<医師となった卒業生が送ってくれたメールを掲載します>
自分の番号を見た時、涙があふれました。
嬉しいというより、重い使命を託された、ずっしりと身に滲みました。とても複雑な感情でした。保健所に集まった同級生達もみな複雑な感情をしていました。
私は勉強して勉強して、これ以上無いくらいに頑張って、高校ではトップクラス、大学でも上位の成績でした。神様はなかなか私を医師にしませんでした。医師になる前に、他の学生には無い試練をたくさん与えました。
「医師になる前にまず自分の傷を癒やしなさい。自分の飢えた愛を埋めなさい。人に愛を持って接し癒やしを与えられるように。」
「自分のように傷んだ人を救う、自分の使命を自覚しなさい。どこまでも利他心で生きる覚悟を持ちなさい。」
そう言われているのだと思います。そして、神様はGOを出しました。不完全だけれど、未熟すぎるけれど、私の魂は夢を追い続けるだろう、そう判断されたのだと思います。これからも、試練を与え続けられ、上の2つの事を問い続けられると思います。
なのはなのみんなに受け入れていただき、こんなに温かいそして希望に溢れた人間になれたこと、本当に感謝しています。
合格発表後、自然と足が向かったのは大学の図書館でした。学生の頃は国試レベルで精一杯でした。でもその奥にまだ私の知らない世界が広がっているのを知っていました。知りたい、心の底からそう思いました。
読んでくださってありがとうございます。