「色濃く出す」 みつき

3月16日

●色濃く出す

 今日は、チャリティコンサートのリハーサルに行ってきました。
 わたしは、初めて美作市のホールに入らせてもらいました。これまで練習していた古吉野の体育館とは全く違うホール、足元のダンススペースの床、出はけする扉、演奏中の目線など、いくつかの場面で、難しさを感じました。
『ホワイト・フラッグ』では、前後の間隔をつかむのが難しくて、周りの子に遠慮してしまっているのか、縮こまっているなあという感じがあって、お母さんのおっしゃるとおりに、明日は、思いきり気持ちも身体も使って表現したいです。
 夜のお風呂で、ひろちゃんが、「客席から近くって、みんなの顔がよく見えたよ。気持ちもよく届くと思うな」と話してくれました。
「顔がよく見える」その言葉で少し緊張したけれど、その分、お客さんにもよく届けられる、通じ合えるということだから、うれしいです。

 わたしは、あまり音響のことは理解できていないのですが、なのはなのバンドは、どこへ行っても、変わらない心強さがあるなあと、今日改めて感じました。
 お父さんやバンドのみんなが、ほんの少しの調整も惜しまずに気にかけてくださっていて、「ああ、いつもの『ビューティフル・ピープル』だな」と感じました。
 後ろでバンドの音がイキイキとしていて、あゆちゃんのボーカルも聞こえて、それに乗せて踊れるのが、ありがたかったです。
 ホールをはけたときも、なのはなの曲が漏れ聞こえてくるのが嬉しくて、ホール中がなのはなの曲に包まれていて、いつも、ホールが変わってもどこででも、なのはなの音楽であることを、改めて感じました。

 明日、意志のあるパフォーマンスをしたいし、なのはなの色、曲ひとつひとつの色を、濃く鮮やかに出していきたいです。