6月4日(火)「田植えのはじまり & 桃畑での1日」

6月4日のなのはな

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 なのはなで田植えが始まりました!
 最初は山裾田んぼ2枚に、紫黒米を植えていきます。

 田植え機に乗るのはお父さんです。
 私はあゆちゃんに教えてもらいながら、初めて補助の役割をさせて頂きました。

 

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 実は田植え機をしっかり見るのも初めてでした。
 軽トラから田植え機を降ろすときに、こんなに車輪が細いんだ! とびっくりしました。
 代かきされた田んぼは綺麗に平らで、そこへ田植え機がずずずと入っていくのが気持ちよさそうに見えました。
 お母さんも応援に駆け付けて下さって、一緒に稲の手入れを出来たことも嬉しかったです。
 みんなで毎日水やりしていた苗が、田植え機につまれると、なんだかお嫁入りするようで緊張しました。

 

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 ラインを付け終わったら田植えスタートです。
 かしゃんかしゃんかしゃん……と小気味いい音が響きます。
「この音が谷の方にも反響して聞こえるんだよ」とあゆちゃんが教えてくれました。
 思っていたよりもずっと速く植え付けていくことに驚きました。
 噂に聞いていたお父さんのノンストップターンは、見ていても本当に気持ちよくてスムーズで格好良かったです。
 毎回ターンしているところが気になって、ついつい眺めてしまいました。

 

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 補助は、稲の補充の他に、機械の不具合が無いかを見たり、稲の湿り具合を調整したり、植え付けられた稲を見ながら、機械に乗っている人が気がつけないところに気付いて伝える役割がありました。
 あゆちゃんが自然に動いて居るようでも、いつでもすぐに対応できるようにアンテナを張っているのが伝わってきました。
 お父さんもあゆちゃんも、良い仕事をしよう、と同じ目的を見て動いているので補充のタイミングもぴったりと合うのだなと思いました。

 あゆちゃんが、「どの作業でも、みんなが『ここだよね』という所を感じて作業をするのが楽しいんだよ」と話してくれました。
 全部がまあるく綺麗に片付いて、気持ちが良い作業になったときは、きっとその作業をしていた全員が同じ気持ちになるのだろうなと思って、心を使って頭を使って良い作業をしようとする気持ちは、とても優しいことなのだなと思いました。

 

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 田植えをしているときは曇り空だったのですが、途中で少し太陽が顔を出しました。
 水面に青空と、もくもくの雲が鏡のように移って、まるで天国みたい!
 遠くの田んぼもきらきらしていて、そこに立って見ているだけで本当に満たされた気持ちになりました。

 3枚目の田んぼは石生西田んぼです。
 少し変わった形の田んぼで、今までの2枚の田んぼよりも、補充する場所を掴むのが難しかったです。
 変形の田んぼを一筆書きで運転するお父さんがすごいなあと思いました。
 まるでパズルです。
 先を読んでスタンバイするあゆちゃんについて、ああこんなふうに用意しておくといいんだと覚えながら出来た時間が面白くて楽しかったです。
 水路には水がたっぷり流れていて、その水でトレイを洗うのも気持ちがよかったです。

 

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 最後に外周、内周をぐるりと回って田植え1日目は終了!
 綺麗に植え付けされた田んぼを見て、うっとりしました。
 あっという間の午後の時間で、補助に入らせて頂けたことが有り難くて嬉しかったです。

 また入る事があったら今日吸収したことをしっかりいかしながら動けるようにしたいなと思います。

 今後の田植えも上手くいくように自分の出来る事を頑張りたいです!

(まなか)

 

***

 

『人と場所、時間が変われば答えが変わる。』
 なのはなクレドにもある、お母さんがよく教えてくれる言葉。
 朝起きて、すぐに玄関下に集合し腰袋を装着。あんなちゃん、桃の袋掛けメンバーと一緒に桃畑に向かいます。今日は太陽の日差しも早くからさしていました。そんな朝の陽ざしを桃の木陰から感じながら袋がけ。今、桃の作業では袋掛けを勢力的に進めています。朝食や昼食に古吉野にもどるけれど、一日の多くの時間、桃畑で皆と作業をしています。

 

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 6月に入り、梅雨入りももうすぐとなりました。雨が多くなり、湿度が増えると病気にもかかりやすくなります。そのための防除なども行っています。防除を終えたら、なるべく早く袋掛けをした方が効果がある、ともあんなちゃんから教えてもらいました。今日袋掛けを進めたのは、昨日防除した木です。加納岩白桃、白鳳、おかやま夢白桃、紅清水などの品種。今年、カメムシなどの害虫の被害が多く、ネットがけを早い段階から行っています。ネットがかけられていない木の袋掛けを優先的に終わらせていて、その後から早生、中生の袋掛けを進めています。

 現在は、ネットが掛かっている木の早生、中生を進めていて、防除した木では残り2本程というところまで進めることが出来ました。

 

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『人と場所、時間が変われば答えが変わる。』
 と、よくお母さんから教えてもらっているのですが、桃の袋掛けも同じだと思いました。あんなちゃんが主に、木の樹勢や害虫の被害、その木の特徴などを踏まえて、袋掛けをする数を予想をつけて教えてくれます。今年は、害虫の被害が大きく、同じ品種の中でも木によっても答えは変わってきます。変形が多く出ている品種もあります。綺麗な実だけをシビアに袋掛けする木もあれば、同じようにシビアに綺麗なものだけをかけて、袋掛けの数が少なり残された実が肥大し種割れをしてしまったり、大玉になるということもあります。

 

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「美しく、美味しい桃の実を採るためには、桃のためには、一番はどうすればいいのか?」
 あんなちゃんに教えてもらうことをヒントに、毎回少しずつ違う実、木と向き合う時間に、とても鍛えられていると思います。作業をしていて、正解や不正解に怖がっていては答えは見えてこないと気づかされます。自分が間違えるとか間違えないとか評価される側ではなく、評価する側、プレーヤーとしてでなくては本当の判断はできないと思いました。目の前の桃と桃の実にベストな答えは何なのか、木の樹勢、実の形、顔色、心を使ってもっと深く、まっすぐ、スピードをもってみられるようになりたいと感じています。

 

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 袋をかけたら、収穫するときまで開きません。
(どうか、美味しい桃に、そして誰かの喜ぶ笑顔につながりますように)
 と、願う気持ちで袋の口を針金で留めています。一つひとつの実や、桃の木に一日中向かっていると、頭のエネルギーがかなり使われているのを感じます。集中がきれそうな時もあるけれど、そんな時は一緒にいる皆の真剣な空気や、違う場所で畑を進めてくれている皆の存在に力をもらっています。

 まだ、袋掛けをする木は残っています。今後、生理落果後に袋掛けをする木もあったり、最終摘果もあったり、防除や水やり、雨が降ればブルーシートで水分調節も必要となります。そして、6月20日前後には、早生のはなよめの収穫も始まってくると教えてもらっています。スピード感ももって、目の前の一つひとつに尽くしていきたいです。

(あけみ)