「山小屋キャンプへ」 ゆうな

 4月27日から29日まで、なのはなファミリーから少し離れた森の中にある、山小屋へキャンプしに行きました。

 1日目の午前、それぞれのテントチームごとにテントを張りました。私はキャンプさえしたことがなくて、テントも張ったことがなかったので、不安でした。でも、あけみちゃんが中心になってテントを立ててくれて、スムーズに立てることができました。ほぼあけみちゃんが立ててくれて、自分はなにもできなかったけれど、ほかのチームのお手伝いができたので、よかったです。

 午後は、基地づくりをしました。私は基地づくりの実行委員、さらにスタードームのモデルだったのでとても緊張しました。

 私たちの基地はミツバチがテーマだったので、竹で作ったスタードームをどうミツバチの住処らしくするか、がポイントでした。初めに竹でスタードームを作り始めて竹を円にし、その上から交互に竹を取り付けました。一番、竹を円にするのが難しくて、きれいな楕円にするのに時間がかかりました。大竹さんが中心になってスタードームを進めてくれて、少し計算が難しくて、手間取ったところもあったけれど、きれいにスタードームを作ることができました。

 そのあと飾りつけに入って、大竹さんのアイディアでドームの中に蜂の巣を作りました。大竹さんとあけみちゃんが、たくさん竹を切ってくれて、それをくっつけて大きな蜂の巣の中の丸を作っていきました。

 作っている途中、私はこのチームのモデルだったので着替えに呼ばれました。キャンプ前にチームでミツバチの衣装を決めていて、みんなが私にあった衣装を選んでくれて、とてもかわいい衣装が出来上がっていたので、とても楽しみでした。みんなの前で衣装に着替えてみせるのはすごく恥ずかしかったけれど、とても楽しくて、みんなが写真を撮ってくれたり、掛け声を聞いてとてもうれしい気持ちになりました。自分では自分の姿を見れなかったので、写真や動画を見るのが楽しみです。

 夜は、みんなでバーベキューをしました。初めてのバーベキュー体験でした。初めにみんなで火おこしをしました。たくさんみんなで扇いで、音楽が流れていたのでそのリズムに合わせてうちわで扇ぎあって、とても楽しかったし、みんなとさらに仲良くなれた気がしました。

 そのあと、焼きたてのお肉や野菜を食べました。特に焼きシイタケがおいしくて、もっと食べたいなと思いました。

 そのあと、みんなのライブを行いました。ライブに出る人みんなが、それぞれのチームの個性が出ていて歌に感動したり、コントが面白かったり、見ている側の感情が忙しいくらい、個性豊かで面白かったです。

 消灯後、初めてのテント、寝袋体験で寝られるか不安でした。寝袋で寝てみると枕がないので頭が沈む感覚、背中がごつごつしていい体勢が見つけられない感じ、すべてが初めてで初めは全然寝れませんでした。途中で、げっぷみたいな動物の鳴き声も聞こえてきて、トイレに行きたくなったら暗すぎて山小屋まで一人でいけない、お化けが出たらどうしよう、など不安ばかり思い浮かんで一人でそわそわしてました。絶対、今日は寝れないだろうと思っていたけれど、結局、途中で寝ていて起きたときは自分が寝ていることに驚きました。

 2日目の午前は、ウォークラリーをしました。正直、自分は体力がないので歩ききれるか不安でした。実際に歩いていると、クイズがあり、その答えを考えているうちに遊びのコーナーがあって、たくさん歩くというより楽しみながら歩くという形式で、遊びながら歩いていると本当にあっという間でした。

 チームみんなで協力しながらゲームに挑戦し、考えを出し合いながらクイズを解き、途中で一緒にお昼ご飯を食べながらのんきな話をする時間は、本当に楽しくて幸せでした。

 さらに、須原さんが作ってくれた、ジップラインに初挑戦し、とても怖くて叫ぶことしかできなかったけど、ジェットコースターに乗っている気分でスリルがあってとても楽しかったです。来年も楽しみになりました。自分は山のウォークラリーなんて歩ききれないと思っていたけど、無事に、意外と軽々歩けて、とてもうれしかったです。

 午後は「料理の鉄人」があり各チームでカレーを作りました。私たちのチームは、「ゴールデンカレー」というカレーをじゃんけんで勝ち取りました。卵の副菜はキッシュと決まっていて、正直難しそうだし時間もかかりそうで、不安でした。

 初めに野菜を洗い、切ってお米を炊くところから始まりました。ジャガイモやニンジンの皮をむいているうちに、みんながまわりの作業を進めてくれて、すぐに煮込むことができました。
 お米を炊くのは七輪で炊いていて、初めての作業だったので、うまくできるかと不安に思っていたけど手順通りに進めていたら案外、簡単にお米を炊くことができました。

 キッシュに関しても、自分は全く作り方がわからなかったけれど、リーダーのゆいちゃんにいわれたとおりに進めていったら、案外簡単にできて、この作り方なら自分も家でキッシュ食べたいときに作れるなと思ったので、今度、家で自分で作ってみたいと思いました。自分は正直、何もメインなことはせず、無事にカレーが作り終わって、審査員の方たちに食べてもらうと、結構、高評価で、とてもうれしかったです。

 自分たちも作ったカレーを食べると、本当においしくて、自分は甘口派だけど、甘すぎるのも好きじゃなくて自分の好みぴったりのカレーを作り上げることができて、本当に永遠に食べ続けられそうでした。

 隣のりゅうさんチームのカレーも少しいただいて、ほんの少しスパイスが効いていて、ご飯がたくさん進むような味でした。作るチームによってこんなにも味が違うことに感激を受けて、ほかのチームのカレーも是非食べてみたいと思いました。

 そのあとは、お父さんお母さんのライブがありました。初めてお父さんお母さんの歌声を聞いて、ギターを弾きながら歌う歌声は本当に迫力があって感動しました。特に、一番初めに聞いた曲は歌詞が本当に良くて、今までの人生つらかったな、と思い出して本当に涙が出そうでした。本当に聞けて良かったし、もう一度ゆっくり聞きたい、と思いました。

 そのあとは、お父さんに私の意見を聞いてもらって、『少年時代』を弾いてもらって、改めていい歌だなとおもいました。お母さんのお誕生占いも面白くて自分も当たってみたいな、と思いました。

 3日目はもう雨が降りそうだったので、帰って古吉野で新聞紙ファッションショーをすることになりました。午前は、キャンプの片づけをしていて、ジップラインを解体するために、ジップラインのところまで急な近道経路の山を2往復することになったけれど、疲れたとか言っているよりも、みんなについて行って、役立たなきゃという思いで勢いで登ったら、息切れしながらもいつの間にか往復していて、自分ができたことに、とてもうれしかったです。

 午後からは、新聞紙ファッションショーがあって自分のチームはあけみちゃんモデルだったので、わくわくしていました。テーマの虫はカブトムシであけみちゃんらしいカッコよさを出すことが目標でした。

 自分はまだ、新聞紙で服を作るとか想像もつかなくて何をしていいかわからなかったけど、兜の頭を作るのを担当することになって、どうしたら光沢がうまく出るかや、できるだけ本物に似せるよう試行錯誤しながらやっていたら他のみんながどんどん進めてくれて、いつの間にか、あけみちゃんがかっこいい姿になっていて、本当に感動しました。自分が頑張って作った兜の頭も、みんながほめてくれてとてもうれしかったです。

 みんなが集まって披露する時間になって、体育館に集合するとモデルにみんなが本当にかわいくて、何よりも新聞紙で作られた衣装が本当にクオリティーが高くて、驚きました。みんなのチームそれぞれで個性が出ていて、みんな違う虫をテーマにしていて見ていて本当に楽しかったです。

 私のチームのあけみちゃんはみんなと少し違う系統で本当にかっこよかったです。みんなのチームの作品を見ていて次回の新聞紙ファッションショーに生かせそうな、すごく気に入ったポイントとかがたくさんあったので次回が楽しみです。次回はモデルとして出てみたいと思いました。

 夜ご飯を食べた後は、セブンブリッジを行いました。自分はまだ来て間もなかったけど、るりこちゃんにルールを教わっていたり、こども会議でも少しやっていたので、だいだいのルールはわかっていました。

 自分は赤チームで、お母さんお父さんと同じチームで心強かったのですが、たくさんお母さんの悲鳴が聞こえてきて不安になりました。そんなことを思いながら、ゲームをしていたら、点数は少なめだったけれど一発勝ちができて、とっても嬉しかったです。

 そのあとは結構負けてしまって、結局マイナスになってしまったけれど、とても楽しむことができたので十分でした。

 そのあと、最下位の黄色チームが罰ゲームのジェスチャーゲームをしてくれて、とても面白くて楽しむことができました。相川さんと大竹さんもジェスチャーゲームをしてくださって、とても忠実で感動しました。大竹さんに、大竹さんの作品のポストカードもいただくことができて、お2人には感謝の気持ちでいっぱいでした。

 自分は虫が大嫌いだし、汚いところは嫌だし、キャンプとか全然興味なくて、やりたいとか一度も思ったことがなっかたけれど、そんな私でもそれなりに楽しめたと思います。特に、ウォークラリーは体力のない私でも、ずんずん進んでしまうくらい、本当に楽しくてみんなに感謝したいと思いました。確かに、虫は多くていやだなと思うことはあったけど、普段に比べたら、わりかし忘れられていたと思います。

 今回のキャンプはわからないことだらけで、意見を出すことはあまりできなかったので、次回はもっと積極的に取り組みたいと思いました。3日間、とても楽しくていい思い出になりました。