「濃い時間を作っていく」 なつみ

3月25日

 今日は霧雨の時を見計らって、みんなでフルメニューの時間に梅の木コースを団体走で走ることが出来て、とても嬉しかったです。
 やっぱり、雨が降っていても走るのは気持ちが良いし、もっと言えば、雨の中を走っていると、ミーティングを終えた今の自分の気持ちと合っているように感じました。

 雨の日のフルメニューは、体幹トレーニングやサーキットがあって、それはそれで、わたしはとても好きですが、最近は2人1組での柔軟の時間に、かなり身体がほぐされているように感じて有難いし、ペアの人が、自分の身体が伸びるようにサポートしてくれているのを感じると、いつも嬉しくなって、自然と心も開けて、笑顔になるなと思います。

 今日はバックストレッチで、まえちゃんとまちちゃんと一緒にやって、すごく力強い2人に、わたしのへなへなな腰に喝を入れてもらえて、少しはわたしの腰もやる気になったのではないかと思います。
 まえちゃんと一緒にまちちゃんの補助をしたときは、微動だにしない固定感に、まちちゃんがストレッチされながら、「育苗係の絆を感じる…!」と言っていて、それに対してまえちゃんが「ガッチリですよ」と言いながら、がっちり固定しているのが面白かったし、まえちゃんの言葉が嬉しくて、わたしもまえちゃんやまちちゃんのように、相手が嬉しくなる言葉が出て来たらいいのになと思いました。

 フルメニューの後には水菜の種まきや、キュウリとミニトマトにえひめAIを2000倍で葉面散布も出来て、今も全く元気そうですが、元気になってくれたらいいなと思います。鉢上げしたキュウリだけは、午前に1株、夕方に2株萎れているのを発見して、2023年のキュウリの種まき、育苗の資料を見ると、同じように茎から萎れてしまったことがある様で、原因は特定されていませんでした。
 一度、バナナハウスの高温多湿で3株、萎れてしまったときと同じ萎れ方をしていて、キュウリは今のどんな環境をストレスに感じているのだろうと思います。

 土曜日に種を蒔いたズッキーニは、発根し始めていて、今は苗床で25度前後を目標に温度管理をしていますが、芽を出している苗は、生育適温も大事ですが、自分の体感的に、今のハウスの環境や、土の湿り具合などを感じて、どうするべきか、苗の気持ちになって、明日はハウスに行きたいと思います。

 午後の作業では、石生の桃畑の摘蕾を進めて、休憩時間には、山手線ゲームをしました。
 12人くらいいて、1周目のお題は「作家の名前」で回していき、つばめちゃんの「太宰治」から始まって、カミュ、カフカ、アンデルセンなどの外国人も出てきて、すにちゃんの「ベートーベン!」で終わったのが、本当に可愛くて、面白かったです。
(あぁ、おしいね!)と思わず笑ってしまいました。
 でも、12人で3周は回ったので、かなり読書家ぞろいの摘蕾メンバーで、とても楽しかったです。

 摘蕾のほうでは、今、蕾が大きいものだと8ミリほどありそうで、もう花弁が蕾の中に詰まっているのが見えます。
 濃いピンク色が、蕾のてっぺんに見えるものを摘蕾して割ってみると、中から黄色が見えて、それはきっと花粉だと思うのですが、あんなちゃんも昨日の集合で言っていた通り、あと1週間後に咲き始めるのだと思うと、桃の花を見られるの楽しみなような、霜が降りると気を思うと、ちょっとドキドキするような、手放しで喜べない感じがあります。
 でも、なのはなの全員で桃を守る霜対策は、「ザ・桃農家」という感じがして(というか、桃農家なのですが)好きです。
 やっぱり、霜が降りても降りなくても、綺麗な桃の花が咲く景色を見られることは、嬉しい、豊かなことだと思いました。

 移動中には、白い木蓮が幼稚園西で咲いているのを見つけて、みんなと観たいなと思いました。

 今日は、桃花タイムで20個、組み立てることを目標に30分取り組んだら、ぴったり20個、時間ぎりぎりだったけれど作ることが出来て、今日は全体で、30分で98個の完成品を作ることが出来ました。
 誰と比べるわけでもなく、目標を意識して、頑張れたというのもたいそうですが、達成できた自分に対する自信というものを感じて、人と比較しなくても、自分の中でいつも一生懸命、全力のパフォーマンスをすること、結果より、そのことに意味があるし、そうやって濃い時間を作っていくのだと思いました。
 人と比べての結果じゃなくて、自分が納得できる中身を大事にしようと思います。

 おやすみなさい。