6月9日(金)「初夏に涼しい うすみどり & 心を作る ダンス練習の午後」

6月9日のなのはな

 口の中シャキッ! 頭シャキッ! 全身スッキリ!
 早朝から、ちさとちゃんを中心に何人かの子が収穫して、食卓へ。それは何かと言いますと……フリフリベジタブルスカートがとってもキュートなレタス!

 毎朝、私たちの目を覚まさせてくれて、お昼には、動いて発熱した身体を冷ましてくれます。4月に河原上畑、開墾野畑、崖崩れハウスの3か所に植え付けてから、りんねちゃんたちが、美味しくて立派なものができるようにと、見回りや手入れをしてきてくれていました。みんなの期待に応えるようにレタスは着々と大きくなり、5月末ごろから収穫が始まりました。

 

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 今日、私は初めてレタスの収穫に入りました。収穫方法はキャベツと変わらず、玉の下に包丁を潜り込ませて、芯の部分をカットするだけ。しかしキャベツより繊細なレタスには、特別な包丁が使われます。
 おもちゃ!? プラスチックで出来ているそれは、刃が尖っているのではなく、粘土遊びで使うおもちゃのように丸みを帯びていました。レタスは、野菜の中でも鮮度が落ちやすく傷みやすいので、それを防止するために、この包丁を使うそうです。

 今回は2か所のレタスを収穫しました。ビッグレタスとなのはな内で有名、崖崩れ北ハウスのレタスと、近くて便利、開墾野畑。崖崩れハウスのレタスは、噂通りとても大きくて立派! 初めての収穫で胸が躍ります。

 初めに、しなこちゃんが収穫基準と方法を教えてくれました、レタスの頭の部分を指で押してみて、中がギュっと詰まっていたら、採ってOK。押したときに、中が空いているような柔らかさがあったら、まだ。分かりやすい収穫基準、分かったところでいざ収穫開始!

 

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 包丁とコンテナを持って、大きなレタスを見つけて、頭をツンツン。大きくて立派なレタスを見つけて収穫することができると、とても嬉しくて、興奮。手にずっしりとしたレタスの重みまで感じて、ハッピー! 
 そうしてコンテナには、着々とレタスがたまっていきました。ハウスでは50玉程収穫。90玉とりたいので残りの40玉は開墾野畑で。畑に行く前に、水菜とほうれん草をとって……

 

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 開墾野畑のレタスは、なんと言ってもきれい! どれを見ても生き生きして見える。畑一面にきれいなみどり色が広がっていました。あっという間に90玉全てとり終えることができました!
 持ち帰ってしょうやくをしていても、改めて1玉の大きさを感じ、みんなの笑顔を想像すると嬉しい気持ちになりました。これからもレタスに期待大! 収穫できることも、みんなと頂けることもとても楽しみです。

(ももか)

 

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〈機械植えをした田んぼの、稲の補植へも行きました! 農作業では、ナスやピーマンの手入れ、桃の袋がけなどが進んだ午前でした〉

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「――強い目線で前を見て。堂々と、圧倒するような気迫で踊るんだ」

 日曜日にいらっしゃるお客様への演奏に向けて、大人数のダンス練習を行いました。
 あゆちゃんが前から見てくれて、『グレイテスト・ショー』と『ビューティフル・ピープル』を練習しました。
 ツツジ祭り出演に向かう中でみんなで揃えたことや、一つひとつのポーズの形を、気持ちも含めて、思い出していきました。

 

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 『グレイテスト・ショー』は、サーカス団の一員になったように、普通という枠から離れて、ふてぶてしいほどの自信を持って、表現をします。
 今日は、最後に駆け込んできて、全員が揃って踊るサビの振りを、あゆちゃんが揃えてくれました。
 動きが大きくて、テンポも速い。難しい振付けの連続です。でも、自己流の踊りやすい動きではなくて、全員であるべき形、動きに揃えるために、細かく区切って何度も練習しました。

 

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 そうして、粘り強くサビを一通り揃えて、あゆちゃんに気持ちも教えてもらってから踊ると、
「この短時間で急に技術が上がったわけではないのに、気持ちが揃うと、格段に違って見える」
 と言ってもらいました。自己流ではなく、みんなで動きをあるべき形に揃える、という意識を持って踊るだけで、ステージの空気感が変わる。
 私たちはプロのダンサーではないけれど、なのはなのダンスは、上手い下手ではないところで、見る人を感動させるものがあって、一人ひとりの意識が感動に繋がっていくのだと、思いました。

『ビューティフル・ピープル』は、若々しく、瑞々しく。まだまだ未熟だけれど、これから成長していく伸びしろが、すごく大きいことが感じられるような、希望のある踊りを。
 大人数で踊るフラダンス。コーラスを全員で歌いながら踊ります。あゆちゃんが、音を外すまいと思いながら歌うのではなく、コーラスを大きく、張りのある声で歌うことを教えてくれました。
 コーラスを張りのある声で歌うと、自然と動きにも張りが出ることを感じました。また、前から見てくれていたあゆちゃんも、コーラスが違うだけで、見ていて力が出てくること、生で見る迫力、お客さんを感動させるものが、ぐっと大きくなると話してくれました。

 

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 ダンス練習をしていると、ダンスには、自分の気持ちのでき方、心の育ち加減がそのまま表れることを感じます。外向きな、見せる気持ちをいつも持ち続けて踊るステージに、心が鍛えられるなと思います。
 まだまだ、課題は多いけれど、なのはなでダンスを踊りながら、少しずつ身体が動かしやすくなったり、逆に動きすぎてしまっていたところを抑えて止められるようになったり、みんなの中で、成長させてもらっています。

 夜には、日中にダンス練習にいられなかった、桃の袋掛けを進めてくれていたメンバーや、お仕事組さんたちと、あゆちゃんに教えてもらったことを共有する練習を行いました。
 日中いた人で、それぞれが教えてもらったことを、漏れなく伝えあいました。
 夜、もう一度練習を繰り返していると、日中よりも踊りやすくなっていることを感じました。練習すればするほど、踊りやすくなればなるほど、ダンスが楽しくなっていきます。
 みんなと、なのはなファミリーのあるべきダンスを志して、真剣に練習していけたことが、嬉しかったです。

 なのはなにとって、なのはなの気持ちをより大きく広めていけるような、追い風となるかもしれない出会いへ向けて。
 今の私たちの精一杯で、伝わる演奏ができるように、頑張ります。

(りんね)