「夕日に照らされて」 ゆきな

4月15日

*田んぼの肥料まき(昨日)

 田んぼの肥料まきは、たくさん身体のエネルギーを使ったはずなのに、逆にエネルギーが湧いてきて、みんなで最後までやりきれたことが嬉しかったです。昨日の1日で10枚の田んぼを終わらせました。私は午後から6枚の田んぼの肥料入れに入りました。ひでゆきさんも来てくださって嬉しかったです。

 カーブミラー田んぼと那岐山3反は、3反と名前に書いてあるとおり広くて、畑に着いたときはみんなと野球ができそうなくらい広いな、と思いました。何度も肥料やりをして、少しずつやり方が確定してきました。

 カーブミラー田んぼは田んぼを3分割にしてバケツリレーをしました。あゆみちゃんが全体を見てくれて、それぞれの間隔が均等か、今の牛肥の撒く量は丁度よいか、テミを集める人を作ったらよいか、全体を見て指揮をしてくれました。あゆみちゃんがいつも明るく声を掛けてくれて、みんなにとって一番いい動きができるようにと頭と心を使う姿が格好良かったです。

 わたしはまこちゃんにテミを渡すことが多かったのですが、まこちゃんがみんなの力になろうと今できる精一杯でバケツリレーをしている姿に私も力をもらいました。
 すにちゃんは、いつも全力で走っていて、エネルギッシュな姿が格好良かったです。どれみちゃんとさとえちゃんは、ずっと牛肥をテミに入れ続けていたのですが、どんなときも爽やかな笑顔があって、その笑顔が綺麗でした。

 那岐山3反田んぼは田んぼの短辺がどちらも道路を挟んでいるので、エルフを移動させながらバケツリレーができて、その分、移動距離が短くなってやりやすかったです。広い、と思っていた田んぼも、みんなといれば完了できそうに思ったし、それぞれが精一杯に動いて楽しんで肥料まきができることが嬉しかったです。

 那岐山3反が丁度終わったとき、なっちゃんの赤いパッソが見えました。なっちゃんとなおちゃんが、特製クエン酸水を持ってきてくれました。身体がクエン酸の酸っぱさを喜んでいるように感じたし、飲んだあとに、外を見たら視界がクリアになっていました。今飲んだものがすぐに身体に効いたことに驚きというか、感動したというか。自分が摂ったもので身体が作られていくってこういうことなのか、とも感じました。
なっちゃんとなおちゃんの心遣いが嬉しかったです。

 光田んぼ上下に行くと、前の2枚の田んぼが広かったからか、小さく感じました。「え~、これは小さいよ」と言っているみんなが面白かったです。
 光田んぼもあゆみちゃんが指揮をしてくれました。「まだ(撒く範囲が)広いから淡々と撒いていこう!」そう声を掛けてくれて、みんなの気持ちを大切にして声を掛けてくれるあゆみちゃんの優しさを感じました。

 バケツリレーは牛肥を撒く人とエルフから牛肥を受け取る人をつないで列になっているのですが、それが最短距離の直線ではなくて、どきどき緩やかにカーブをなっていることを教えてくれました。だから、できるだけ直線の最短距離でつなごう、とみんなで前後を気にしながら繋げた時間も楽しかったです。生き物みたいにみんなが列が動いていって、それを見ているあゆみちゃんが「綺麗だよ!」と声を掛けてくれました。みんながみんなを感じて、思いやりながら動いていて、自分もその中の一部として生き物のように動けていることが嬉しかったです。

 目標の5枚目が終わったとき、できたらやりたい諏訪新の田んぼも今日でやってしまいたい、という気持ちは、みんなが揃っていました。
 諏訪新に行くときの車の中で、まなかちゃんやみつきちゃんが、肥料やりをしているとみんなの団結力が強くなることを感じるよね、と話していました。自分もそうだな、と感じたし、ちーちが「ちーちも!」と話していて、車の中で笑い合いました。

 諏訪新の肥料まきはあっという間でした。やよいちゃんも来てくれました。次の田んぼに行くたびに、ヘルプで駆けつけてくる人がいて、いつも心強かったです。テミを手渡しながら「○○ちゃん、大好き」という声かけも伝言して、そういう声かけにもエネルギーをもらいました。

 終わったときは、やりきった、という達成感と安心感がありました。1人ひとりの笑顔が、夕日に照らされて綺麗で、みんなの周りの空気も達成感と嬉しさで満ちていました。東京組のみんなに「肥料まき、終わったよ!」という動画も撮れて、そのメッセージやそのときのあたたかさが東京に行っているみんなに届いたらいいなと思いました。