「身体と気持ち」 ふみ

6月8日

 昨日の夜に、太鼓の練習に行きました。
 はじめに今叩ける曲を1回ずつ演奏して、竹内さんが見て下さいました。
 私は、『那岐おろし』で、大太鼓を叩きますが、大太鼓の打ち出しの7・5・3、7・5・3、5・3……と、どんどん速くなっていくリズムが安定していませんでした。
 練習の前に、かにちゃんが声をかけてくれて、
「ボールを高いところから落としたら、ポン………ポン……ポン…ポンポンポンポンって跳ね方がどんどん速くなっていくイメージで、テンポを取ってみたらどうかな」
 と話してくれて、客観的にどう聞こえているのかを教えてもらって、すごく有り難かったです。
 一番は、かにちゃんが同じ気持ちになって、どうしたらよくなるかを考えてくれたことが本当に嬉しかったです。

 今夜は、大太鼓の打ち出しをテーマにしようと思い、1回の演奏に向かいました。
 装飾符がついているところは、勢いがありすぎて、どんどん速くなっていくところで装飾符が装飾符になっていなかったところも一部分ありましたが、演奏が終わったあとに、竹内さんが、
「打ち出しは良い感じだった。そんな感じでやっていこう。あと、速くなっていっても、装飾符がうまく打てるといいね」
 と教えてくださいました。

 今まで、うまういかなかったところが、歯車が合う感じで打ちやすくなって、前進できたことが嬉しかったし、かにちゃんのおかげで打ち方を変えることができました。
 今までうまくいかなかったところが、イメージをつかめたり、ちょっとしたことで歯車が合うようになるのだと感じて、日常でも、お父さん、お母さんが教えてくださることで、今まではわからなかったことや理解できなかったことが、自分のなかで「これだ」と思う瞬間に歯車が合い、変わることがあると感じます。

 応援してくれている人がいたりすること、人の気持ちはすごく大きくて、自分の力になることを感じました。
 大太鼓のソロのところも、宮太鼓のみんなが大太鼓の方を向いて、「はっ」と声を出して、応援してくれているのですが、みんなの声や気持ちに、最後のほうで、体力もきつくなってくるところも、みんなの応援や気持ちに支えられて叩くことができていて、本当にみんなの存在が大きいです。

 大太鼓の打ち出しを叩くときも、かにちゃんが練習の前に話してくれたことが心にあって、自分1人で叩いているのではなくて、かにちゃんと一緒に叩いている感覚でした。

 『那岐おろし』の演奏が終わって、休憩になったときに、かにちゃんが満面の笑顔を向けてくれました。
 かにちゃんの優しさに、すごく力をもらって、助けてもらい、叩くことができた打ち出しでした。
 次の課題は、装飾符をうまくうけられるように、これからもみんなと練習を頑張りたいです。

 

 昨日のハウスミーティングのお話のなかで、怒りと体重は比例するというお話が印象に残りました。
 お父さんのお話を聞かせてもらって、私もなのはなに来て、気持ちや身体を作っているなかで体重が増えてきたら心が安定してきて、自分を苦しめていた拘りというものがなくなったり、人に対して大きく受け入れられるようになっていったりしたことを思いました。
 体重と気持ちは繋がっているのだと、お父さんのお話を聞かせてもらって感じました。

 体重も怒りも比例していることを、お父さんに教えていただいて驚いたのと、私も大切な人を守ることのできる、逞しくて、強い人になっていきたいです。

 太鼓にも通わせてもらって、身体も心も鍛えていけることが有り難いです。