4月26日(水)「永禮さんとの“竹取物語”2日目 & 演奏を磨き、太鼓に磨かれる2時間 ――勝央金時太鼓の練習」

4月26日のなのはな

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 河原大畑にて、2回目の竹取りをしてきました。
 河原大の畑に行くと、永禮さんの姿は見えないけれど、竹林のほうから、チェーンソーの音が聞こえてきました。
「永禮さんのチェーンソーは、刺身包丁!」
 よしみちゃんが話していた言葉が、よみがえりました。ガサガサガサ、と竹林の手前の茂みが動いたと思うと、倒されて間もない竹が、次々と横向きで飛び出してきます。
 その竹を受け取って運んでいくのですが、頻繁にやってくる、とびきり長くて立派な竹。「これは大物だ!」と言いながら、時にはペアを作って、竹を移動させました。畑の真ん中には、通り抜けるのもむずかしいような、どっしり竹が積まれた山が出現です。

 

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 前回の竹取りのときよりも竹が長く、扱いや置き場所にやや困ってしまったものの、まちちゃんたちが、新しくシステムを作ってくれました。
 枝払いをする子たちは、山積みの竹のすぐそばで行う。
 枝払いが済んだら、先端(梢)をカットする子に声をかける。
 呼ばれた子は駆けつけて、竹の先端をカットし、その竹を畑の入り口まで運搬する。

 わたしは枝払いをしていたのですが、竹を移動させるのに時間がかからず、すぐに枝払いに入ることができました。すぐに先端カットの子も来てくれて、竹を運んでいってくれるのもありがたかったです。
「先端カットできまーす!」と叫ぶと、「はーい!」と返ってくる。そんな“コール”が響き渡っている、活気ある空気もうれしかったです。

 

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 さあ、枝払いも、もう少し!

 昨年にお父さんが教えてくださった、「鉄筋を使って枝払いをする方法」が、主流になっていて、みんなの手には、鉄筋が握られていました。

 初めは、何回か振り下ろさないと枝が落とせなかったり、枝がびくともしない、ということもあったのですが、コツを掴んでからは、一発で枝を落とすことができました。力を込めるタイミング、自分の立ち位置、そして「1回で決める!」という意志で、みんなでがむしゃらにやっているのが、気持ち良かったです。

 ふとしたときに見える、みんなが振り下ろしている姿、竹取りのリーダーのさきちゃんやちさちゃんは、こなれている職人さんのようで、格好良かったです。

 

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「今日採りたかった150本は達成しました!」
 と、さきちゃんから教えてもらいました。
 採るのはもちろん、すべての竹の枝払いも終えられて、とてもうれしかったです。

 記念写真の撮影のときには、永禮さんが声を掛けてくださって、竹林のほうへ、初めて足を踏み入れました。
 そのとき、わたしは、とてもびっくりしてしまいました。
 竹林は、かなりきつい傾斜の坂で、噂には聞いていたけれど、なんてすごいところにある竹林なんだ! と感じました。
 こんな場所でも、軽々と竹を伐っていって、運び出してくれていたのだと思うと、本当に驚いてしまいました。永禮さんや竹取りのリーダーのみんなが、本当にすごいなあと感じました。

 

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 どこまでも長くそびえ立つ竹。わさわさと茂る枝笹。そこは、非日常な空間で、竹に向かうわたしたちの力も放出されて、ひとつに集まっていました。
 こうやって、今年の夏も、綺麗な竹で野菜を支えることができるのだと思うと、とてもうれしいです。
 すごく良い竹が採れたよー!! ナス、ピーマン、ゴーヤ、待っててねー!

(みつき)

 

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 畑では桃の摘果も始まり、室内では『ザ・グレイテストショー』をはじめとする、ツツジ祭りでの演奏曲のダンス、バンド練習を行いました。

 また、山小屋キャンプの準備も、精力的に進めています。
 体育館にそびえる恐竜は骨組みができあがり、外装の色塗りに取り掛かりました。
 吹き矢の的や、ウォークラリーの看板、山小屋ライブ会場の飾り作りが進んだり、昼食の席では、須原さんから、また違うアトラクションの構想が少しだけ披露されたりもしました。

 

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 いろいろな場所で、少しずつ完成に近づいていくキャンプの仕掛けが、山小屋の山に集まったとき、どんなジュラシック・パークになるでしょうか。ゴールデンウィークが天候に恵まれることを、みんなで祈っています。

 

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 勝央金時太鼓の練習に行ってきました。
 今は、主に、新しい編成での『那岐おろし』を練習しています。
 今日は、先週に竹内さんから教えていただいたことを、みんなで意識して練習しました。

 

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 まずは、クレッシェンドで音を大きくしていくところを、二次曲線的に音量を上げて、最後の左手をしっかり打ち込む練習。

 そして、曲の最後のフレーズの練習です。ギアチェンジするように、くっきりと段階を踏んで大きくしていくこと。4段階で大きくなっていくのですが、3回目と4回目の違いが分かりにくくて、最後のフレーズでもあるため、体力的にもきつくなってくるのですが、そこを乗り越えて、4段階目が一番大きくクライマックスになるようにすること、最後の左の一打をみんなで揃えて決めること。

 クレッシェンドや、クライマックスの場面の練習をしていくと、自分の左手が弱いなと気がついたり、力が入りすぎていて、逆に音が出なかったり、気がつくことがたくさんありました。

 

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 ソロや、ユニゾンで強く太鼓を叩くときは、アクセントの音符の間を埋める刻みの音が沈まないように、と竹内さんに教えていただいて、そこも意識して練習しました。

 アクセントで大きな音を出すために、刻みをセーブするのではなくて、刻みもフォルテで打ち、そこに、さらに大きな音でアクセントを入れる練習をしました。

 アクセントが大きく聞こえるように、刻みを小さくしてしまっていたけれど、それは力を出し惜しみしているのと同じだと感じました。だから、そこでセーブするのではなくて、刻みがフォルテなら、刻みも大きく、そして、そこに大きくアクセントをつける練習をしていると、気持ちも鍛えられるように感じました。

 

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〈締太鼓、宮太鼓、大太鼓に分かれてのパート練習も行いました〉

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 最後は、みんなで一曲合わせて演奏しました。
 最初に通したときよりも、音の迫力や強弱が良くなっているように感じました。周りから聞こえてくるみんなの音を聞きながら、そのなかの一部となって、自分の役割をしっかり果たしていきたいです。

 私は、大太鼓を叩かせてもらっています。大太鼓のソロ『天籟』のところでは、宮太鼓パートのみんなが大太鼓のほうを向いて、掛け声を出してくれています。体力的にきつくなってくるところも、みんなの声が聞こえてくると、みんなに力をもらっているような感覚になって、みんなに助けてもらって叩けています。

 

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 みんなで太鼓の練習をして、気持ちも身体も作っていけること、いつも真剣に、よりよくあろうとする時間のなかで、気持ちが前を向くのを感じます。これからも、ホールで練習できる時間を大切に、頑張っていきたいです。

(ふみ)

 

 

【ユーノス畑の1コマ】
芍薬の蕾がふくらんできています!
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