5月7日(火)「夏野菜のために、竹取りへ & 女王蟻との出会い」

5月7日のなのはな

 ナス、ピーマン、ゴーヤ、夏の3大野菜を育てるために必須なのは、支柱。支柱を立てたくても、竹がなければ始まらない。去年の10月にも何百本という本数を既に取ってはありましたが、それでもあと600本、必要です。畑に既に植わっているナスも、これから植わるピーマンやゴーヤも、支柱が立てられるのを心待ちにしています。
 そんな訳で、600本、竹を取ろう! 1日かけて、お父さんやあけみちゃんたちと、竹取りを行いました。

 

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 午前中は、地域の牧場近くの竹林で竹取りをしました。太過ぎず、細過ぎず、縦支柱にはベストな太さであり、そして一本切るだけで3本ほど、柱用の竹を確保することができる竹がずらっと聳え立っていました。しかし、作業をするにはスペースが狭く、伐った竹をどのように倒し、どこに運んで、枝払いや先端のカットをするか、そして、それらを終えた完成品はどこに溜めて行くのかをよくよく考えて、作業のしやすいスペースと効率の良い流れを作っていく必要があります。

 お父さんや皆と頭を働かせて、竹の道を作ります。まず、第一に「竹を伐る」。あけみちゃんとまちちゃんの2ペアが、のこぎりでどんどこ、どんどこ、竹を伐り倒して行ってくれます。そして、続いて「運び出し」。それを、ゆうなちゃんやまこちゃんが、運んで来てくれて、それを残るメンバーで「枝払いや先端のカット」をして行きます。

 今回の竹取りのキラキラポイントはと言いますと……「電動剪定ばさみ」の登場です! 今までは、竹の先端のカットをのこぎりで行っていたのですが、今回あんなちゃんから、桃の剪定で使っている、電動剪定ばさみを借りて、竹取りでも使わせてもらえることになりました。それにより、今まで10秒かかっていたものが、1秒で出来てしまいます。ボタンを押したら、瞬く間に切れて、どんどん切れて、全く時間がかからない。それに、凄く救われました。

 それに一回一回、切るたびに(おぉっ)と感動してしまいます。伐っている感覚が一切無いくらい力がいらないのに、物凄く綺麗に切れてしまう、電動剪定ばさみに圧巻です。

 

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 3つの工程を終えた竹を最後には、3メートルにカットしてエルフに積んで行きます。ここでは、『丸のこ』の登場です。キュィーン! と鋭い音と共に、太い竹も難なく切れて行きます。その鋭さが怖い気持ちもあるけれど、カットしてくれているあけみちゃんがやりやすいように、怖さを吹き飛ばし、丸のこの勢いに負けないようにがっしりと竹を固定しました。
 取った竹のカットも出来、エルフに積み込んで……無事に、午前の部が完了です。

 午後の部は、エルフから竹を降ろすところから始まりました。皆で「16!」「98!」……と本数を数えながら降ろして行きます。午前中に取れた3メートルの竹の数は、だいたい120本ほど。目標まではまだまだのようです。けれども、午後も行けるところまで取りまくります!! 支柱立てが出来るように、ナスたちのために!

 午後は桃畑である開墾26a畑の竹林で行いました。事前にあけみちゃんが作業をしやすいように草刈りをして場所作りをしてくれていたり、以前この場所で行なった時の流れを共有してくれていたので、よりスムーズに作業に取り掛かることが出来ました。

 午前に増して伐りだし部隊の2ペアのスピードが速く、どんどん、どんどん、どんどんと、竹が運ばれてきます。内心(ひゃーっ!)と悲鳴をあげそうになるくらい、速いです。

 

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 竹に飲まれてしまう前に、いそいで枝払いを進めます。鉄棒を振り上げ、枝の根元を狙って打ち付けて行きます。何本も何本も繰り返し、払い続けます。使っている鉄棒と相性が良いのか、今回の枝が打ちやすいのか、コツをつかんだのか、枝を持たなくても、ただ鉄棒を降るだけで、ぽろっと竹から枝が取れ、それを連続してすることが出来るようになり、1本にかける時間も数秒で済むようになりました。そこまでくると、もう枝払いが楽しくてたまりません。

 次に竹が運ばれてくるまでに、一本払い終えて、次の竹、というように、追いかけっこのように素早く枝払いをしていけることが、凄く気持ちが良かったし、1日中やっていられるくらい夢中になりました。
 今回、枝払いを初めてやった、ゆうなちゃんも、「楽しい!」と言って、べしべしと枝を落としてくれていて、みんなで夢中になって、出来たことも嬉しかったです。

 

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 枝払い出来たところから、追いかけてすにたちゃんが、電動剪定ばさみで先端カットをしてくれていて、あっという間に伐りだした竹から、枝葉が落とされ、綺麗な竹になっていました。

 最後に皆でエルフに積み込んで、今日1日の竹取りが完了しました。600本までは行き届かなかったけれども、エルフにはもう積み切れないくらい山盛りの竹を取ることが出来、今日のみんなのベスト竹取りが出来たと思います。

 

 それを虫の世界でも喜んでくれていたのでしょうか……な・ん・と、古吉野に帰宅し、みんなと花壇のお花を見たり、草取りを少ししていると、『女王蟻』を発見しました! 初め見たときは、蟻とは思えない大きさで、目を疑ったのですが、どう見ても蟻で、けれど、お尻がぷっくりと膨らんでいて、普通の蟻のような真っ黒でなく、ほんのりと光輝くような光沢があり、これが噂の女王蟻ということが発覚し、今日いちばん感動し、驚きました。

 

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 少し歩くと、道にはぞろぞろと蟻の大行列が出来ているのも発見しました。きっと、今日が蟻のお引越しの日だったのでしょう。竹取りお疲れさまの、すてきな発見でした。

(ももか)

 

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〈ナスの追肥や、桃の摘果、そして明日から始まる種籾の芽出しのための温湯消毒などの作業も行ないました〉
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〈夜には、藤井先生が来てくださり、アコースティックギター教室がありました!〉