【4月号⑤】「晴れの日、雨の日、一緒に走り続けて ―― フルマラソン大会へ向けて ――」 あけみ

 

 津山加茂郷フルマラソン全国大会、当日まで、もう1か月をきり、練習はピークの14・2キロに向けて、着実に距離を伸ばしてきています。フルメニューは、1月中旬から、ずっと皆と積み重ねてきています。

 朝に体育館に集まり、準備体操、身軽な恰好になって急いで玄関下に集合します。皆の顔を見ながら、実行委員で考えた、坂道を乗り越えるたのお題の発表があります。

「3月13日は、1が3に挟まれているから、サンドイッチの日……、ということで、皆が挟まれたいものを教えてください!」

 よくわからないお題にも皆が、戸惑いながらも考えてくれます。実行委員としては、皆のそんな困惑顔を見るのも少し嬉しかったりもします。そしてみんなで腕を10回大きく振って、スタート……。という、団体でのランニングも、本番1か月前になり個人走に切り替わりました。皆で一緒に同じ景色や、風景、小さな動植物の成長や発見を共有できなくなるのは、寂しいと思ったのですが、実際に個人走になり、走りだすと、近くに走っている皆を感じて寂しくなかったです。

 個人走で走るのは、本番で自分のペースを崩さずに走る練習にもなります。今までは、団体で同じペースである、時速8キロ前後でのランニングでした。しかし、ここからは皆で走っていた時速8キロペースを土台にしつつ、自分の走りやすいペースを見つけたり、自分のものにしていく期間になります。

 

■時速8キロ

 今までは、後ろを走る皆の様子や声、足音、お題のことなどを考えながら走っていたけれど、個人走になり、自分のランニングのペースやテンポに集中するようになりました。
 実行委員で、皆の前でタイムを見ながら走らせてもらっていたからか、皆と走っていたペースが自然と身体になじんでいることを感じました。個人で走っていても、やはり最後になのはなコースを皆と走っていた時の時速8キロ強のペースが走りやすかったです。

 


 

 だんだんと距離が伸びて、今は梅の木コースとなのはなコースの合わせて11・7キロのコースを走っています。最初、走り始めるときは少し緊張したけれど、実際に走ってみると、なのはなコースを走るのとあまり変わらないようにも感じました。皆の中で積み重ねているものが、確実に自分たちの身体をつくっているのだと感じ、嬉しかったです。

 雨の日が続き、なかなか外にランニングに行けない日もあります。ランニングが出来なくて歯がゆい気持ちもあるけれど、そんな日は、室内メニューを皆で進めます。

 

■雨の日トレーニング

 体育館で、主に体幹を鍛えるトレーニングと、有酸素運動と筋トレを組み合わせたサーキットトレーニングなどを行っています。室内メニューが重なってくると、インターバルウォーキングやインターバルランニング——速歩きとランニング、またはゆっくりの歩きと速歩きを交互に行うものです——をするなど、少し変化をつける日もあります。基本的には、計画したものを進めるように心がけていますが、少しでも皆が楽しく身体を鍛えられるように出来たらと思って進めています。

 

 

 練習ピーク時の距離は、石生コースとなのはなコース、そして梅の木コース、という14・2キロという長距離になります。これからは、今まで以上に謙虚に、慎重に積み重ねていきたいです。皆とだから、走り続けられていると思います。ありがたいです。今の目の前の一つひとつを、丁寧に、大切に、積み重ねたいです。