
4月27日のなのはな
久しぶりのさんさん・ぽかぽかの好天気……大雨の影響で水が溜まってしまった、田んぼがたくさん私たちを待っている。溝切り隊出動! 今日は、まえちゃんたちと大人数で、田んぼの溝切りツアーをしました。
カーブミラー田んぼから、諏訪方面の田んぼを、一つひとつ水が流れるようにして行きます。
出発前にお父さんから、溝切り時のポイントを教えて頂きました。入水口から排水口へ水がしっかりと流れるように傾斜をつけると思いますが、広くて溝の距離が長い田んぼは傾斜を作りにくいため、浅いところが極端に浅くなってしまい、水が流れる前に溝にたっぷりと溜まって、あふれ出てしまう、ということになってしまう。
田んぼは傾斜にせず、どこも同じ深さでしっかりと掘っていく。
たくさん人数がいるから、2メートルおきくらいで一列に並んで掘っていったら、スイスイと進んでいく。
ということなどを教えて頂きました。お父さんの言葉を頭にしっかりとインプットして、出発。
カーブミラー田んぼからスタートしました。カーブミラー田んぼは、トップに入る広さの田んぼ、知ってはいましたが目の前にするとやはり、広い……溝を切る前に、まえちゃんが入水口と排水口の位置と、溝を切るライン、方法と、一つひとつ丁寧に確認しながら伝えてくれました。
そのおかげで、どこを切って、どこを切らないのか。何に注意が必要なのか。ということをしっかりと把握した上で、行うことができて、そのことがとても有難く、「分からない」ということがないので、より作業をしていて楽しく感じました。
カーブミラー田んぼは、コの字に溝を切っていきました。しかし、以前一辺だけもうすでに溝を切っていたため、残るは2辺のみ。左手にはスコップ、右手には鍬を持って、みんなで田んぼ周りに一列に並び、溝を切り始めました。
スコップ半分を入れて、ようかん方式で四角く溝を切る!
よいしょ、よいしょ、と溝を切ると、一瞬にして身体が暑いくらいにポカポカになりました。
けれど、隣には川が流れていて、時折、心地よい風が吹いて、水の流れる音を聞いたり、風を感じたりすると、心が安らぐような感じがして、とても心地よく思いました。
一辺を切り終え、最後にまえちゃんと、排水口の整備もしました。穴が泥でふさがってしまっていたものをとって、パイプの下の部分を泥で埋めて、しっかりと傾斜を作って。ちょっとした修正で驚くほど水が勢いよく流れて行きました。ジャーーーー! と勢いよく流れていくと、とても嬉しいし、見ていてとても気持ちがよいなと思いました。カーブミラー田んぼはOK。
その後は、諏訪方面の田んぼをいくつか回っていきました。
どこの田んぼであっても、毎回、まえちゃんが入水口・排水口の位置から、切る場所を、教えてくれました。1枚の田んぼにつき30分ほどのスピードで溝を切っていくことができて、スピード感のある作業がとても楽しかったです。
また、溝を切ったあとに草の根が残ってしまっていないか。根が残ってしまっていると、水が流れにくくなってしまう、草がまたすぐに生えてしまう、ということになってしまって、溝を切ってもすぐに埋もれてしまう。
畝や溝は必ず真っすぐ切る。ということを教えてもらって、見た目やこれからのことも考えながら溝を切ることができました。
きれいに溝が切れていく、水が流れていく、それが目で見てはっきりと分かるので、「やったぞ!」という気持ちに強くさせてもらうし、きれいにできるととても嬉しいし、気持ちいなと思います。
溝切りの途中には、田んぼにいた生き物をみんなが見つけては、「ももちゃーん! 〇〇いたよー」と教えてくれて、そのたびに私は、「えっ!?」と駆け寄っていました。カニや、オタマジャクシ、ドジョウ……そして、なんとイモリもいました! 田んぼには本当に色々な生き物がいて、目にするたびに胸が踊るくらい嬉しくて、可愛くて、仕方がありませんでした。
(ももか)
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今週は永禮さんが来てくださり、二度にわたって、夏野菜の支柱に使う竹をとってきました。
今日は、その竹を用途別にカットしました。
竹が置かれたグラウンドで、ウマに道板を置いて、作業場を確保するところから始まりました。
まず須原さんに卓上丸鋸の使い方と、効率の良い作業場の作り方を教えていただいて、うれしかったです。
それからは、どうしたら、スムーズに竹をカットしていけるか、カットした竹、余った竹の置き場所など、2人でも、流れ作業がうまくいくように考えました。
こうして、竹カットの作業場が出来上がり、そこで、まだ青々とした竹を、ちさちゃんとカットしていきました。
ちさちゃんが丸鋸でカットし、私は補助として、竹運び兼竹の長さをそろえていくという役割分担です。
午前までで、4メートルの横竹、2メートルの縦竹、1メートルの杭と、3種類あわせて170本、カットすることができました。
最後には、私も初めて卓上丸鋸で少し切らせてもらって、すごく感動しました。
刃が高速回転していて、危険ではあるけれど、竹がスパッと切れて、きれいな断面が見えると、それだけでも達成感がありました。斜めにもカットできるので、竹を地面に差し込む部分も、切れるし、まっすぐにも切れて、とてもいいなと思いました。
明日も竹カットがあるので、もっと効率よく、かつ安全で、スムーズな作業にできるようにしたいです。
今回の作業で、ナスとピーマン用の支柱を揃えることができます。約1か月後に定植があるので、しっかり事前に準備できるところは、準備したいです。
(さき)
