5月4日のなのはな
今日はとてもスペシャルな午前でした。お父さんが指揮してくれての、大人数での畑作業でした。トウモロコシの植え付け、サトイモの畝立て、サトイモとショウガの植え付けと、午前中に進めたい作業がたくさんあります。昨日の夜から、緊張していて、でも、とても楽しみで、朝食を食べて、朝食後の掃除が終わったら、待ちきれずに、畑へと走りました。
畑に集合をして、お父さんのひとこと目は、「トウモロコシは、美味しいです」。このひとことで、やるぞ! と、気合いが入りました。本当に、なのはなのトウモロコシは、美味しいです。なのはなではじめてトウモロコシを食べたときの、「トウモロコシってこんなに美味しいんだ!」という感動を今も忘れられません。今年も美味しいトウモロコシを育てるんだと、気合いが入りました。
仕事は分散するほど効率が良いと、お父さんが教えてくれました。苗を置く人を追いかけて、植え付けをしました。そのときのポイントは、条間を狭めにして植えること。株が畝肩に寄ると、大きくなったときに、土寄せがやりにくくなってしまうからです。野菜が育つ未来のことも考えて作業をすることが、良い野菜を作るために大切なんだと、感じました。
お父さんが、手数をなるべく少なくすることが仕事をする上で大切だと、話してくれました。スピーディーに、でも土寄せがやりやすいように条はまっすぐにと、心を研ぎ澄まして作業をするのが、とても楽しかったです。
最後に、なのはな定番のネキリムシ対策、草しきです。野菜がネキリムシにやられないように、柔らかい草を、株下にしっかりと寄せて敷きます。すると、ネキリムシは、まわりの草を食べるので、野菜は守られます。手数は少なく、2アクションで。
新しく植え付けた12畝全ての草しきを終えて、トウモロコシの植え付けは完了! しかし、楽しい時間はまだまだ続きます。次は、サトイモとショウガの植え付けという大事なミッションが待っています。私たちは発見畑奥へと走りました。
まずは、発見畑奥の、畝立て。畝立ての方法は、ナスの畝立てのときにお父さんが考案してくれた、4段階方式です。1人目が大雑把にスピード重視で土を上げ、2人目も大雑把に土を上げ、3人目も大雑把に土を上げます。そしたら、あーら、不思議。大雑把に土をあげたはずなのに、まっすぐな畝の形ができます。それを、4人目が、形を最終的に整えます。負担が4人に分散されるので、スムーズに畝立てができます。
シャトルランのようにハードではありますが、とても、気持ちが良いです。個人的に嬉しかったのは、前回、ナスの畝立てでこの方法の畝立てをしたときよりも、今日、同じ方法で畝立てをして、とても身体が動きやすく感じたことです。ゾーンに入ってしまえば、このハードさも快いです。4拍子で鍬を動かし、反復横跳びで移動して、進むのが、とても楽しかったです。
次に、三角ホーで、植え穴を開けます。ここで、今日の合い言葉「手数を少なく」。2アクションで、植え穴を開けます。それを追いかけて、種芋を置く人。さらにそれを追いかけて、植え付ける人。ベルトコンベアーの流れのように、スムーズに仕事が進むのがとても気持ち良かったです。
そして、種芋の美しいこと! サトイモの貯蔵が大成功で、選別をしなくても、全ての芋を種に出来るくらいに、美しかったです。そして、良い芽が出ていて、「私を植えてください」と言わんばかりです。良く育ちますようにと、祈りを込めて、もみがらを被せ、土を被せました。
ここでも、今日の合い言葉「手数を少なく」。種芋を置く、もみがらを被せる、2アクションで土をかける、の4アクションで、リズミカルに植え付けをすると、自分が職人になったみたいで、気持ちが良かったです。植え付けがめちゃくちゃ楽しかったので、名残惜しいと思ってしまうくらいに、あっという間に4枚の畑の植え付けを終えることができました。
最後に、前回は空心菜を作っていた、桃ハウス手前畑の畝立てです。この畑は、他の畑に比べて、土が重めで、正直、とてもハードでした。しかし、サトイモとショウガが待っている。サトイモとショウガのために、頑張るんだ。「きついけど頑張るぞ!」「ラストスパート!」と、自分もお互いも励まし合うように、声を出したら、力が湧いてきました。みんなのかけ声が飛び交い、前向きで優しい気持ちで畑があふれていました。土は重くて大変だけれど、みんなの気持ちがこもった畝だから、サトイモとショウガも喜んでくれるだろうと思いました。
腕が重くなってきた。けれど、あと3畝! 30秒休憩。よし、次だ。あ、気がついたら、あと1畝!! 「最後の畝に入ります!!」と勢い良く叫んだら、同じくらいの気合いで「はい!」という言葉がかえってきて、みんなとだから出来る、と、思いました。すると、不思議な力が湧いてきて、腕が軽くなりました。あと5メートル、と思ったら、みんながヘルプに来てくれた。あと1メートル。みんなとの距離が近づいてきた。あ、狭くなってきた…「終わったー!!」と、叫びました。
次は、猛スピードでの畝ならし。これは、一瞬でした。みんなの力で、午前中に、トウモロコシの植え付けと、3枚の畑のサトイモの植え付けと、桃ハウス手前畑の畝立てを終えることができました! 本当に、1人の力の大きさを感じて、「みんなは私で私はみんな」ということを感じた午前でした。
(えつこ)
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午後からは、明日の武蔵の里鎌坂峠で行われる「第14回ツツジ祭り」に向けて、現地での場見りと出はけの確認を行いました。
野外のステージは、立ち位置、フォーメーションを取ることが難しくなります。前から見てもらい、また、感覚を研ぎ澄ませて周りの人との間隔を感じ、全体として綺麗に見える立ち位置を、緻密に揃えていきました。
青空と鯉のぼり、ツツジが見える素敵な場所で、良いステージを作れるよう、気持ちを作って向かいます。
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暖かくなり、また、イベントもたくさんある中で、畑作業も盛りだくさんです! 夏野菜がどんどん育ち、これから本格的になっていきます。午前中のメインであった、トウモロコシ、サトイモ、ショウガの畝立て&植え付けの他、ジャガイモの畑の管理機がけ、カボチャの畝立て、草刈り、複数の野菜の水やりなど、分担して協力して進めました。また、午前中に大人数で力を合わせて畝立てまでできた畑にも、午後に少人数で、里芋とショウガを植え付けることができました!
そして、永禮さんが昨日に引き続き今日も来て下さり、トラクターがけを助けて下さいました!