「袋掛けで」 りんね

6月1日

〇フラダンス
 日中は作業で出られなかったのですが、夜の時間、『These are the days of our lives』のチームでなるちゃん、まりのちゃんから振り入れをしてもらいました。
 この曲は、聴いたときにすごく優しい印象を受けて、好きだな、と思って第1希望に入れた曲でした。あまり人気がある曲とは思っていなかったけれど、なるちゃんやほしちゃんも第1希望だった、と話してくれて、同じ気持ちだったのかな、と思って嬉しかったです。
 ダンスは、サビの振りを一通り教えてもらいました。素敵な振りでした。

 私は、人前で自然な笑顔になることが、とても難しいです。緊張して表情筋がこわばって、不自然な表情になってしまいやすいです。
 ケニー・モナークも、そこが一番心配しています。どうか、みんなの中で自然な笑顔で、父の日のお祝いをできますように。

〇袋掛けで
 今日も、あんなちゃんたちと桃の袋掛けを進めました。石生の桃畑を終えて、山桃畑のなつごころを全て終えるところまで、進めることができました。

 石生田んぼでは、田植えや代掻きを終えた田んぼが鏡張りになって、青い空を映していました。その光景が、本当にきれいだと思いました。
 石生の桃畑にいると、土曜日だけど桃横田んぼを須原さんが代掻きしてくださっていて、ありがたいなと感じました。

 袋掛けをしながら、桃の葉に虫の卵を見つけて、潰したとき、ふと思い出したことがありました。
 以前、『奇跡のリンゴ』の木村さんの無農薬栽培について、内容はどうだったかな……というお話が集合であったと思います。そのときは私も思い出せなかったのですが、確か内容の一つで、木村さんは1日中リンゴ畑に寝っ転がって、ひたすら虫を観察していたいうことを思い出しました。

 ずっと観察をしていると、虫がどういう動きをしているのかが分かって来て、虫が卵を産み付ける場所も、分かってくるそうです。それで、ここぞという時期にここぞというリンゴの木の場所に産み付けられた卵を地面に落とすと、アリが運んでくれる、と書いていたと思います。

 また、『奇跡のリンゴ』で思い出した印象的だったことは、木村さんがリンゴの木に話しかけていたことが、本当にリンゴに通じた、ということでした。恥ずかしくて道路に面した木には話しかけていなかったら、その一列は枯れてしまったそうです。

 桃の木にもイチジクの木にも、作物を育てるとき、ちゃんと気持ちを向けたら、きっと答えてくれるのだろうと思いました。

〇小説
 展覧会が終わり、ギター教室、版画教室が1週間お休みになり、少し夜の時間に余裕ができました。すると、無性に寂しい気持ちになってしまったのですが、浅田次郎さんの『壬生義士伝』を読み始めて、主人公の吉村貫一郎という人に共感して、落ち着いた気持ちになりました。
 4月、5月とめっきり本を読めていなかったので、また忙しくなる前に、上下巻読めたらいいなと思います。