4月17日(火)「藤井さんのお家に、ウドの収穫へ & 山小屋キャンプの準備、本格スタート」

4月17日のなのはな

 朝食を食べ終わったとき、かにちゃんに、今から藤井さんのお宅にウドをいただきに行くことを伝えられて、それがサプライズで驚きましたが、すごく嬉しかったです。
 すぐに、鍬と草刈り鎌を軽トラに積んで出発!
 かにちゃんの運転による2人きりでのドライブ。なのはなファミリーのある古吉野から約30分かかりました。この日は雨上がりで天気も良く、道中の風景はまるで日本昔ばなしにでてくるようなのどかな家々と山、田畑がひろがっていました。
 窓を少し開けていたので、入ってくる風が爽快で心地よかったです。

 赤い屋根が目印のライスセンターを右折すると、すぐそこが藤井さんのお宅だと聞いて、そこを右折すると、水色の作業着を着た方が植物を眺めていました。よく見ると、その方が藤井さんで、わざわざ外に出て植物を見ながら私たちを待っていてくださったのだと思うと、それだけで、とても温かい気持ちになりました。

 笑顔で迎えてくださった藤井さんの後をついて行き、お庭にお邪魔しました。まず玄関には蜂の巣箱があり、日本ミツバチが群がっていました。私たちがよく見る大きな西洋ミツバチとは違い、日本ミツバチはとても小さかったです。藤井さんは「小さくて可愛いじゃろ? 今の時期は、(巣箱に)手を入れても刺さんよ」と笑いながら教えてくださいました。玄関にはタラの芽を水耕栽培しているバケツが何個もあり、そのタラの芽も隣の山にひとりでに生えてきた物なのだそうです。

 

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〈藤井さんが川辺で育てられている葉ウドも見せていただきました!〉

 

 庭の奥まで進みながら、たくさんのきれいに手入れされた木々、植物が並んでいるのを見ました。そこはまるで植物園のようでした。ウドの生えているところまで行くと、「ワンワン!!」という元気な声がして、その方を向くとそこには真っ黒なわんちゃんがいました。名前は「ゆずちゃん」と言って、甲斐犬なんだそうです。

 

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 庭の奥に、いくつかの場所に分かれて膝くらいの高さの仕切りに入れられた籾殻の中に、何本かのウドが生えていました。まず、たらいや手を使って籾殻を移動させて、ウドの根元が見えるようにかき出しました。根元が見えたらナイフで根元をざくっと切って、収穫しました。私は何度もナイフの峰で切ろうとしてしまっていて、「また逆やったな」と藤井さんと一緒に笑った時間が楽しかったです。

 

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 全部で約25本の、太くて長い、立派なウドを収穫させていただきました。かにちゃんと2人で抱えてもずっしりと重量感があり、こんなにいただいて良いのかなとかにちゃんと話したほどでした。

 早速、今日の夕食に酢味噌和えでウドをいただきました。しゃきしゃきとしたみずみずしい食感と、すっと香る山菜の香りが感じられて、とてもおいしかったです。

 

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 帰るのが名残惜しいくらい、すてきなお庭にお邪魔させていただいて本当に楽しかったし、藤井さんのお庭がとても居心地が良くて、ずっとここにいたいな、と思いました。なのはなのためにウドもプレゼントしてくださる藤井さんは、本当に優しくて、本当にすてきな方だと、改めて思いました。木曜日、版画教室の時、また改めて感謝の気持ちをお伝えしに行こうと思います。

(ほのか)

 

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 ゴールデンウィークに行う一大イベント、山小屋キャンプの準備が始まりました!!

 先駆けて、須原さんたちや、なっちゃんたちが制作物の用意を始めていて、それを日常生活の中で、チラッと見るたびに、(あぁ、早く何か作りたーい!)と、制作欲が湧いていたので、この日から、わたしはウォークラリーのみんなと動き始めることができて、とっても嬉しかったです。

 

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 今回の山小屋キャンプのテーマは「昆虫」。
 あゆちゃんやまえちゃん、なるちゃんが先行して考えてくれたゲームを聞いて、詳しくは、まだまだシークレットですが、想像するだけでとてもワクワクしたし、それぞれの虫の特徴を生かしたゲームになっているのが、さらに魅力的です。

 

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 早速、担当を割り振って、わたしはよしみちゃんと一緒に、あゆちゃんが、コレ! と思った虫の画像を貰って、段ボールに模写をし始めました。
 描いたり塗ったりは大好きだけれど、できるだけ大人の高級な遊びになるようにしたくて、――そういうことを思いながら描いていると、線画は難しくはないけれど、塗り方がかなり大事になってくるなと思い、色塗りは少し勉強してから始めることにしました。

 

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 サイズは、あゆちゃんが、60センチよりは大きく作ってほしいんだと伝えてくれていて、それに忠実に、小さな画像を、何十倍も大きく描いていると、すごく面白いことを思いついて、よしみちゃんに早速、ある1匹の虫を描いてもらったのですが、これをあゆちゃんや実行委員のみんなに見てもらって、オッケーを貰えたらいいなと思うし、やっぱり、遊んでくれるみんなを思いながら何かを作るのは、心が満たされるような楽しさがあって、どんどん元気が出てきました。

 

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 図書室で制作物をしていると、蝶々を作っていたまえちゃんが、色を塗った試作品を持って、見せてくれて、それが何とも言えず可愛くて、奇麗で、思わず震えました。
(この素材で、これが作れるの!?)とびっくりで、まえちゃんのずば抜けたアイデア力に、わたしも気合が入り、とにかく、今作っている虫の一匹一匹が可愛く思えるくらい、魅力的にできるように頑張りたいと思います。

 

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 ゲームのルールも話しながら制作を進めていると、あっという間に時間が過ぎて、気づけばもう午後5時になっていたのですが、これから急ピッチで、質高く、手早く、良いもの、次につながるものを作れるように、思いっきり、みんなと準備から楽しんで、山小屋キャンプに向かいたいです!

(なつみ)

 

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〈午後のはじめには、お客様に演奏とダンスも見て頂きました〉