4月16日
○ゆうなちゃん
東京公演からみんなが帰ってきてくれて、日常が戻ってきました。
昨晩から、早くみんなに会いたいなという思いが募って、今朝起きたら、ちらほらと帰ってきた子の姿が目に入ってきたときは、すごく、すごく嬉しかったです。
たった3日間会えなかっただけなのに、もっとずっと長い間会っていなかったようで、久しぶりにみんなに会えたような気がしました。
朝食の席では何人かの子が現地での様子を聞かせてくれて、お父さんの講演も氷川神社での演奏も大成功だったというお話をしてくれました。
この3日間、場所は別々ではあったけれど、東京組と古吉野組と気持ちは1つに過ごせたことが嬉しかったです。
それを強く感じたのが、午後からのアセスメント演奏で『ビューティフル・ピープル』を踊っているときでした。
みんなの歌声がいつも以上に大きくて、声にも力が籠もっていました。また、ダンスの振りも隣の子、前の子と、全員が一本の糸で繋がっているように揃っていることを感じ、仲間を思い合う気持ちがダンスのなかでも表れたような感覚でした。
アセスメント演奏前に、東京公演に行っていたあけみちゃんが、
「(東京に行って)求めている人はいっぱいいることを感じた。今日はそのなかでも、なのはなに来てくれた、答えを求めているたった一人のために、良い演奏にしよう」
と話してくれたことが、より演奏に向かう気持ちを高めてくれたと感じました。
この3日間で高まった団結力を、今日の演奏とダンスを通して表現できて、踊っていてもいつも以上に仲間の存在を感じながら踊ることができたと思いました。
そして今日のアセスメント演奏を通して、新しい仲間が増えました。
この3日間を経て、今日新たに、答えを求めている仲間と出会えたことが必然だったように感じます。
ゆうなちゃんは、体育館に入ってきたときから、そのあと一緒にOMTをしたときまで、ずっとニコニコと目を細めて笑ってくれていて、とても優しい穏やかな印象を受けました。きっと不安な気持ちもいっぱいあると思うけれど、ここがきっと良いところであることを信じてくれていることが表情、言葉から伝わってくるようで、そんなふうに初めから気持ちを外に向けて、周囲への気遣いができるゆうなちゃんが、すごく素直で純粋で、優しい子なんだなと思いました。
一緒にいられて嬉しいです。
自分たちが摂食障害になったことは決してマイナスなことではなくて、きっと必ず、この経験が自分たちの強みになって、プラスの力になることを信じています。
だから今は困難なことがあっても、絶対に明るい未来があることを信じ続けて、ゆうなちゃんとあけみちゃんと手を繋いで、一緒に前に進んでいきたいです。
夕食後にはお母さんが朗読をしてくださって、ゆうなちゃんとあけみちゃんと、なるちゃんとふみちゃん、たけちゃんも一緒に聞かせていただけた時間も嬉しかったです。
早速、ゆうなちゃんも感想を書いていました。
ゆうなちゃんがなのはなに来てくれて、とても嬉しいです。