「身体が強くなると」 ほし

4月1日

 昨日の事になりますが、みんなとマラソン大会の下見と、りゅうさんのお誕生日運動会をできたことが、とても嬉しかったです。
 須原さんや、ひでゆきさんも来てくださっていて、一緒にできたことが嬉しかったです。
 りゅうさんのお誕生日運動会は、借り人・借り物競走のチームに入れてもらって、まえちゃんたちとペットボトルの花束を作らせてもらいました。
 まえちゃんが、ネットでその作り方を調べてくれていて、その画像を見ていると、ガラス細工のように精密で、ときめきました。
 それを実際にみんなと作りました。
 ライターであぶったり、スプレーで色を付けたりしながら、みんなとわいわいと作れた時間が楽しかったです。
 ペットボトルでこんなに素敵で可愛いものができるんだ、と思いました。
 発色の良い花束ができて、当日りゅうさんに喜んでもらえたことが嬉しかったです。

 競技の準備では、各お題を考えたりしていました。
 そのお題の中に、「手を使わずに耳が動かせる人」「こぶしが口に入る人」など、見つけるのが難しいかな、というお題もあったのですが、実際に、みんなが瞬時に見つけていて、笑顔で、審査員のところまで走って来てくれるのが、躍動感があって嬉しいな、と思いました。

 競技の中で、一番印象に残ったのは、『フリップカード』でした。
 表が赤、裏が白のカード40枚を散らして、それを1チーム対1チームで、1分30秒以内に、めくり合って、多かった方が勝ち、さらにタオルの尻尾をつけて、最後の30秒で取り合って、それも点数に加算される、というルールでした。
 めくったと思ったら、後ろから相手チームのまちちゃんが、地面を這うようにしながらめくっていて、楽しい怒涛の勢いと切迫感を感じました。
 それぞれのチームがみんなで楽しめる工夫を凝らしていて、りゅうさんやみんなと楽しく過ごせたことがありがたいな、と思いました。

 マラソン大会の下見では、私は初めて下見に行ったのですが、同じ車のゆりかちゃん「ここは、車では行けないけれど、あの道を走るんだ」ということや「ここで給水所やお手洗いがあるよ」ということを細かく教えてくれて、当日のイメージがしやすくて、ありがたかったです。
 スタート地点や折り返し地点で、車から降りて、お父さんがコースのことを話して下さいました。
「最後の3キロは、緩やかな登りになっていて、きつい」ということや、「加茂郷フルマラソンは、川があって景色が綺麗で、日本100マラソンのひとつ」「地域の人もおもてなしの気持ちで、応援したり、水や食べ物を出して迎えてくれる」ということを聞かせてもらって、マラソンの雰囲気も、想像できました。
 お昼には、近くのキャンプ場で、お弁当を頂きました。
 その公園では、ふきのとうやつくしも生えていました。

 42.195キロの道のりは、決して容易ではないけれど、石生の坂を思い出すと、フルマラソンを完走できそう、という勇気が湧いてきました。
 当日は、どこまで足や体力が持つか分からないけれど、完走を目標に、できるところまで精いっぱいで向かいます。

 今日から4月、ということで、外も一気に春めいたな、と感じました。
 フルメニューで、ランニングを走っていても、木蓮やシデコブシ、そして桜が咲いていて、一気に、花の蕾が開いたな、と感じます。
 ランニングの際に必須だった手袋もいつしか要らなくなって、長袖一枚で走れるくらい、温かい気候になって、気持ちも穏やかに気持ちよく走れます。
 今日もまた、フルメニューで気持ち的にも身体的にも、進歩したな、ということを感じました。

 今日は、石生、なのはなコースを走りました。
 石生コースを走っていた時、前までは「足が上がらない」「息ができない」と感じていたけれど、今日は、楽ではないけれど、すいすいと走って、気が付けば坂を上っていた、という感覚でした。
 なのはなコースの最後の坂を上るときは、物凄く息が切れていたけれど、今日は、程よい呼吸をしながら、最後の坂を上ることができました。
 気持ち的には、ランニングに出る前、走れそうもない、と重く不安に思うことがあったけれど、今は気持ち的にも持久力が付いた感じがして、不安な方に流れなくなったと感じます。
 上り坂も、走ることも、怖いと思う気持ちが少なくなりました。

 フルメニュー後の作業で、畝立てに行ったのですが、足腰もつかれなくて、息も上がらなくて「畝立てって、こんなにスムーズにできたっけ」と思うくらい、気持ちよく作業ができました。
「身体が強くなると心も強くなる」と、以前、まえちゃんが話してくれたことが、すごく腑に落ちます。
 個人走を走っていても、すれ違うみんなが「ファイト」と声をかけてくれて、それが力になるな、と思うのと、みんなの中で、力を養わせてもらって、走らせてもらっているな、と感じて、ありがたいな、と思いました。

 あけみちゃんが話してくれていた“なのはなコースの途中にいる黒いスーツのおじさん(本当の人ではありません)”を、今日、ついに見つけることができて、そのことが嬉しくて、あけみちゃんに「見つけたよ!」と話して、あけみちゃんも笑顔で返してくれたことが、嬉しかったです。