5月8日のなのはな
週末の播種に向けて、準備が着々と進んでいます。
この日から種籾の浸種もはじまり、見回りメンバーが3時間ごとに撹拌、入れ替えをして、温度管理も進めています。
午後からは、育苗トレイを並べるグラウンドの整地も進めました。
列になって三角ホーで草を取っていきました。平らな土にするための第1工程。
そして、須原さんが、仕上げに、軽トラに繋いだトンボをかけてくださり、グラウンドがとてもきれいになりました。
グラウンドの整地が終わると、翌日から始まる、焼土詰めの準備に入りました。
中庭の整地や、焼土を積むためのトラックの準備など、播種に向けて準備が続きます。
私たちとは別に育苗トレイの数の確認や、何の品種の種籾を播くトレイかが分かるようにシールを貼ってくれているチームもいました。今年から5枚、田んぼが増えたこともあり、稲作の面積はおよそ4町3反になりました。育苗トレイも前年より多く、約960枚、用意してくれていました。
9日木曜日の午後からは種籾の芽出しがはじまり、焼土詰めの1日が待っています。まえちゃんと、準備メンバーと、バトンを繋いでいく気持ちで播種に向かって行きたいと感じました。
(どれみ)
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5月。畑がはじまる、夏野菜が始まるよ!
なのはなの畑は、広くて、いろんな場所にたくさんあって、どこがどこの畑なのか覚えるのにも一苦労です。この日は、畑の元肥入れも兼ねて、肥料倉庫を一度、空にしたい、ということで、山盛りになっていた牛肥を畑にまいて、夏野菜がよく育つ良い土に整えました。
一番最初にまいたのは、「半分畑」という、前回ダイコンが植わっていた畑です。この畑はなかなかの広さでしたが、田んぼの肥料入れをしたときと比べると小さくて、すぐにまき終えることができました。
この畑を8人で行い、また別の畑に2人、と分散して肥料まきを行いました。
軽トラに山盛りになった牛肥を、軽トラからてみに移すのをまちちゃん、まく人をみつきちゃんにして、その間を何人かの人でつなぎました。
今回は、チームのなかの多くの人が、私を含めてなのはなに来てまだ月日が経っていない人で、体力的にもつか心配でしたが、まちちゃんが、
「時間はあるので、疲れたら休んでもらって大丈夫です。ゆっくりでいいからね」
と言ってくれて、終始笑顔でリードしてくれて、まちちゃんが作ってくれたその暖かい空気が安心して作業できたし、嬉しかったです。
半分畑のあとは、隣の、もともとニンジンが植わっていたユズとなり畑と、吉畑下に移動して、二手に分かれて牛肥をまきました。
ユズとなり畑はすごく小さかったので、2人で3分で終わっていました。私は、吉畑下のほうの肥料まきに入っていました。ここの吉畑下は、私の担当野菜、スイカが植わる畑で、この日の肥料まきでスイカの栽培がスタートしたようで、とても嬉しかったです。バケツリレーとはいえ重い物を持って移動しているので、疲れたなあと思う時もありましたが、「おいしいスイカのためだ!」と思って力をふりしぼりました。
吉畑下も比較的、短時間で終わらせることができました。その次は石の下畑に移動して、1枚の畑に軽トラ山盛り3杯分の牛肥をまきました。軽トラが空になるたびに、まちちゃんが肥料倉庫まで往復してくれて、まんべんなく、まききることができました。
作業終わりまであと1時間弱となったところで、最後の夕の子畑に移動しました。この畑もやや広く、まき終えられるか心配でしたが、別の畑で作業していた、あけみちゃんと、ももかちゃんも合流してくれて、最後は10人でバケツリレーをつなぎました。最終的には、この日の午後だけで軽トラ12杯もの牛肥をまきました。
手には軍手をしていても牛肥の残り香があり、顔は煙突掃除の少年のようにして、夕日を浴びながら帰ってきました。この日の肥料がよく染み渡って、良い土になりますように。がんばれ、夏野菜!
(ほのか)