぐに残す実を選んで、その他の実を落とせるようになりました。あんなちゃんが作業始めに、もう一度、間隔を確認してくれて、これでは少なすぎるのではないか、とか、多すぎるのではないか、という心配もなくなり、潔く落とせました。
大きくて綺麗な実が、近い間隔で付いていて、どちらかを落とさなければならない、という時は、少し胸が痛むし、落としてしまったら、もう後戻りできないので、判断に責任を感じます。でも、摘果した後の桃の枝は、少しすっきりとして、一つひとつの実が、伸び伸びしているように見えて、摘果で選んだ実が、どうか虫にも襲われないで、大きく、綺麗に育ってほしいなと思いました。
摘果と同時に、病気や枯れ枝の除去も進めています。摘果で、隅々の枝まで目を通すので、病気の枝も、もれなく取ることが出来ます。防除をしていても、病気の枝があれば、広がってしまうので、病気の枝を取って、木を綺麗にしていけることが嬉しいなと思いました。
今日は、10本以上の桃の木の摘果を進めることができました。昨日よりも、さらにスピードを上げられたような気がして嬉しかったです。これからも、もっと良くしていけるように、頑張りたいです。
(りな)
***
魚取り畑と、ゆず畑のニンニクの草取り、草刈りを5人で進めました。
5月末から6月初旬ごろに収穫が予定されているニンニク。ニンニクは、ピンと威勢よく、草丈50センチほどに揃って育っています。
まりのちゃんが草刈り機で畝周辺の草を刈ってくれて、他の4人で畝の上の草を取りました。
1畝に4人で入って、その畝の草を取れたら、次の畝へ進みます。まだ雨の余韻が残っていて、土はフカフカしていたので雑草を抜きやすかったです。根張りの強い雑草は、根元から鎌で刈り取りました。
せいこちゃんがタイムキープをしてくれていて、1畝約5分で進み、スムーズにすべての畝を終わらせることができました。また、魚とり畑は石の土手に囲まれているので、草刈り機で刈りにくい畑の端も、鎌で刈りました。
最後は、畝間にまとめていた草を回収し、畑全体がすっきりと、ニンニクだけが際立つようになりました。
魚とり畑、ゆず畑と回って、綺麗になった畑を見渡すと、ずらりと美しく揃っているニンニクが、すごいなと思いました。
1月の頃は、雪の下に小さなニンニクが埋もれて、その上の雪かきをしていました。それから暖かくなるにつれて、ぐんぐん元気に育って、雪の下でペタンとなっていたとは思えないくらい、ハリがあって、逞しいなと思いました。
風通しも良くなった環境で、収穫までの最後の成長をしてくれたらいいな、と思います。
(りんね)
***

