4月8日(月)「今がチャンス! ニンジンの種まき・キャベツの畝立て」

4月8日のなのはな

 雨前に山畑の畝立てを絶対に終わらせてみせます。気合100パーセントで、鍬を片手に、山畑へ向かいました。 

 昨日お父さんがトラクターで耕して下さった、耕したてのまっさらな土に、ラインを引いていきます。畑の両端に、畝幅70センチ、畝間50センチの印をつけていき、最後にメジャーで真っすぐ繋いで、米ぬかで線を引いたら……あっという間にライン引き完了です。

 

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 ラインが引けたら、畝立て開始! 1畝がとっても長いので、みんなで1畝に入って、追い越し方式で溝を切っていく作戦で、初めは進めていきました。
 ここにはキャベツが植わるので、なるべく高畝で、そしてなにより真っすぐ、美しく。畝立てが初めてのメンバーも一緒に、みんなで力を合わせて、エッサ、エッサ……と、土を上げてきます。

 すると、初めは少人数だったけれど、フルメニューでなのはなコースを走り終えた皆も、鍬を片手に次々と畑へ駆けつけてくれて、総勢15人ほどになりました。その中には、たけひろくんとたいちくんの姿もあります。残す作業時間1時間30分、絶対にみんなと立て終えて見せる! みんなが来てくれたことにより、より、やる気がみなぎりました。

 

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 さっきまでは、みんなで1畝を入っていたけれど、少し作戦変更です。まちちゃんが考えてくれて、1畝に3、4人で入ってみることに。そうすると、多人数がいるので、1チームが担当する畝数が少なくすみます。それで、またまたエッサ、エッサ……。

 しかし、山畑は広く、1畝立て終えるのも一苦労、なので再び作戦変更です。この畑は3つの区画に畝を分断するので、1つのスパンごとに、みんなで終わらせていくことになりました。目標が区切られ、きゅっと短く感じました。

 1つ目の区画が終わったら、2か所目、そして最後に3か所目。
 3つ目の区画は特に水はけがよく、土が軽く感じました。残り時間はどんどん迫って来てはいるけれども、畑にいる全員の、「雨前に絶対に終わらせるんだ」という気持ちがビシバシと空気として感じられて、気合と活気のある中で、私も最後まで諦めずに、前だけを見て畝を立てていくことができました。

 ちょっと疲れて来たかも、というところに、たけひろくんたちが、かわいい笑顔とお茶を配ってくれて、癒やしと水分が全身に染みわたっていくことを感じて、身体が回復。ラストスパート、みんなで怒涛の勢いで、立てていきました。

 畝を立てられたら、残す工程は、かまぼこ型に均していくだけです。少し、昼食の時間は押してしまいそうだけれども、下の畑でニンジンの種まきをしているみんなも、雨の降る前に、きりが良いところまで終わらせてしまうそうなので、私たちも畝均しまで終わらせてしまおう。ということで、本当に、本当に、もの凄いスピードで、全畝の形を整えることができました。

 

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 出来た! 広かった山畑ですが、無事に立て終えることができました。
 最後には、ニンジンの種まきチームとも合流して、種まきも終わらせることができて、みんなと力合わせて2つのミッションを雨前にクリアすることができて、達成感があり嬉しかったです。

(ももか)

 

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 前日の早朝から始まった、山畑下でのニンジンの種まき。
 この日も朝から、出勤前のお仕事組さんや、育苗係のみんなが集まって、種まきの続きを始めました。

 

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 ニンジンは、種のときも、苗のときも、そして成長して大人になっても、陽の光と、とても相性が良く、そんなニンジンにとって、高台の山畑下は、とっても良い畑です。種まきをしていても、種をまいている右手が、日差しに、かすかながら焼かれていくのを感じるほどです。

 そして、日当たりだけでなく、須原さんやさくらちゃん、よしみちゃんたちが、以前この畑の周囲にあった防風ネットやポールを撤去してくれたので、風通しも良く、青空の下で、ニンジンの繊細な葉が伸び伸びと育っていくのがイメージできます。畑一面に、元気なニンジンが育っていくのを想像するだけで、種をまいているときから、緑いっぱいのニンジン畑が楽しみになってきました。

 春夏ニンジンは、条間、株間ともに15センチ間隔の4条植え。

 

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 種はコーティングされているため、6ミリほどの大きさがあり、まきやすいのですが、中には、とっても小さい、息で飛ぶような本当に小さな種が眠っているので、覆土は種の2倍以下を意識して、それでも水やりで種が見えないように気を使って、まいていきました。

 この日は午後から雨予報ということもあり、時期を逃さないうちにニンジンの種まきを終えるべく、一つ上の山畑でキャベツの畝立てしてくれていたチームから、数人の助っ人を呼んで、種まきや不織布掛けを助けてもらい、無事に畑全面に、ニンジンの種をまき終えることができ、良かったなと思います。

 

 

 ニンジンは、芽が出るまでの期間が、栽培の中で最も難しいところだなと思い、水やりを欠かさず、だけれど腐らせることなく、種の気持ちになって見守っていきたいです。

 

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 午後と夜には、まえちゃんやしなこちゃんと一緒に、カボチャと、グリーンカーテン用のゴーヤの芽出しをしました。
 動画を見て勉強したところ、かぼちゃの茶色い殻の中に、緑の種があって、そのしずく型の殻の上から5ミリほどの肩を爪切りで切って、吸水しやすい状態を作るのだそう。

 最初は(間違って、種を傷つけたらどうしよう)という恐怖心と、慣れない爪切りで苦戦しましたが、まえちゃんが、「角度だよ」と教えてくれて、種と爪切りの角度がジャストになると、美しく殻を切ることができて、そうやってコツを掴んでくると、神経を使う芽出しも楽しくなってきました。

 同じ要領で、ゴーヤは種の片側だけを爪切りで切り、一昼夜浸水させて、翌日に水を切り、適温で管理して、発根したら種をまくという流れになるのですが、また、新しい野菜の命が誕生して、本当にかわいい双葉が出る赤ちゃんを見ていけることが、とても楽しみで、嬉しくて、今からにやにやしてきてしまいます。

 上手く発根させられるように、明日の浸水から管理を頑張ります!

(なつみ)

 

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〈桃畑の草刈りや、霜対策の用意も行いました〉