【マラソン日記】「4月6日 なつみ ― ペースを身体に刻む、個人走 ―」

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4月6日 なつみ
「 ペースを身体に刻む、個人走」

  
 今日も、時速8キロのペースを身体に刻むべく走りました。私のチームは今日、なのはなコースのランニングです。

 個人走が始まってから、自分の中で、皆と走ってきたタイムを守ろう、その時間に帰ってこよう、と目標タイムを作っていたのですが、走っていると、(タイムに間に合わなかったらどうしよう)という不安が出てきて、それが、(フルマラソン当日にタイムアウトになったらどうしよう)という不安に繋がっていき、結局、飛ばし過ぎて、気持ちも弱気になってしまっていました。
  
  
 今は、その不安を解消すべく、まえちゃんの作ってくれるペースを身体に入れて、マラソン当日まで故障がないように、そして、当日は積み重ねてきた練習を自信にして走れるように、気持ちと身体を作っていこうと思いながら走っています。

 今日は、久しぶりのなのはなコースでしたが、走り始めると、個人走のみんなが前を走っていて、本番もこういう感じで、自分の前や後ろをいろんな人が走っているのだなと思うと、たくさんの仲間がいるようで、とても心強く思いました。
  
  
 走りながら、まえちゃんが、実際にフルマラソンを走ったときの感想や、走り方の心得を、たくさん話して聞かせてくれました。

 その中でも、ペースを常に一定に保つことが、自分は特に大事だと感じます。
 わたしは上り坂が得意ではないのですが、上りで絶対にペースを落とさず、下りや平坦な道で飛ばさない。上りがきつくても、ペースを作ってくれるまえちゃんに、頑張ってくっついて走ると、坂道が終わった後がとても楽で、これは、とても大事なコツだと思いました。
  
  
 9.2キロあるなのはなコースも、梅、桜、桃を見て、みんなが密かに見つけて教えてくれた“隠れた見どころ”を探しながら走って、すれ違う仲間と「ファイト」と声を掛け合っていると、あっという間に走り切れていました。

 不安の先取りをせず、謙虚に、確実に日々の練習を積み重ねて、本番までの力にしていきたいです。

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