
5月22日のなのはな
田んぼのトラクターがけ、草刈り、溝切り、入水口や排水口の整備、そして水を張りはじめて、迎えた代掻き初日でした。
トップバッターはお父さん。今週日曜日に予定している、泥んこ運動会を開く場所、池下田んぼの代掻きをしました!
田んぼが増え、今年は4町6反、計23枚の田んぼでお米をつくります。田植えへ向け、確実に、良い形で代掻きをしていけるよう、そして良い苗が育つよう、力を尽くしていきます。
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摘果3巡目を終えて、次は袋掛け。早生の『はなよめ』から、桃の袋掛けが始まりました。桃のシーズン、時期を逃さないよう、朝から夕方まで、できる限りの時間を使って、精力的に進めていきます。
袋がけは、オレンジ色をした紙の袋を、一つひとつ、桃の実にかけます。
桃の実に袋をかけて、雨や虫が入ってこないよう、上の口をきゅっと閉じ、風に吹かれても取れないようにしっかり、針金を1回だけ折って留めること。実を大切にしながら、確実に留めたいけれど、1本の木につき、700枚、900枚、と膨大な数をこなしていくには、スピード感が欠かせません。
あんなちゃんが、慣れてきたらこれくらいのスピード感で、と見せてくれた手本は、確実さと素早さが両立していて、そのイメージをこれからも持ち続けたいと思いました。
『はなよめ』は、すでに一番繊細な時期の硬核期に入っていることを、あんなちゃんが伝えてくれました。ピンポン玉ほどの大きさの実は、はなよめという名前にぴったりと感じるくらい、色白で気品がある佇まいをしていました。
今年は例年以上に、カメムシや毛虫の被害が多く出てしまいましたが、最初に取り掛かった奥桃畑は、被害は少なめでした。袋掛けをしていても、虫食いのない、綺麗な実を中心に、数多く掛けていくことができたと感じました。あんなちゃんからも、十分に綺麗な実があって嬉しかった、と話してくれて、ほっとした気持ちになりました。
袋掛けに向かっていると、無心になっていました。12時のチャイムが聞こえたとき、「えっ、ほんとうに!?」と心の中で思ったほど、時間の経過が速かったです。
はなよめ、日川白鳳、なつごころ、白鳳……、奥桃畑を全て終えて、午後は開墾17アール畑に進むことができました。
袋掛けができると、虫から守ることもできるため、一安心します。これから、すべての桃の木にできるだけ早く袋掛けができるよう、日々、袋掛けを熟練していきたいです。
(りんね)