4月11日(木)「キャベツ、キャベツ。春キャベツの植え付け、第2弾!」

4月11日のなのはな

 現在、育苗ハウスとなっている吉畑手前ハウスには、約1544株のキャベツ。
 ハウスのラックには、キャベツ、キャベツ、キャベツ、時々ナス、そしてキャベツ。
 そんな、たくさんのキャベツの苗がこの日、崖崩れハウス前下畑と、山畑に植わりました。

 

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 この日は、バンドメンバーと桃作業のみんな以外、全員でのキャベツの定植となっていて、これは何としても、キャベツを植え切りたいところ。
 朝食後には、育苗班や、この日の作業でリーダーを務めるメンバーと一緒に、道具や苗の運搬、植え付け方、進め方を確認して、マラソンを走り切った勢いで、そのまま定植作業に向かいました。

 畑に着くと、すでに数人の子たちが、先日にあけておいた植穴の底を鍬で軽く耕してくれていて、植え付けたキャベツが根を張りやすいように作業を進めてくれていました。

 わたしも一緒に植穴を中耕していると、マラソン練習を終えたみんなが畑に続々と来てくれました。そのまま、苗置きの人と植え付けの人に分かれて、2畝を植えたら水やりの人を作り、水やりが2畝終わったら、根切り虫対策として株周りに草を敷き始め、植え付けが終わった人に草敷きをバトンタッチして、2人が先駆けて、ネット掛けの用意をしていきました。

 

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 ここまでは、かなり、流れるようにスムーズに行っています。難しいのはネット掛けだ、と思っていましたが、みんなが、トンネルの高さや、ネットの端まで奇麗に止めることを意識していて、昼食の15分前には、460株のキャベツを植えて、崖崩れハウス前下畑をキャベツで埋めきることができて、これからの夏が、とても楽しみになりました。

 そして午後からは、山畑全面の、キャベツの定植。
 畔の上には、良いサイズで元気のいいキャベツのトレーがズラーっと並んでいます。

 

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 ここでも作業の流れは午前と変えずに、ただ、ネット掛けだけが少しイレギュラーで、若干、畝間がぬかるんでいたりもしたので、今日はポールではなく、篠竹をネットの支えにして、べた掛けにして、ネットの端は、風で飛んでいかない程度に、部分的に止めていきました。

 キャベツの苗は茎が折れやすく、怖い気持ちがあったのですが、自分も含め、みんなで丁寧に植えられて、育ててきた苗を大事にしてもらえて嬉しかったし、良い植え付けになっただろうなと思って、そのことも、とても嬉しかったです。

 

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 まだ苗なので、背丈は大きくても10センチあるかどうかという小ささ。株間40センチで、植わっている光景が、今はとても贅沢に感じるのですが、これから外葉が大きくなって、結球していき、この株間に見合ったキャベツに育っていくのを想像すると、(早く大きくなれ~)と思います。

 定植後は活着するまで水やりをしっかり目にやり続けます。
 今日は、畑全面に1200リットルほどの水をやってくれて、天気も曇りで、苗がぴんぴんした状態で植え付けられて良かったです。

 

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 広い畑に、沢山のキャベツで、作業の最初はドキドキしたけれど、みんなで自分の役割をコツコツと進めて、最終的には一連の定植作業を奇麗に終えて、これから担当の見守り隊のみんなに、良い形でキャベツを引き渡せたことが嬉しかったし、わたしも、苗から成長して、大きくなった美味しいキャベツが収穫できるように、できることをして、力になりたいなと思います。

(なつみ)

 

 

 1日を通して、桃の手入れや、バンドの合わせも行いました。東京での演奏へ向け、夜には楽器や音響機材を箱詰めし、積み込む用意をしました。

 また、藤井さんが来てくださり、夜7時から9時には、木版画教室もありました。
 この日の教室では、藤井さんが、なのはなの農作業の風景を木版画にしたものを、見せてくださりました。両手を広げて抱えるほど大きな額縁のなかに、トウモロコシが立ち並び、その間で女の子が鍬を振るっています。藤井さんが、その木版画をプレゼントしてくださり、嬉しい気持ちでいっぱいになりました。

 教室では、5月25日から勝央美術文学館で開かれる展覧会を目標に、版画を作り進めています。