「あゆちゃんとつばめちゃんのお誕生日」 えつこ

5月2日

 今日も嬉しいことがたくさんある幸せな日でした。あゆちゃんとつばめちゃんのお誕生日で、大好きなあゆちゃんとつばめちゃんのことを思いながら過ごした1日が楽しかったです。ちかちゃんたちご家族も帰ってきてくれて、明日の吹き矢大会や、5日のつつじ祭りがとても楽しみです。

 あゆちゃんの深い優しさを尊敬しています。最近、気持ちを落としてしまったとき、別にあゆちゃんに相談をしたわけじゃないのですが、ちょっとひとことかふたこと、話しただけで、気持ちが救われたことがありました。アドバイスをもらったわけでもなく、本当になんでもないやりとりだったのですが、あゆちゃんの笑顔を見ただけで、悲しかった気持ちがふっと楽観的になりました。

 配膳でも、畑作業でも、コンサートの練習でも、あゆちゃんといると何をしていても楽しいです。効率が良くてスピーディーなのに、追い立てられたりすることが全くなくて、楽しいです。
 コンサートの練習をあゆちゃんが見てくれるとき、あゆちゃんの言葉で、世界がより大きく色鮮やかになります。印象に残っているのは、「仲間を守るために、魅力的な自分を演じる」という言葉です。言われたそのときはちゃんと理解できなくても、後になってから、あゆちゃんが言ったのはこういうことだったのか、と思うことがあります。
 大きくて深くて優しいあゆちゃんのことをとても尊敬していて、少しでも、あゆちゃんのような人に近づきたいです。
 今日、1年生教室に、ABパターンの相談に行ったときに、あゆちゃんにおめでとうを言いたかったのに言えなかったので、日記に書けて嬉しかったです。

 つばめちゃんとは、まだたくさん話をする機会はあまりないのですが、日々の作業や掃除で、つばめちゃんの優しさを感じる場面がたくさんあり、その度に、ほっこりとやわらかい気持ちになります。
 穏やかで、繊細なイメージがあるのですが、一緒に畝立てや溝きりをしたときに、つばめちゃんの力強さを感じて、その普段のやわらかい雰囲気と、パワフルさのギャップが、とても魅力的に感じて、つばめちゃんのことが大好きになりました。
 畝立てのときに、静かだけど、手早く綺麗にまっすぐな畝をたてるつばめちゃんが、本当に格好良いです。もっとたくさん、つばめちゃんと畑作業がしたいです。これからもっともっと、つばめちゃんのことを深く知りたいです。
 つばめちゃんとすれ違ったりすると、嬉しい気持ちになって、くだらないことで話しかけてしまったりするのですが、私のどんなにくだらない冗談にも、ふんわりと笑ってくれて、つばめちゃんの優しさを感じます。たまにふっとユーモアのあるひとことを言ってくれることもあって、心がきゅんとします。

 繊細な優しさを持った、あゆちゃんとつばめちゃんのことが大好きです。あゆちゃんとつばめちゃんのことを思って過ごした1日が本当に嬉しかったです。

 あゆちゃんの夕食の席のコメントを聞いて、涙が出そうになりました。なのはなに来る前、普通に生きることができなくて、普通の人と同じようにできないことにずっと苦しんできて、どうしようもなく生きにくくて、その生きにくさも誰からも理解されず、自分の中に溜めるしかありませんでした。なのはなで、深く深く理解されて、同じ生きにくさを抱えてきたけれど、生きやすい世の中を作るという同じ理想に向かっている仲間に出会って、今の私があります。

 なのはなに出会って、私には使命があるんだと、生きることに希望を持つことができました。私には欠落があるけれど、それは、神様からのプレゼントです。必ず意味があります。私と同じことで苦しむまだ見ぬ誰かを救うための、神様からのプレゼントです。
 私は、普通に生きることができないけれど、そのことを誇りに思います。私と同じように、普通に生きられなくて苦しんでいるまだ見ぬ誰かの希望となる生き方ができるように、どんなに自分の未熟さを感じたとしても、絶対に諦めずに、前向きであり続けます。