「アートのような畝作り」 みつき

6月4日

●アートのような畝作り

 今日1日で、みんなと4枚の畑の畝立てをしてきました。オクラ、マクワウリ、スイカ、ササゲの畑です。
 けれども「がっつり畝立てをしてきたぞ!」という疲労感もそれほどなくって、確かにあるのは達成感だけです。植え付けられる日を心待ちにしている苗たちにとっても、良かったなあと思います。

 マクワウリは120センチ幅の畝を立てました。
 その大きさはまるでベッドのようだ、と言いたくなってしまうけれど、ベッド型ではなくかまぼこ型に仕上げました。今年はどの畑でも、水はけを良くするためにかまぼこ型に仕上げていますが、マクワウリの畝は超幅広なので、少し難しかったです。畝の中央がへこまずに一番高くなるように、端から土を引き寄せて、大きな大きなかまぼこが並びました。
 その畑は、見とれてしまうくらい綺麗で嬉しかったです。

 スイカではまんじゅう型に仕上げました。
 150センチの正方形を描き、真ん中につけた点印を使って、コンパスみたいにまるく円を作っていきました。360度から土を集めてくると、くるくる回ることになるのが楽しかったし、同じように周りのみんなも回っている様子が可笑しくって可愛らしくって、とても楽しかったです。

 子供の頃に砂遊びをしていたように、穴掘りとかお山作りはなんでこんなに面白いのかなあと感じてしまいます。ついつい夢中になってしまって、まんじゅうの山を盛り盛りに高くしすぎてしまうこともしばしばありました。
 最後にまんじゅうをならして、膝下くらいの高さに揃えました。これでスイカに丁度良いまんじゅうができたのではないかと思います。
 いくつものおまんじゅうが並んでいるのは、これまた見とれてしまうくらい綺麗です。スイカの畑は吉畑下で、通りがかりに見ることが多い畑なので、こんなに綺麗に畑作りが出来たことがとても嬉しくて、スイカもきっと綺麗に育ってくれそうだと思えました。

 お父さんやあゆちゃんがよく話してくださるように、本当に畑はアートのひとつなのだということが共感できた1日でした。
 今日みんなで作り上げた作品が背景として、これから野菜が畑に植え付けられて、もっともっと彩られていくのだと思うと、とても楽しみになりました。

 集合の時にも、野菜はスタートダッシュが肝心だと聞かせてもらって、そのことをいつも気にかけていたいです。
 植え付けて野菜を畑に見送ることができると、ついついそこで安心してしまいがちだと感じました。天気、温度、水と肥料の量など、まだ小さな野菜の子供が過ごしやすい環境かどうか、ちゃんと心くばりをしないといけないです。

 夕方、とても、とても印象に残る、ハッとするようなものを見ました。近所の方が作られている田んぼの景色です。
 美しく整えられた田んぼのなかで、水面がゆらゆらと揺れて波打っているのが、何か仕掛けがあって動いているように、規則正しく模様を描いて、波打っていました。お父さんやみんなもいつも見ているのかな、と感じました。
 今日からお父さんたちが機械植えを進めてくださっているのがありがたいです。自分も作業でできることを頑張ります。