【マラソン日記】「4月19日 ほし ― フルマラソンへの一歩を思う ― 」   

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4月19日 ほし

「フルマラソンへの一歩を思う」
    

  
 今日は、4月19日。明後日はマラソン大会だ。自分自身も、そう自覚するとともに、周りのみんなからも、同じ声が上がっていました。

 実感は、なかなか湧かないけれど、もう目の前に迫ってきているんだな、と思いました。
 今日のランニングは、全員で山畑のキャベツの手入れをすることから始まりました。

 キャベツのために、と思いを込めて動いた後、山畑に続く坂の下で整列しました。ポカポカというよりは、さんさんとした天気の中、長袖を着ていると汗ばみました。

 そのまま、みんなと石生一周コースに向かって、走り始めました。あれだけ走るのに毎回緊張していた石生コースも、もう最後だ、と思うのと、そこでマラソンに向けて進歩してきた身体や気持ちの変化に気が付きました。

 みんなとコメントを回していたのですが、その復唱が、坂を上がりながらでも、出来るようになっており、坂道をどんどん上っていくのが楽しい、と思えていました。

  

  

 その時、坂を上がっていて、息が上がる感覚がして、この感覚が久しぶりだ、と感じました。
 いつしか、走っていてもあまり息が切れなくなっていました。
 まさか、石生コースを気持ちよく走れる日が来るとは、昔の自分は思っていませんでした。

 今回のお題の中には、「踏み出したい一歩」というものがあり、私は、「フルマラソンへの一歩」と答えました。

 本番は、もちろん緊張はするけれど、フルマラソンを走る中で見えてくる大事なことがあって、新しい自分に出会うんだろうな、とみんなと坂を上りながら思いました。

 ここまでみんなと越えてきて積み重ねた過程も、本番で成熟したものだ、と感じられるものになるのかな、と思いました。
  

  
 本番は明後日となりました。実感は全くと言っていいほどなかったけれど、今夜から明日にかけて、一気にマラソンの気持ちになっていくと思います。

 ここまで来れば、あとは祈るだけで、ただ、今の自分の精いっぱいで向かうだけだ、と思いました。

 いよいよだ……! とドキドキするけれど、楽しんで向かいます!

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