「力をもらったフルマラソン」 ふみ

4月21日

〇フルマラソン

 津山加茂郷フルマラソンに出場しました。今回は31回目の開催で、みんなと今日までフルメニューをして、ランニングや筋肉トレーニングをして身体と心を鍛えてこれたこと、今まで、マラソン練習実行委員の、あけみちゃんや、まちちゃんや、まなかちゃんが引っ張ってくれて、フルマラソン当日を迎えられたことが、本当に嬉しかったです。

 お父さんが前日の夜の、集合に走り方について話してくださって、目の前の目標物に向かって謙虚に走ること、そして、コバンザメ方式で走るという走り方について話してくださいました。
 欲をかかずに、謙虚に、目の前のあの家まで走ろう、そこまでたどり着いたら、あの角まで走ろうと、今回のフルマラソンでは、お父さんが話してくださったように走ろうと思い、走りました。

 スタート地点の会場に着き、みんなでゼッケンや靴にチップをつけて、スタンバイをしました。
 スタンバイをしているとき、いよいよ、ここから42.195キロの一つの旅が始まるんだと思いました。
 緊張もしていたけれど、どんな旅になるのか楽しみな気持ち、そして、当日を迎えられたのも、フルメニューでランニングを毎日続けられてきたのも、みんながいてくれたから続けてこれて、前日の夜に、実行委員さんがみんなで書いたフルマラソンへの気持ちや、仲間へのメッセージのなかから読んでくれたものに、「みんなへの感謝の気持ちで走ります」というメッセージを聞かせてもらって、そのメッセージがすごく嬉しかったし、私も、みんなへの感謝の気持ちをもって走ろうと思いました。

 10時になり、スタートしました。

 一斉にランナーが走り出して、私も一歩一歩、前へと進んでいきました。

 最初は、私は、お仕事組さんのなおちゃんを親ザメにさせてもらって、なおちゃんの後ろをついていきました。
 そのうち、なおちゃんから離れてしまい、ここからは、お父さんが話してくださったように、目標物を決めて行こうと思い、まずは、あの曲がるところまで行こうと走りました。

 応援組のみんながどこにいても応援してくれて、車で通り過ぎるときも名前を読んで、「いいペースだよ!」と教えてくれたり、沿道でも応援してくれて、みんなの力で走ることができました。

 今回、自分で走っている感じがしなくて、お父さん、お母さん、応援組のみんなの力、そして、沿道で応援してくださっている方の力で、前へと走ることができて、いつもなのはなのみんなと走っている感覚があり、応援組さんの力が本当に力となって、少しきついなと思ったときも、みんなが笑顔で応援してくれる度に、疲れも足の痛さもどこかへ飛んでいって、飛ぶように走れました。どこまでも走っていけそうで、みんなの力で走ることができました。

 折り返し地点で、お父さん、お母さんが待っていてくださりました。お父さん、お母さんの姿が見えて、より力が湧いてきて、折り返しに13時までに行くことができました。折り返すと、あけみちゃんとすれ違い、そのときに、あけみちゃんが手を差し出してくれて、ハイタッチをしたことが本当に嬉しかったし、みんなの笑顔や気持ちを感じるたび、力となって、背中を押してくれているようでした。

 沿道の方も、「なのはなさん頑張って」と声をかけてくださる方も多く、みなさんの笑顔をみて、私も笑顔で走ることができました。

 ゴール前の残り5キロで少しきつくなってきたけれど、近くにいたみつきちゃんが、「ふみちゃん、ゴールでみんなと会えるね!」と笑顔で声をかけてくれて、みつきちゃんの笑顔をみたら、ラストスパートを頑張ろうと思い、足どりが軽くなっていきました。

 ゴールのアーチのところには、お母さんの姿があり、お母さんが手を振って待っている姿をみて、お母さんのもとに飛び込んでいって、お母さんの姿をみて、帰ってくることができた! と思いました。

 お母さんと抱き合ったとき、お母さんが、42.195キロの旅をしているときの楽しかった気持ち、嬉しかった気持ち、しんどいなと思ったときの気持ち、フルマラソンに向き合った気持ち、すべてを受け止めてくれた感覚がありました。

 お母さんが、「お父さんも中で待ってるからね!」と言ってくださって、グラウンドに入って、2周するとき、なのはなのみんな、ゴールした方、応援してくださる方が「お帰りなさい」と言ってくださって、お父さんやみんなとハイタッチをして、42.195キロの旅から帰ってくることができました。

 人の力で走ることができたフルマラソンでした。

 足がどんどん前に進んでいって、それは、みんなの気持ち、力で足が進んでいく感覚、そして、今までのフルマラソンで一番体が軽く、そして、気持ちよく走ることができました。
 みんなとフルメニューをして、身体と心を鍛えてきて、少し自分の気持ちの粘りを最後の5キロ地点で感じることができ、お父さん、お母さん、なのはなのみんな、そして、応援してくださった方に感謝の気持ちです。

 自分の力ではなく、みんなの力で走ることができ、帰ってきたときに、「みんなが応援してくれたから、完走することができました」と応援してくれていたゆりかちゃんに伝えたら、ゆりかちゃんが「私も、みんなが走る姿に力をもらったよ」と話してくれて、みんなで、みんなに力をもらったフルマラソンだったことが本当に嬉しかったです。

 フルマラソンで感じた人の気持ち、感謝する気持ち、お互いに力をもらったこと、これからも人への感謝の気持ちをもって、これから生きていくときに、フルマラソンで走ったように、目の前の目標に向かって、謙虚に、なのはなの仲間と走り続けていきたいです。

 今日はここまでにします。
 また、感想文にもっともっと旅のストーリーも書きます。
 今日は、本当にありがとうございました。