4月24日(水)「丸くて赤いあの子 & 勝央金時太鼓『那岐おろし』上達を目指して」

4月24日のなのはな

 夏には欠かせない、丸くて赤いあの子。
 その子の名は、ミニトマト。

 この日は、なのはなの夏野菜の主役の一つ、ミニトマトの定植を行いました。

 

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 雨がさんさんと降る中、上着のフードを被って、崖崩れ下ハウスへと向かいました。
 ハウス内には、畝と、ミニトマトを誘引するための支柱が、整然と佇んでいました。
 そこに、ミニトマトは植わります。
 今年は、ミニトマトが育つ家となる、このビニールハウスに55株を植えます。

 育苗チームのみんなが育ててくれたトマトの苗は、ピンと伸びていて、一番花もつき始めていて、とても奇麗で、“美人”な苗でした。
 ふわっと、ミニトマトの爽やかな匂いが漂って、夏の暑い日の身体に染みるミニトマトの酸っぱさが、蘇りました。

 

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 さくらちゃんが、株を植えるときの花芽の向きを伝えてくれて、その向きをみんなと忠実に守りながら植えていきました。
 花芽の向きも、今後、実のなる方向と作業性に影響するものです。

 植え付けを終えたら、硫安の追肥と、水やり、誘引を施します。
 水やりは、植え付けてすぐの苗に当たらないように、ホースの先端を、なるべく地際に近づけて、そっと、優しくやります。
 そうしているうちに、愛着を感じるなあ、と思いました。

 これから、ミニトマトの成長とともに、誘引や脇芽摘みなどの手入れも行っていくんだな、と思います。こうした手入れは、夏の畑作業の中でも、とても楽しい手入れだな、と思いました。
 そして、鮮やかな赤色が、夏を過ごす気持ちにも、彩りを加えてくれます。

 雨が降る、穏やかな空気の中で、ミニトマトは植わりました。

 

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 ミニトマトの担当である、りなちゃんや、あやちゃんと、「ミニトマトがいよいよ始まるね」と話しながら、古吉野なのはなまで帰りました。
 今期のトマトは、みんなの、どんな気配や空気を感じて、どんな味になるのかな、と楽しみになりました。

 ハウスに入ると、豊かに伸びた緑の枝と葉と、そして、鈴なりに生っているミニトマト。
 その光景が思い浮かびました。

(ほし)

 

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――キャンプのための準備も進んでいます――

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〈ウォークラリー実行委員は、山のなかで、アトラクションの仕込みや、みんなが歩きやすいよう道の整備をしました〉
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〈盛男おじいちゃんの山では、藤の花が美しく咲いています〉
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〈こちらのドームは、秘密基地作りの参考模型!?〉
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〈秘密基地作りと同時に行う特別企画のために、各チームで、衣裳の考案も行いました〉

 

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 どこまでも正しい姿勢で、揃って太鼓を打ち、良い演奏をすることの難しさ。けれど、11月へ向けて、もっと進化した演奏にしたい、という気持ちが、ふつふつと、わいています。

 この日は、勝央金時太鼓の練習日でした。毎週水曜日は、夜7時から9時までの2時間、勝央文化ホールで和太鼓を打ちます。

 勝央金時太鼓保存会会長の竹内さんが教えてくださるなか、『那岐おろし』を練習しました。
 今年11月2日から3日にかけて、倉敷のマービーふれあいセンターで行われる「岡山県和太鼓連盟30周年記念~晴れの国和太鼓まつり」で演奏するため、金時太鼓の、私達なのはなチームは、この地域特有のものである局地風の名を冠した曲を練習しています。

 

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 この日の『那岐おろし』練習では、主に、3つのポイントがありました。
 1つは、6つの長胴太鼓でソロを回す場面を、曲中でしっかりと引き立たせるために、伴奏自体の音量を上げること。ソロを叩く人は、それに埋もれない強さで叩くこと。
 2つ目は、曲のクライマックス、徐々に人数を増やしながらフレーズを繰り返す場面で、ただ人数の厚みが増えるだけではなく、全員が段階的に音量も上げること。
 最後は、音量を一定にすべき場面を、きちんと一定にすること。探るように音量を揺らしてしまう癖をなくすこと。

 どれも、全体の音量を上げることに関わるポイントです。

 

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 今の私たちの大きな課題は、太鼓の最大音量を鳴らせる確率が、まだまだ低いということです。
 竹内さんが叩いて見せてくださると、何度繰り返しても、その太鼓の最も強い音が鳴るのですが、私はまだ、一定の音を鳴らすことができません。叩こうとすればするほど、余分な力が入って、逆に弱々しい音になってしまうのです。10回叩いて、10回とも同じ音が鳴り、同じ位置へ腕とバチが戻ることが大切だ、と竹内さんが教えてくださいました。

 竹内さんは、いつも、正しいフォームや腕の動きについて教えてくださいますが、それを本当に理解し、身体に入れ込むことが、難しいと感じます。自分のなかに、知らずに、いらぬ思い込みがあり、余計な力や動きを取り払うことができないのです。

 けれど、我流ではなく11人全員が奇麗に揃った動きで、演奏をできるようになりたい、と思います。

 

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 まだ荒削りではありますが、今回の改善点を地にしていくことで、これまでよりも、もっと力強い演奏にしていきたいです。この日の練習では、特に、終盤の大太鼓ソロに、迫力がありました。また、2人の大太鼓と、チャンチキの音がぴったりと合ったときには、那岐おろし(広戸風)の圧倒的な強風を想像しました。
 全編にわたって、もっと、もっと激しく美しい『那岐おろし』を演奏できたら良いな、と思いました。
 太鼓を通して、気持ちを強くし、演奏を楽しみ、みんなで成長していけることが、ありがたく、頑張りたいです。

(かに)