4月22日(月)「シイタケの植菌 & 秘密のウォークラリー進捗状況」

4月22日のなのはな

 つばめちゃんの提案で、新たに育てることになったシイタケ。
 これまで、つばめちゃんと2人でシイタケ栽培について調べたり、榾木となる原木を見つけたりと少しずつ準備を進めてきました。2日前、すでに準備できていた栗の剪定枝などに加え、お父さんが大井が丘から、伐採されたクヌギやコナラの木を持ってきてくれて、原木が十分に揃いました。お父さんが持ってきてくれた木は、シイタケに最も適しているものでした。
 そして今日、いよいよシイタケの植菌を行いました。

 

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 シイタケの菌の品種は、『にく丸』。肉厚などんこが採れて、育てやすい品種ということでした。初めてキノコの種駒を手にして、新鮮な思いがしました。
 袋の中は、白いフワフワの菌で覆われていました。フワフワの菌の中に、種駒という木の駒があります。直径1センチ、長さ1.7センチほどの小さな駒。その駒に、『にく丸』の菌が宿っていました。

 

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 植菌の作業は、須原さんが監修してくださいました。須原さんはすでにお家でシイタケを栽培されていて、方法も熟知しておられました。
 はじめに須原さんが、チェーンソーで原木を90センチ前後の長さに切ってくださりました。そして、原木に電気ドリルで種駒を打ち込む穴を開けていきます。

 

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 電気ドリルは、はじめは電池式を使ったのですが、思った以上に、木に直径1センチの穴を開けることには苦戦しました。そこで、須原さんが電池ではなくコード式で、重みも馬力も十分なものを用意してくださりました。そのドリルを使うと、驚くほど穴あけがやりやすくなりました。

 電気ドリルも人間と同じで、連続して使いすぎると熱で焼けてしまうため、休ませながら使うことを教えていただきました。植菌作業の流れがいい風に進んでいくまで、須原さんがずっと見守って、助けてくださり、本当にありがたかったです。

 

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 種駒を打ち込む穴は、種駒の1.7センチより、5ミリほど深く開けていきました。そこへ金槌で、種駒の頭が木の表面と平行になるように打ち込んでいきます。そうすることで、木の内部と種駒の間に5ミリの空間ができて、より菌が繁殖しやすくなる、ということでした。

 植菌の時期が遅くなってしまったため、穴の配列は、通常よりも多めに種駒を打つようにしました。縦は約15センチ間隔、横は約4センチ間隔で、列が交互になるように。
 全部で1500駒分の種駒を打てるよう、スピード重視で、感覚を使ってどんどん開けていきました。つばめちゃんが、穴を開けた傍から、金槌で種駒を打ちこんでくれました。

 

 

 黙々と2人で作業している時間、夢中になって、楽しかったです。つばめちゃんの大好きなキノコをこれから育てていけることが、本当に嬉しいなと思いました。

 この日は、500駒を打ちこむことができました。残り1000駒、なるべく早く行えるよう、頑張りたいです。
 曇りや小雨が続いていて、ほだ木が乾燥したり、熱くなりすぎたりする心配もなく、天候にも恵まれています。植菌を終えられたら、以前なのはなでシイタケを上手く育てられていた、関係者駐車場の倉庫の裏、という穴場で管理をする予定です。

 どうか、シイタケの植菌が上手くいって、菌が繁殖してくれますように。そして、美味しいシイタケをみんなで食べられますように。大切に育てていきたいです。

(りんね)

 

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 フルマラソンが終わったら、次に待っているイベントは山小屋キャンプです。今週末から始まる2泊3日のキャンプも準備期間が残り1週間となり、少し焦りモードで本腰を入れて、この日は1日がかりで準備を進めました。

 山小屋キャンプのなかでもメインイベントになるウォークラリーは、制作とゲームの進行と、やることがまだまだたくさんあって、今日からの1週間が勝負です。

 

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 今回のキャンプのテーマは『昆虫』になりました。ウォークラリーも昆虫から連想させる7種のゲームを用意していて、この日はその内容が本当に楽しめるのかを検証してみることになり、すでに大枠が決まっている3つのゲームを実行委員のなかで実際に遊んでみることになりました。

 頭や紙上でイメージしている段階では、「これは成立するのだろうか」と、あゆちゃんと頭をひねらせていました。ですが、実際に動いて遊んでみると、予想以上に盛り上がり、笑いを堪えるのに精一杯でした。動いてみることで、ルールの不都合が見えてきたり、こうしたらもっと難易度が上がるなどという気づきもありました。「これは面白いよ!」と遊んだ実行委員のなかでも賛同一致の盛り上がりで、ゲームの方針が固まったことで、残りの時間にやるべきことが明確になり、わたしもあゆちゃんもほっと一安心です。

 

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〈吹き矢、山小屋ライブ、新聞紙ファッションショーなどのチームでも準備を進めています〉

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 他にも、2つのアトラクションを遊んでみました。こちらはクモの巣がゲーム盤になるとか……。当日、実行委員は遊べない分、準備過程で遊ぶ側となって一足先にゲームを満喫して、みんなにはまだ秘密の楽しさを知ってしまいました。体育館でも十分に楽しめるけれど、これらのゲームが山の中で各エリアに散りばめられ、昆虫に化けた実行委員たちが山の中に潜むように待っているシーンを思い描くだけで、自分たちがわくわくしてきてしまいます。

 

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 制作の方も、あるアイテムを使って作る色とりどりの蝶や、ベニヤ板で作る体長130センチほどの本格カマキリが着々と完成に近づいていて、制作場の図書室は昆虫たちの住処となりつつあります。当日、命を吹き込まれた数々の昆虫たちが、山小屋の森のなかでどんな姿を現すのか。そして、昆虫にちなんだ、どんなアトラクションが待っているのか。それは当日のお楽しみに。
 以上、シークレットのウォークラリーチームの進捗状況でした。

(るりこ)