6月5日のなのはな
暑い夏に、なのはなでは欠かせない、大好きなマクワウリ! それが畑に植わるときが来ました。マクワウリという言葉を聞くだけで、ワクワクした気持ちになります。
昨日、既に、幅1メートル、大きなかまぼこ型の畝を作ってあったので、畑につけば、一番に穴開けからスタートです。
100センチ間隔に、鍬を使って深い穴を開けていきます。作り立てフカフカの畝で、サクッ! サクッ! と穴が開いていくので、とにかく気持ちが良い。
穴を開けられたら、穴の中に片手一掴み分の牛肥を入れます。この工程があるか、ないか、で苗たちの初めの成長の勢いが変わってくるようです。赤ちゃん(苗)が一番最初に食べるご飯、一掴み一掴み、「どうぞっ」という気持ちで、テンポよく入れていきました。
牛肥を入れたら、直接根に肥料が当たってしまわないように、土をかけて……いよいよマクワウリの登場です!
穴一つひとつに苗を置いていくのですが、いくら植え付けられるサイズまで成長したとは言え、まだ小さい。葉や茎がぽきっと折れてしまうのを阻止するため、スピード感を持ちつつも、置くときは慎重に。
全て苗を置き終えることが出来たら、植え付けです。かまぼこ型の頂点に、真っすぐに。
そして、今日は特に暑く、苗たちは水を欲しています。そんなわけで、植えたすぐそばから、ほしちゃんがたっぷりとお水を上げてくれました。
最後に保湿兼根切り虫対策として、草もたっぷりしき、ネットもかけ、これでばっちり! マクワウリの定植は、1時間30分で全工程が完了しました。
本当に一工程、一工程があっという間で、スピード感も持ちながらも、マクワウリの気持ちになって、丁寧に優しく植え付け、たっぷりとご飯もお水も上げて、害虫対策も万全にできました。
大きなかまぼこ畝の真ん中にちょこん、ちょこんと植わるマクワウリ、がとっても可愛らしく見えました。これから、どんどん葉を大きく、蔓もぐんぐんと伸ばし、最高に美味しくて、私たちの心と身体を癒してくれる、マクワウリに成長してくれるといいな、と思うし、これからがとっても楽しみです。
午後には、オクラの定植も行いました。オクラは苗の中でも特に繊細……植え付ける時に丁寧に慎重にするのはもちろん、なるべく、植え付けてから水やりができるまで、直射日光に長く当たらないようにすることを意識して、苗を置いた、すぐそばから植え付け、すぐそばから水を与える、というふうに、3工程を同時に進めました。
私は、まこちゃんと主に苗置きをしたのですが、午前のマクワウリの株数を遙かに超える株数。置いても、置いても、次から次へとさやねちゃんが苗を運搬してくれるので、無限オクラのようでした。
けれど、置いたそばから、みんなが根気強く植え付けてくれているので、私たちも根気強く、綺麗で立派な苗を置いていきました。
夢中になって置いて、一区切りしたら植えて、そして2時間、根気強く植えて、すべて植え付けられました! 30センチ間隔にずらっとオクラが植えられた光景を見るだけで、わーっ! と声を上げてしまいました。
最後に草を敷き、オクラはネットではなくて、直射日光防止のため銀色の寒冷紗をかけました。
今日1日で、マクワウリとオクラ、シュガームーンを植え付けることができ、これからの成長がものすごく楽しみですし、とっても美味しく綺麗な実をつけてくれますように!
(ももか)
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吉畑下にポコポコと並ぶ、直径約1メートルの饅頭型の畝。
今日は、その饅頭のてっぺんに、夏に大活躍の黄色いスイカ、シュガームーンを定植しました!
昨日は畝たて、今日の朝食前はスイカチームのみんなが道具の準備。隊長のあけみちゃんが段取りを立てた紙を渡してくれていたので、準備は完ぺき。
役割分担をして、早速、畑に向かいます。
6人のチームだったので、2人はタンク補充、1人は草敷き用の草刈りに回り、残った3人で植え付けのためのこまごまとした工程を進めていきました。
植え穴に片手一掴みの牛肥を入れて、そこに土を被せて、苗を植え、草を敷いて、水をやり、ネット掛けをして完了、という流れになっていて、その中でも特に、植えてからいかに早く水をやって、苗を萎れさせないかが重要だと思い、何よりも水やりを優先して進めていきました。
まずは、植え穴に牛肥を入れる作業で、これは二人一組になって追いかけっこ方式。
牛肥を植え穴に入れる人は、土を被せていく人に追いつかれないように手早くなり、土を被せていく人は、必死に牛肥を入れる人に追いつこうと頑張るので、お互いにスピード感を持って、テンポよくできて、ちょっと鬼ごっこチックだったのも楽しかったなと思います。
その後は、苗置き。苗の載ったトレーを持つ人と、そのトレーから苗を取って、饅頭型の畝に置いていく人との2人1組になって進めていきました。全部で長い畝が4列あったので、先に2列を置き終えたペアから、植え付けに入りました。
ポットから苗を取り出すと、白くてフワフワの根鉢が出来ていて、苗自体も葉の角度や色を見ても元気そうで、育苗係としては、良い状態の苗を畑に植えられるのは、とても嬉しかったし、他の苗作りも頑張ろうと思いました。
そんな、元気な苗の根を少しほぐして、根が伸びやすいようにしてあげて、ポットの土の表面と、畝の表面が同じ高さに来るように植えていきました。
深植えは、根で水が届くかリスキーな面があり、しかし、浅植えが過ぎると、水やりの時に株元に寄せた土が流れて、根が表面に出て乾いてしまいます。
ポットと地面の面を同じ高さにすることで、かなり改善されることを、これまでの定植で感じていたので、今日はそのディテールに拘って、スイカの苗がこの暑さを乗り切れるように、みんなで植える深さを大事にして定植を出来て、嬉しかったし、スイカもきっと活着するだろうと思いました。
一列分の定植が終わったら、その後を追って1人がたっぷりと水やりをし、定植を終えた人から、刈りたての草を、根切り虫対策と保湿対策で敷いていき、そうしていると、丁度、水やりと草敷きが同じタイミングで終わり、畑全面の草刈りも終わり、最後はみんなでネット掛けをしていきました。
ウリ科の作物には、ウリハムシがつきもの。まだ小さい苗を虫から守るべく、防虫ネットをかけて、虫から苗を守ります。
ネットの裾に土をかけて、気が付けばスイカの定植作業、完了。
スイカ畑で動き回っていたのは一見、3人でしたが、草を刈ってくれたり、タンク補充や道具の運搬など、見えないところで作業を支えてくれている3人もいて、1時間ちょっとで約105株のスイカを植え付けることが出来ました。
雨も降らない、日照りの続く暑い日々を乗り切れるように、定植メンバーみんなで心を使ってスイカを植え付けられて、とても嬉しかったし、まずは活着までの水やりを欠かさず、たっぷりやってあげたいと思います。
(なつみ)